Thursday 29 November 2012

マルメロのミンスパイ

この時期で楽しみなのは私の場合マルドワインなのだけど、息子はミンスパイがたいへん気にいっているようす。
最初はお肉が入ってなくてがっかりしたけど(私だけではないですよね、挽肉の入ったミートパイだと勘違いしていたのは)、毎年食べていたらだんだん慣れてきて、小腹の空いたおやつタイムになら食べれるようになってきました。

さて、一段と気温が低くなり、水たまりが凍っていた本日、ミンスパイ作りを手伝ってきました。
花梨に似た果物、マルメロをたっぷり使ったミンスパイです。
200個作り終わって帰ろうとしたところ、お土産にできたてのものをたくさんもらいました。
その場でひとくち食べて、びっくり!
今まで食べたどのミンスパイとも違う。
抑えた甘さのフィリング(ミンスミートと呼ばれます)、上質な素材を贅沢に使ったパイ生地、こんなにおいしいミンスパイ、初めてです。
ミンスパイと、楽しい作業を手伝わせてくれたお礼を言い、いざ我が家へ。

帰宅早々全部完食しそうな勢いの息子をおさえ、ぼけぼけですがIXYでかろうじて撮影完了。

たぶん来週も手伝うミンスパイ作り、今度はもっとうまくできますように。

Friday 23 November 2012

キジとバタービーンズのポットロースト

寒いからなのか、食欲の秋だからなのか、「今月は日曜日にお肉のローストをしよう!」と思い立ち、いわゆるサンデー・ローストを楽しんでいます。
ポテトやグレービーを添えた王道レシピはちょっとおいといて、スパイスをたっぷりきかせてほろほろになるまでじっくり焼いたラムとレモン風味のクスクスだとか、シナモンと塩をすりこんで焼いた鴨と小豆入りピラフだとか、ちょっと変化球なものにサラダをたっぷりと添えて食べるのが気に入ってます。
日曜日にお肉をローストすると、2、3日はこれがランチのサンドイッチになったり、サラダになったりして、とても重宝するのです。

こちらはキジのポットローストです。
淡白なキジさんに、チョリソーやバタービーンズと一緒に鍋に入っていただき、オーブンで加熱するだけの世話いらずな料理。
レシピはRiver Cottage Everydayから。ウェブサイトにもレシピが紹介されています。(⇒コチラ。なぜかレシピ名に"parsley"がはいってますが、材料には入ってません。)
この日かなり遅くなってしまったため、パンなんてお皿にぽんっと乗っかって食べるだけになってますね。アーティスティックインプレッション(というかプレゼンテーションですね。へへ、オリンピックと混同しちゃった)なぞおかまいなしのショットですみません。ちなみにこのパン、リンシード入り天然酵母のパンです。おいしいパン屋さんで買いました。

ポットローストって、お鍋の蓋のおかげでオーブン庫内が汚れることもなく、使用後のお掃除も軽く拭くだけでいいという嬉しいおまけつき。
なんだ、なんだ、ポットローストって忙しい平日の夕食にぴったりじゃないですか。
時間はかかるけれど、早めに下ごしらえしてオーブンに入れておけばあとは2時間放っておいても平気なので、どんどん他のことやってられます。いいぞ、ポットロースト!
鋳鉄のお鍋があったらもっとおいしくできそう。
ストウブのお鍋が欲しくなりました。

Sunday 4 November 2012

フィロペストリーで二品

帰りが遅くなる時は、夕食の準備を済ませてから出かけるようにしているのですが、先日はその余裕がなくて、何も作らずに仕事へ。
でも材料はあるし、夫のことだからパスタでも作ってくれるだろうとさほど心配せずにいたのですが、夜帰宅すると彼が作っていたのはカマンベールのフィロペストリー包みとバクラヴァ。
「パスタでも作ろうと思ったんだけど、せっかく材料があったから」
だそう。

疲れてへろへろだったためカメラにおさめる余裕はなく、残念ながら画像を残していないのですが、レシピのリンク先を見て「ああ、そう、こういうものなの。」と想像していただければ幸いです。

カマンベールのフィロペストリー包みは、現在チャンネル4で放映中のJamie's 15-Minute Mealsを見て試してみたくなり、休日のお昼にでも作ろうと材料を買っておいたもの。ちなみにレシピはコチラです。ソースに使うクランベリーはまだ買っていなかったので、夫はラズベリージャムで代用してました。

バクラヴァは家族みんな好きで、ローカルのお店で売っているものや、中近東でお土産に買ってきてくれたものを食べたりしてきたけれど、正直、今回彼が作ってくれたものが今まで食べた中で一番おいしかった!日持ちのするお菓子でもやはり新鮮なうち、しかもホームメイドがおいしいんだなぁと思いました。
それと手前みそな話ですが、作り手の愛情がこもってるからかも。
自分だって仕事で帰宅は7時だったのに、わざわざレシピを探して、家族の喜ぶ顔を想像しながら作ってくれたんだと思うんです。 適当に食べてくれるだろうと安易にまかせっぱなしで出かけてしまった自分を反省しつつ、ありがたく、おいしくいただきました。

ちなみに一晩おいて冷めてから食べるともっとおいしいですよ。
レシピはガーディアン土曜版に連載中のダン・レパードのもの(コチラ)。パンの本はまだ1冊も買っていないけれど、実は買うなら彼の本がいいなと思っていてひそかに入手を計画中なのであります。

さて、気づけば11月。ふと見れば今月の歌も10月のまんま。
迷った末、11月のうたは2曲に決めました。

義姉の住む地方では雪が降ったと電話で言っていました。
チリチリに寒いイギリスです。