Monday, 14 September 2009

駆け足の週末

週末、結婚式出席のためこちらへ↓


そうです、観光客でいっぱいのウィンザーです。
結婚式当日だというのに、ファミリーをとても大切にする花婿は自らウィンザーを案内してくれました。
時間が限られているため駆け足でしたが、学生の時Another Countryを見て以来ほのかに憧れていたイートン校も見れました。(寮生活だったのですが、クローゼットに主演のルパート・エヴェレットの大きなポスターを貼ってたっけ。あの頃はめちゃくちゃ憧れたなあ、イギリス。東南アジアに住んでからはそのダイナミックさに惚れ、欧米に対する憧れは完全に消え去りましたが)
制服を着たイートンボーイ達も見れた。(やっほーい)
しかし彼らをカメラにおさめるガッツはなかった。(しょぼーん)

こんなお茶目なものがウィンドーにあるアンティークショップ(だったと思う)などもありました。


そして午後はアスコットにある教会へ。
式の最中は写真撮影などもってのほかなので、午前中に茶助のReadingのリハーサルのため訪れたとき教会の中を撮らせていただきました。
むかーしむかし、学生の頃、寮では毎週水曜日は礼拝のため門限が6時でした。
その礼拝中、学長のお話の途中で深~い眠りに落ち、みんなが立ち上がって讃美歌を歌っている間も爆睡するという不届きな学生でした。
だけど今でも夜中に目が覚めて恐怖を感じると祈りの言葉がつい口をついて出てしまうという変な癖が。
その頃毎日曜通っていたのはルーテルの、信者も一握りしかいない小さな小さな貧しい教会でした。
牧師さまはストイックで厳しい方でしたが尊敬に値する人物でした。
白蟻に侵された古いだけの建物は装飾も何もなく、しかし清貧という言葉がぴったり。
初めて足を踏み入れた英国教会のそのチャーチは、私の知るプロテスタントの教会とはずいぶん違いました。華美ではないけれどりっぱなパイプオルガン、ステンドグラス、十字架にはり付けられたキリスト像など、カトリックの要素を色濃く含むその様子に、そうなった歴史背景に思いをはせずにいられず、ひそかに興奮してました(笑) ヘンリー8世がローマ教皇の支配をうざったがって、『オレ様はオレ様のいいように結婚も離婚もするのだ!そしてオレ様が一番偉いのだ!!』とたくさんの人の血を流して教会を国家に従属させたのが500年ほど前のこと。宗教と犠牲が切っても切れないのがいつの世も同じだなんて、皮肉だなあなどとと余計なことにまで考えが及び。。。
余談はさておいて、式は感動でちょっとウルウル。
夕方から真夜中まで続いた披露宴では、花婿の誘いを断るわけにもいかず踊りましたよ、私。
アバのマンマミーアだよ、しかも。
茶助と麻呂はその貴重な光景をしっかりビデオにおさめたそうで。
・・・・・好きにして・・・。

翌日はロンドンへ。こちらも駆け足。
前日の讃美歌Bind Us Togetherが頭から離れないらしく、humする麻呂に隠れて笑いをこらえる茶助。
ゴキゲンな麻呂を先頭にこの日最初に向かった自然史博物館はなにかの理由で観覧できず。
とても、とても、とーってもがっかり。あ~ごめんよ~麻呂。
このご時世、mysteriousな置き包みひとつでも神経質にならざるを得ないといったところだとは思うのですが。。。仕方ない、また来よう。

大英博物館では2時間しかなかったのでEgyptian Roomだけに絞って観覧しましたが、それでもやはり時間が足りませんでした。
博物館大好きです。
歴史を想像するのが好きで、まるで宝の山を目の前にした海賊の気分でした。(というか、実際宝の山なんですけどね)
「それにしても、君も認めているようによその国の宝をよくもまあこんなに略奪してきたね。」
と言うと、そんな毒舌をまったく意に介しない茶助は、今スキャンダルになっているというギリシャの部屋に誘導してくれました。
題名:『とりゃっっ』(嘘です)


最後はこれ。

ハリーポッターが大、大、大好きで全シリーズを10回は読み返している
ハリーポッターおたくの麻呂。
ここはやっぱ外せません。
ロンドンはやっぱよかった!
Super cool.
そして鼻の穴もほこりでsuper真っ黒になった。

Steak&Ale Pie

先週のことになりますが、夕食にSteak & Ale Pieを作りました。
ビーフシチューなら赤ワインを使うところを、エールをにかえて煮込むだけなので、 作り方はあまり変わりません。(と思うのは私だけかもしれませんが)
ネットで調べて、一番シンプルだったこちらのサイトのレシピで作りました。

次の日、お弁当用にパイシートで包んだものがこちら。

甘酸っぱいドレッシングで和えた、ルッコラ、ディル、にんじん、松の実のサラダを添えて。
meatyだけど、さっぱり赤身なのでお肉の味わい深さが楽しめました。

Sunday, 6 September 2009

いわしのタジーン

Able&Coleで注文したいわし。
正直言って、生のいわしを使って料理したことがない。でも食べたくって。

自分の持っている料理本を何冊かパラパラめくりながら、アーモンド揚げにしようか、梅煮にしようか、それとも自家製オイルサーディンにしようかとと考えた末、tagineを作ることにしました。
タジーンとはモロッコやチュニジアなどの北アフリカのお料理で、あちらのトンガリ帽子のような鍋と、その鍋を使った肉や魚介、野菜の蒸し煮のことを指すとのこと。

不思議な形のそのお鍋をデパートなどで見かけたことはありますが、うちにはそれも、土鍋もルクルーゼのお鍋もないので、ふつ~の厚底のお鍋を使いました。
レシピはMoro Eastより。Fatima's Sardine Tagineというもの。

ハーブやオイルなどを混ぜたペーストをいわしに塗り、薄切りにしたポテトやトマトの上に並べたらレモンの輪切りと唐辛子を乗せ、弱火でじっくりじっくり蒸し煮にします。
実に滋味にあふれたおいしさでした。

Thursday, 3 September 2009

Abel&Cole

9月だよ、もう夏は終わったんだよとでも言いたいのでしょうか?
先日、大雨に混じって雹が降りました。
路上に落ちている白いのがそうです。

おもしろいなあ、こんな時期に雹って降るものなんだなあ。

でもお天気が良くないとなると楽しくないのがお買い物。
野菜や果物なら比較的徒歩圏内(往復1時間以内)に新鮮でおいしいものを調達できるお店があるのですが、お肉やお魚となると難しい。
近所のお肉屋さんは地元の農家から仕入れていて、それは嬉しいけれど、お値段が高め。
魚屋さんは一軒ありましたが知らぬ間につぶれていました。
(そりゃそうだろうなあ。。。全然新鮮そうじゃなかったものなあ。。。)

それでずっと気になっていたのが宅配サービスのAbel&Coleです。
ここは野菜や果物だけでなく、お肉や魚、乳製品や調味料その他などもあり宅配料はわずか99P。
というわけで、今回初めて注文してみました。

スーパーや一般のお店と違って野菜も果物も形や大きさがバラバラで、やや小ぶりですが、それがまた愛しい。
これ全部で35ポンド。
高いと取るか安いと取るかは人それぞれだと思いますが、私はとても満足です。

先日散策ついでにとある農場のファームショップに立ち寄りました。
朝取りの新鮮卵にそこで作られたベーコンとガモンを買い求めましたが、その安さにびっくり。
食べてみてそのおいしさにさらにびっくり。
道々あっちこっちになっているブラックベリーを摘んで帰り、それでジャムを作りました。
6マイル(約10km)hillyな道を歩きまわり、も~フラフラでしたが、実り多い散策でした。