Friday, 2 March 2012

5冊め

40になる年に、いい節目だからこれから10年間を綴っていこうと始めた日記も5冊目になりました。(1番上に乗っかっているのは別の用途のノート)
こぐれひでこさんがエッセイでご自身がずっとつけておられるという日記のことを紹介されていて、それがとても楽しそうだったので私もそれをまねっこ。
まねしたのは・・・
  • 1日1ページのダイアリーを使う(写真で見たところどうやらこぐれさんはクオバディスのスケジュール帳を使用のご様子)
  • もらった葉書や美術館の入場券、ワインのラベルなど印象に残ったものなんでもはさむ。
とこんなこと。
最初無印良品の1日1ページのA5サイズくらいのダイアリースケジュール帳を使ってましたが、どうやらあれって2年で製造されなくなったらしく、友達も探してくれたのですが手に入らなかったので、それからはモレスキンの大きいサイズのダイアリーを使ってます。黒のハードカバーで余計なページが何もない私の求めていたフォーマットで気に入っています。3冊目になりますがまったく飽きません。

その日に起こったことの詳細を書き記すことはめったになくて、たいていは簡単にサマリーを書くのみ。あとは作った料理のイラストを描いたり、仕込んだ保存食や家事について記録したり、見に行った映画の半券や印象に残った新聞の記事を貼ったり。または、これ欲しいなあと思ったものの写真を切り抜いて貼ってその横にコメントを書いたり。友人からもらって嬉しかった手紙やカード、訪れたギャラリーのパンフレットなどをはさんだりしていると、1年が終わる頃には手帳もぱんぱんに。年の始めには1年の計をあれもこれもと欲張って書き、毎年見直す人生の目標なども彩り豊かに書き添え、日記帳にはいわば私の全てが赤裸々に詰まっていることになります。(言い過ぎ!)

だけどひとつだけ気をつけていることは、後で見て懐かしく感じられるようなものにすることで、感情的なことをえんえんと書かないことです。そんなもの後で見たら負の感情がよみがえったり恥ずかしくなったりして日記捨てたくなりそうじゃないですか?
 どうしても書きたいことは、『床下の小人たち』のアリエッティのように1行にまとめておきます。

”茶助、飲んで帰り遅し”

とか(笑)
村上春樹さんの奥さんではないけれどいつか何かの役に立つかもしれないし※
何かの裁判になったら日記でさえも証拠になり得ると聞いた覚えが。裁判ではなくとも、この借りている家について記録しておいたことがちょっとだけ役に立ったこともありました。

時には忙しくて1週間まったく空欄、天気の記録さえないというときもありますが、それでもいいのです。”毎日つけなくちゃ”なんてプレッシャーのないのがこのスタイルのよいところなのですから。

以前村上さんのエッセイで読んだのですが、奥様が何か村上さんに関して気に入らないことか何かあったときに「日記に書い ておくわ。いつか何かの役に立つかもしれないし」と言ったらしいのです。それで村上さんは「なんなんだ。なんの役に立つって言うんだ?」と思ったそうで。

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