これ、今の私にとってなくてはならないセットです。
写真上から生姜粉のペースト、医療用ガーゼを折りたたんで縫い合わせたもの、それから薄いビニール袋。
私の腰痛用シップセットなのです。
①約30gほどの生姜の粉を約600mlくらいの水と混ぜ、ペースト状になるまでゆっくり20分ほど煮込む。
②①のペーストを布に塗り広げる。または布をペーストに浸して絞る。
③それを腰の痛い部分に貼る。
生姜ペーストが染み出て衣服に付着するのを防ぐためシップの上にビニール袋を重ねます。(ビニール袋はできるだけ使いたくないもののひとつですが、今のところ代わりのものがないので気休めではありますがせめてdegradableのものを。。。)このまま家事とかもできますが、シップがずれないように布などでしばる必要ありです。私は妹が送ってくれたユニクロの腹巻をつけたり、伸縮性があって体にピッタリそうキャミソールを着て固定してます。
貼ってしばらくすると生姜ペーストがどんどん温まって、ついには「あちっ!」というほどに。私はたいてい2時間から半日ほど貼りっぱなしにしてますが、入浴やシャワーの2時間前は塗布を避けてます。火傷のようにヒリヒリしてしまいますから。
この生姜シップのことはこちらのブログで知りました。
ここで紹介されているsemi-supine positionも痛いとき、散歩などの軽い運動の後、家事の合間などにやっていますが、ただこうして横になるだけなのに10分もすると痛みなどなかったかのよう。
全ての人に効くわけではないかもしれないけれど、私の場合はこれで症状がずいぶん改善されたのでここにシェアすることにしました。試される時は自己責任でお願いしますね!
ここからは長々とつぶやいてますので気の向いた方だけどうぞ。
今までぎっくり腰をしたことはあったけど、こんなに長引いているのは初めてで、症状が改善してきているとはいえやっぱりなんだか茎の折れたタンポポみたいな腰部分の頼りなさは否めないし、座りっぱなしは脚や膝が痺れて、吐き気がしてしまう。なので仕事での避けられないパソコン使用は立ってやったり、しばらく座ったらウロウロ動き回ることを定期的に入れるなどして工夫してます。実はこの記事も立ってタイプ中です。重いものを持ち上げたり、持ち運んだりを避け、適度に動いて時々semi-supine positionで横になるというのをくるくる繰り返すのが(もちろん生姜シップも!)楽であり、回復に役立ってもいるように感じます。
GPによるとどうやら椎間板ヘルニアらしいのだけど、イギリスの公共医療のことをご存知の方(というかその崩壊ぶりに直面した不運な方)には想像つくと思いますが、GPというホームドクターに診察してもらっても、「鎮痛薬でも飲んで普通に生活しなさい」で終わりです。
普通にと言われても、その前の5週間、痛みに堪えつつ仕事も家事も普通にこなしたけど悪化するばかりで、ついに立つことも座ることもできず、横になっても痛みがひかない状態になってしまったから診療所まで行ったのですが?と思いつつ、鎮痛薬は嫌いなんですと言うと「コデインは試した?」とより強い鎮痛薬を処方される始末。『レッズ』で八方塞な境地に陥ってるウォーレン・ビーティみたいな気分になりました。セカンドオピニオンもファーストとなんら変りなく、残念なことですがNHS(イギリスの公共医療)は頼りにならぬという結論にたどりつきました。
GPに行く前にかなりの数の腰痛に関する英日さまざまなサイトを見てはいたので、自分の症状と照らし合わせてヘルニアかもしれないなあとは予想していました。寝ているしかなかった2日間のあいだ、携帯を手にさらに情報を探しまくり、そんな時に見つけたのがリンクをつけたエリザベスさんのブログです。
科学的なお薬、必要な時もあります。本当にひどい歯髄炎なのに歯科医の予約が取れなかった時は鎮痛薬なしでは失神しそうだったし。
でも腰痛はなー、どんなに痛くとも薬に頼らず乗り切りたいです。第一、副作用の方が不快で。。。
夫はどんな薬を飲んでも副作用ないみたいでわりとすぐ薬に頼る方ですが、私はある種の風邪薬や鎮痛薬を飲み続けると皮膚に痒みが出たり、呼吸が苦しくなってくるのです。でもドラッグストアに勤める知り合いに言ったら「気のせいよ」って。笑
今回のことでつくづく思ったのは、体の不調を放りっぱなしにしておくといつか痛い目にあうぞってことと、自分の健康管理が甘かったということと、イギリスのプライベート保険入っとくべきだった、の3点です。夫も保険のことでは同感のようで、家族で入れる医療保険を探すことにしました。
最近、この2ヶ月で初めて両手で顔が洗えるようになりました。かなり膝を曲げて、ササっと済ませる程度ではありますが。それから靴下や靴の脱ぎ履きもずいぶん楽に。
たったそれだけのことなのに本当に嬉しい。健康って当たり前ではないのですよね。とくに40も半ばを過ぎるとね。体が動かせるって素晴らしい。ラジオ体操もそろそろ再開できるかな。
14 comments:
立ったままこの記事を書かれたのですね。
想像するだけでいたわしいです。
日本だと整骨院とかもありますが、イギリスでは
ないのでしょうかね。
あまり無理しないように、ご自愛ください。
梅さん
40代を過ぎての体の不調って、「あー、自分もトシだー」っと思わせるものがあり、余計キツイですよねー。
腰痛、薬に頼りたくないのであれば、ホメオパシーのレメディを摂ってみるという手がありますよ。
動き始めが特に痛い、でもしばらくゆるい感じで動いていると少し楽になる、暖めると楽になる、という症状なら、Rhus-toxっていうのが向いてます。
何をしても、動かすととにかく痛い、という場合には、Bryoniaがあっています。
神経から来る痛みには、Hypericamってのがあります。
あとは、腰が壊れそうに痛い場合はKali-carb
薬を飲むと皮膚に発疹が出るのは、肝臓で解毒が間に合ってないからかも知れません。
肝臓デトックスもおススメ。
余計な御世話かなー、と思ったんですが、でもこういう選択肢もありますよ、っていうことで(実は私、ホメオパスの資格持ち)
薬と違って、即効性が感じられないかも知れないですが、症状がレメディとあっていれば、ゆるゆると穏やかに効いていきます。
ではでは、お大事に。
bonkleyさん、ありがとうございます。
ははは、立ってた方が楽なんですよ^^;
イギリスも自分でお金を出せば選択肢はいろいろあるのですが、かなり高額になると聞いてます。
賢明な人は個人で保険に入って備えているみたいです。
私たちもいい勉強になりました。
でもとにかく、私のは最悪のケースではなさそうなので地道に健康管理して治します。あ、でも無理はせずに、あせらずにですね!
なんと。
用途は違えど、今回インフルエンザは、生姜の大量摂取で乗り切ったところです。
紅茶におろし生姜を加えて飲んでいました。
生姜は発汗が促される感じがするから不思議です。
お国は違えどホームドクター制度の憂鬱は一緒ですね・・・。
大概は「自宅で静養して様子をみましょう」だし、薬と言えば「パラセタモール」の一辺倒だし・・・。
しかし腰の痛み早く治まると良いですね。
お大事にどうぞ。
norikoさん、アドバイスありがとうございます。
余計なお世話だなんてとんでもない!
そうなんですよ、今年に入って、40代は今までみたいにしてちゃいけないんだなって痛切に感じてます。
体力が努力しないと維持できないものになってきてるなって。なんだかしみじみ、「曲がり角よのー」って。
肝臓の解毒、ドキッとしました。
思いあたるわ。。。
それにしてもnorikoさん、いろんな資格をお持ちなんですね!
zingoさん、ありがとうございま。
オランダもイギリスと同じで専門医に直接行けない制度なんですね。しかも「パラセタモール」まで同じ!笑
なんと、zingoさんも生姜パワーで乗り切っておられたとは。
我が家でも生姜は欠かせない食材です。生のも切らさないようにして料理に、ドリンクに大活躍です。
夫は生姜とマヌカハニーで作る飲み物をずいぶん長いこと飲んでたんですが、あの頃から前より丈夫になったように思います。気のせいかもしれないんですけどね^^;
最近はちょっと風邪気味かなって時は彼特製のホットジンジャードリンクを作ってくれるのですが、これが不思議と効くんですよ。
紅茶に入れるのもいいですよね。
紅茶は陽の飲み物だそうで陰の飲み物のコーヒーと違って体を温めるのだそうです。
梅さん、そんなにひどい状況だったとは。。。
大変でしたね。
ほんとに、日本だと、良い悪いはともかくとして、
あらゆる手段を試すことが出来るけれど、
イギリスでは、そう簡単には行かないのですね。
このショウガのシップの威力に驚いています。
そして、これからまた、始めるという玄米。
もしかしたら、凄く良いかも。
内側から内蔵をきれいにしてもらえれば、内蔵から来る障害は取り除かれるので。
腰痛にそういうのは、少しは関係ありそうな気もします。(椎間板だと効かないかな〜?)
どうぞ、お大事に。
mimiromiさん、ありがとうございます。
公共医療サービスに関しては残念ながら『ただより高いものはない』ことが多い気がします。保守党が政権を握ってからはさらに「そこ削るっ??」というようなところから予算を削ってますので(福祉とか、医療費とか、教育費とか)利用者だけでなく医療に従事している現場の人達だってジレンマをかかえているのではないかと想像してます。だって病気の人や怪我した人の手助けしたいから医療の道を選んだ人がほとんどのはずだと思うんですよ。ほとんどが言い過ぎなら、少なくとも私が会ったことのあるナース達は。
生姜シップは実は最初、全然期待してなかったのです。でもエリザベスさんは体験をもとに書いておられたので興味をひかれて。効かなくてもともとだと思って試してみたら。。。
ほんとに、なぜなんでしょう。温めるだけなら貼るカイロでもいいのに、気分的なものもあるのかな?
あと、そっか、玄米はそういう効力も期待できそうですね!
内臓も喜んでくれるかな^^
うう、辛そう。。。
無理せずゆっくり養生してくださいね。
生姜紅茶、私も最近毎日飲んでいて、
そのせいか今冬は風邪知らず。。。
(でもちょっと胃にキツイんですよね。。。。)
外用薬としてもそんなに効果があるとは驚きです。
生姜の仲間のウコンが腰痛や関節の痛みにも
とても効くってことで、ダンナっちにTurmericのサプリ飲ませています。
ヘルニアの痛みは神経ですかね。
ちょっと違うのかな。。。
とにかくお大事になさってください。
早くよくなりますように。
重いグラナイトのまな板持ち上げたりしたらダメですよ。(笑)
梅さん、私も腰やっちゃいました。
しかも健康になりたくて始めたラジオ体操で!!
慣れてきて油断しました完全に。
湿布とコルセットで2~3日で治りましたが本当に健康って幸せです。
胃弱と卵巣の手術をした事があって腹回りが特に弱くて寝るときはゆたぽんが手放せません。
最近どっこも痛くない日はよく「元気っていーねーー!!」と叫んでいます。(家で)
調子を崩す度に自分の身体のこと知らな過ぎだなと反省します。
生姜湿布、とっても良さそう!ぜひとも試してみたいです。
梅さんもお大事にしてくださいね。
catswhiskersさん
ありがとうございます。
飛び出したヘルニアが神経根を圧迫して痛むらしいですよ。
へー、ウコンってそんな効能もあるんですね!
知らなかった。じゃあ今日はレンズ豆のカレーにしようかな。生姜もたっぷり入れて^^
グラナイトまな板、はは、catswhiskersさんするどい(笑)自分で持ち上げようとしたらやばかったので家族に動かしてもらってます。
それにしてもご主人も腰痛か関節痛お持ちなのですね。
ウコンが早く効くといいですね。
shironkoさん、ありがとうございます。
でもshironkoさんもそんなことになっていたなんて(;_;)
早く治ってよかったですね。
ラジオ体操は後に反ったり、上半身を回す運動が多いですよね。ピョンピョンするのもあるし。
まだちょっと無理で再開は先になりそうです。
生姜湿布、まずはレシピの6分の1量で作って狭い範囲で試された方がいいかもしれません。慣れていないとほんとにびっくりするほど熱くなるので。
私もこうなってから湯たんぽの良さに開眼しました。ほんとに手放せなくなりますね。
shironkoさんが元気っていいねーって家で叫んでる日がどんどん増えていくことをここから祈ってますよ!
どうぞお大事に。
こんにちは、梅*さん。
腰痛でそれ程までに苦しまれていたんですね。
祖母が生前よく口にしていた言葉、『四十暗がり(しじゅうくらがりと読みます、念のため)』
どうやら本来の意味は、40前後に視力が衰えてくるよ・・・ってことらしいのですが、実家では40前後には所々体の不調が表れてくるよって解釈されております。いい加減な家庭です(笑)
でもその裏に、40辺りの不調が良くなるも悪くなるもその時の対処次第・・・というのがあるようです。
どうやら今がその時のようですね。
生姜の湿布は色々と効果が認められていますもの。
どうぞ無理をなさらずご自愛下さいね。
そうそう・・・今は亡き父親の民間療法。
腰痛には砕いて粉にしたクチナシの実・小麦粉・卵を混ぜて湿布しておりました。
今、ふと思い出したのでほんのほんのご参考までに。
しんさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
ぎっくり腰は今までに何度かあったのでいつものことだと思ってけっこう無理してしまい、それが一番いけなかったかなと今となっては後悔してます。でもお恥ずかしいけど、生活習慣もあると自覚してます。それから姿勢も。。前はあんなに姿勢がよかったのに最近すごく姿勢が悪いよと夫にも息子にも言われていた矢先でした。
四十暗がり、本当にそうですね。
妹がメールで、若くもないんだから治るのにも時間がかかって当然、気長にかまえないと、といったことを言っていて、そうだ、健康を害しやすいだけじゃなく治るのにも時間がかかるんだ、と気づきました。
なんてことばかり書いていると40代になりたくないなんて若い人に思われてしまいそうですね。
精神的には20代よりは30代、30代よりは40代の方が楽なんだけど。
40代だっていいものですよー、みなさーん!(笑)
それにしてもいろいろな民間療法があるものですね。
クチナシの実が漢方薬だということを初めて知りました。
しんさんも花粉症、ひどくないといいですね。
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