子供のころ、大きな台風が来ると父から「避難せなんかもしれんけん、荷物ばまとめとけよ。」という指令を下されてました。
そのたびに、ボストンバッグ(懐かしい!)に、少ないお小遣いで少しずつ買いためた大事なコレクションの中から、苦渋の決断の末に選ばれたコミックスだけを詰め込んだのを思い出します。
衣類や勉強道具を持っていくことなど思いもつかなかったトンマな子でした。本当に避難することにならずにすんで幸いでした。
でもあの経験で、選択するということは自分にとって本当に大事なものを改めて認識することなんだなと(トンマはトンマなりに)子供心に悟った気がします。
妹は子供の頃のことは記憶喪失のように、きれいさっぱり忘れてしまっているらしいのですが、彼女がバッグに何を詰めていたのか、ちょっと気になるところです。
2 comments:
子供の頃は台風もちょっとしたイベントでした。
戸に釘打ったりして、台風の到来を待ちましたね。
避難したことはないですが、瓦が半分ぐらい吹き飛ばされたことが一度あります。
その時だけは本当に怖かったですね。
bonkleyさん、10年ほど前に超大型台風が来た時は、うちも実家の屋根が吹き飛ばされたんですが、あのバリバリという音!台風のたびに怖かったけれど、あの時が一番恐怖を感じました。
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