Wednesday, 27 November 2013

石釜オーブンで思う


去年か一昨年のことだったと思いますがリバーコテージのパン作りの本に、著者であり、ヒュー(Hugh Fearnley-Whittingstall)のTV番組にもちょいちょい出ていたパン職人のダンが石釜を手作りしよう!と、作り方/建て方を紹介しているのを読んだように記憶しています。イギリスに来て以来、つくづくと、どうしたらできるだけ物価や光熱費の値上がりに振り回されない生き方ができるかを考えずにおれず、なんというかそれが我が梅印家族としての目標というか”まんなかプリンシプル”なっているので、電気やガスがなくなっても料理ができる石釜を、自分の家を持つことができたら真っ先に建てるぞと立ち読みしながら心に誓いました。

ところで最近ちょいちょい小さな業務用のストーンオーブンを使う機会があります。電気式ではあるものの、ようは二段式になっているオーブンの上部、中部、下部に組み込まれた石を熱することでベーキングしたり野菜をローストしたりするもの。
そしてこの電気式ストーンオーブンで焼くと、ロースト野菜もベーコンも、ウチのコンベクションオーブンとは出来上がりがまったく違うのです。じっくり火が通り、おいしい。明らかに味が上。それでますます石釜オーブンへの夢が膨らんでいます。いや、電気式石釜オーブンが欲しい!
でももちろん、ちゃんとしたものを買おうと思ったら4桁ポンドは覚悟しておかないといけないわけですけど。

今日は友達とウチで一緒に昼食を食べてから植物園まで散歩する予定だったのに、寝坊したおかげで昼食のためのピザの出来上がりが大幅にずれてしまい、急いだため非常に不本意な出来になってしまいました。悔しいので帰宅してから晩ご飯を食べて、夜9時過ぎてもまだピザを焼いてます。生地がややだれてしまってはいるものの食感はこういうのを食べてもらうはずだったのに。
粉モノはいつも時間をかけてじっくり発酵させる方法で作り、イーストを増やしたり温度を上げたりして急がせないから、なかなか思う通りのタイミングでできません。だけど、これもまた我が家の”まんなかプリンシプル”というか基本姿勢なのであります。

写真はローストトマト、ロースト紫ブロッコリ、水牛モッツァレッラ、かぼちゃの種のピゼッタです。
バジル乗せるの忘れちゃった。

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