Friday, 8 October 2010

Fish Forever

何度もしつこいようですが、私はHugh Fearnley-Whittingstallが大好きです。イギリス生活でのとっかかりになったのが彼の存在だと言っても過言ではありません。
そんな私の食の師匠、憧れの存在、一生のうち一度は直接会って話してみたい3人のうちの1人(さてあとの2人は誰でしょう、へへっ)、できればデートもしてみたい心ときめく殿方---HughのTVシリーズ、River Cottage Everydayがこの秋Channel4で放映されています。River Cottageのある木曜日は10時からTrue Bloodもあるので木曜夜は私のTVデーです。
Hughのわかりやすいイギリス南部の英語とTrue Bloodのアメリカ南部訛りの英語は私にとってはどちらも聴き取りやすく、いちいち「え?なんてった?」とならずにすんでストレスフリーでこれまたよろしい。

先週のRiver Cottage Everyday(以下RCE)のテーマは"Fish"でした。
今週の"Vegetable"もすごくおいしそうでマッシュルームを生で食べてみたくなったし、Hughの提案で消防士さんたちが作った野菜料理もとてもおいしそうだったのですが、先週の放映後に触発されてネットで注文した魚達が昨日届いたので、これから週末までディナーは毎日さかなさかなさかなー♪を食べて頭をよくする所存でございます^^(近くに新鮮なものを手に入れられるお店がないので魚介類はもっぱらAbel&Coleから頼んでいます。新鮮でethicalでしかも価格も良心的でおすすめです。)

RCEで私達の興味を引いたのはムール貝とニシンの燻製を使った料理。
シェフのTimが作っていたkipperのフィッシュケーキがものすごくおいしそうだったし、彼が口にした"kipper carbonara"という言葉に茶助が目を輝かせておりました。
簡単でおいしそうで、作ってみたいと思える料理ばかりなのも今シーズンRCEのよいところです。

さてムール貝、自宅で扱うのは初めてです。いや、イギリスに来て貝を食べるのが初めて。
というのも茶助は日本ではシーフードに弱く、お寿司を食べてもたま~~にやられてたし、貝類を食べると必ず反応が出てました。
ある4月、近くの海に潮干狩り(※1)に行って捕獲した大量のあさりを持ち帰り、バター炒めやスパゲティボンゴレなどを堪能しました。
その夜、私と麻呂はすやすやと寝ているのに、茶助だけ夜中ずっと嘔吐。
トイレとふとんを往復し、げえええ、うええええと擬音語そのものの音を発しながら吐いていたっけね・・・(遠い目)
でもムール貝なら大丈夫そうだと根拠もなく自信満々なので作ってみることにしたのです。
砂抜きの必要もなく扱いやすいのですね、ムール貝って。
流水でわしゃわしゃとよーーーく洗ったら(ひげが出てれば除去)シンプルににんにく、バター、ベーコン、万能ネギと塩・胡椒で蒸し焼きにしただけ。
白ワイン入れるの忘れてた。
なのに本当においしかった。
次回はHughのこのレシピで作ろう。

さて茶助の反応ですが、夜中に嘔吐することもなくすやすやだったそうです。
よかった。

今夜はspratsの天ぷらだす。

追記※1
”近くの海”とは長浜海岸のことです。実家から車でびゅんと行けるにもかかわらず、潮干狩りなんて実に何十年ぶりでした。
中学の歓迎遠足は長浜海岸で潮干狩りが定番だったと記憶しています。
潮干狩りの後は、清風館で濡れたジャージのじめじめ感をちょっと気持ち悪いなあと思いつつお弁当を食べたっけ。
もしやイギリスで潮干狩り?!と誤解を招いてはいけないと思って、念のため。

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