Monday, 17 June 2013

好きになると、とことんなんです

 初めて『イングリッシュ・ペイシェント』を見たときは、なんだただの不倫ものじゃないかいで片付けてました。
しかし『ナイロビの蜂』でレイフ・ファインズに胸をぎゅーっとつかまれてから、もう1度見直したら、砂漠を舞台にした悲しくも美しい叙情詩になっておりました。そこからサントラを聴き、レイフ・ファインズ朗読によるオーディオ・ブックを通勤の車の中で毎日聴き、しまいには原作も読みました。原作を読んでこの物語がますます好きになりました。

それ以来、レイフ・ファインズの関わった作品は入手可能な限り見て、聴いてきました。

いったん好きになるととことんなのです。



ちなみに、作中、イタリアの廃墟となったヴィラでジュリエット・ビノシュがピアノを弾くシーンがありますが、その時奏でていたゴールドベルグのアリアを聴いたことがグレン・グールドを知るきっかけに。

ひとつの好きが輪を描いてどんどん他の好きが増えます。
好きが増えると幸せだな~な瞬間が増えます。

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