Friday, 9 December 2011

暮しのつぶや記手帖 スポンジクロス

秋から冬にかけては朝の仕事がひとつふえます。
北東側の窓にたっぷりと付いた結露をしっかり拭きとること。

スクレイパーと古タオルを使って毎朝1階から3階まで拭くおかげで、この時期は窓の桟までもがいつもきれいなのがおまけです。

その結露取りの他に、年中欠かせないのが水回りの湿気対策。
夜はシャワーを最後に使った人がバスタブやタイルの水気をしっかり拭き取ることになっており、朝は私が、バスタブの掃除をした後に一滴の水も残さないように拭きあげるのが日課です。水気がなければカビも増えることはできまい、ザマミロなのです。

日本のように防カビの材料でしっかり作られておればよろしいのですがここはイギリス、そんな配慮なくやっつけ仕事でなされた作業が目立つので、テナントの毎日のケアが大事なのを肝に銘じておかねばなりませぬ。

最後の仕上げにステンレスの蛇口やシャワーヘッドを乾いた布で拭くのですが、そうするとピカピカになって快感です。そう、快感なのです。快感で、なんとなく”禅”なひとときです。

ところでこの 水気を拭く という家事が最近10倍楽しく10倍楽になりました。
ある日、ふと目についたsponge clothと呼ばれる商品を買い求めたのですが、あまりの使い勝手のよさに今までの苦労はなんだったんかいなと思うほど快適です。

水気を拭き取ったらギュッ、拭き取ったらギュッを繰り返して、水滴を残さず吸い取ることができる上、乾くのもとっても早い。(←太陽光線の少ない冬のイギリスではこれとっても大事) ぬるま湯でサッサァと洗い流すだけで汚れも簡単に落ちます。おまけに折り紙をひとまわり大きくしたほどのサイズで場所もとりません。

スポンジというとまさに消耗品で、使ってもリサイクルはできなさそうだし生分解もできなさそうで、困ったちゃんのひとつだったのですが、このsponge clothはセルロースとコットンでできていて、リサイクルはわかりませんが、生分解はされてくれそうです。
本当にえらいコです、スポンジクロス。スポンジボブだってbiodegradableではあるまいよ。

この溺愛ぶりに、夫が『梅*のスポンジタイム』などと名づけました。

私が買ったのはドイツのViledaという会社のものですが、他にもいろいろ出ています。スポンジタイム未体験の方はぜひお試し下さい。

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