おそらく10年以上前になるのではないかと思いますが、新聞に掛布雅之さんのインタビューが掲載されていて、彼が野球哲学のようなものを語っているのを読んだことがあります。
詳しくは覚えてないのですが、ひとつだけ強く印象に残ったのは彼の言うところの”準備”。
どんな時でも”準備”を欠かさないのがベストを尽くすことなのだと、そんなことを言われていたと記憶しています。
”準備”、つまり練習だったり、研究だったり、健康管理だったり、”準備”に余念がないというのはある程度までやってこれでよしではなく、常に、それこそ毎日毎日欠かさないことなのだとそういうことでした。
これを思い出すきっかけになったのが、ふとした会話から(たぶん天才について話していたときだと思う)茶助に見せられたマイケル・ジョーダンのビデオクリップ。
マイケル・ジョーダンもまた掛布さんと同じ意味のことを語っていました。
茶助の聞いたところによれば、どんなことでもその道で秀でるには10000時間必要なんだそうで、天才、天才と人は言うけれど、その”天才”は10000時間を軽く越える時間を費やした人であることは間違いがないのだと、そう言うのです。
そんなにきっちり時間数で決めるのは、他の要素もあるのでむずかしいと思いますが、でもまあ言いたいことはわかります。
以前記事にした気がしないでもないですが、よしもとばななさんがまだ吉本さんだった頃に「パイロットになりたい人が本気で努力すればなれないはずがない。」と書いていました。
もちろんなれない理由だって様々考えられるわけで一概には言えないけれど、でも私はこのばななさんの言葉に「ほんとにまったくその通りだ。」と同感し、掛布さんの言葉に目からウロコを落としてもらって、ずっとそれを信じて生きてます。
準備とは努力。
そして努力できることは才能なのだと思います。
何かにひたすらつき進むだけではなく、地道な努力をコツコツと1年365日続けるって誰にでもできることじゃないですものね。
10000時間はともかく、毎日コツコツと続けて10年くらい経ったときに「あら、私できるじゃないの。」って思えたらそりゃあ嬉しいわ。もし10000時間を目安にするなら1日3時間やって10年。
2022年に今年始めたことの成果がどうなったかここでご報告できたらいいなと、また気の長いことを考えておる本日でした。
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