夫が夕方から出かけて行きました。
20年来の親友としばらくぶりに会うのです。
親友と飲む時、帰宅はいつも日付が変わってから。
「飲みすぎないでね。」
ではなく
「とことん飲んでらっしゃい。」
と送り出す。
彼が晩ごはんも外ですませてくるこんな日は、じゃがいも料理を作ります。
今日は挽肉があるから簡単なコテージパイを、、、のつもりだったんだけど急遽変更。コロッケを作ることに。
ふと、最近息子が喜ぶものを作ってなかったなと思ったのでした。
じゃがいもと豚の挽肉と玉葱だけのコロッケ。
カレー味とかじゃなく、コーンも入ってない。
ナツメグを少し挽いて塩胡椒で味付けしただけ。
これが、好きなのです。
テレビでテニスの中継を見ながら息子と二人でコロッケを食べる。サクサクしてお肉の旨味がじゃがいもにしみておいしい。息子はテニスの話ばかりしているけれど、満足しているのがわかります。衣をつけたり揚げたりが面倒でコロッケやメンチカツっていつさけてしまうのだけど、嬉しそうな顔が見えると作ってよかったなと私も嬉しくなる。
ところでパン粉って空気のような存在でありながら主役を引き立てる、欠かせない食材ですよね。ときどきイギリスの料理家やセレブリティシェフなんかが日本スタイルのパン粉を材料に使っていたりします。いわゆるbreadcrumbsとは区別されpankoと呼ばれます。
夫はちゃんと食べたかな。
じゃがいもが大の苦手な彼、すきっ腹で帰ってきてもパンとチーズしかないよ。
あ、でも、そうか、パンとチーズがあるからとりあえずは安心。
8 comments:
美味しそうな話しだけで、コロッケの写真が
ないじゃないですか。
コロッケが私の頭の中でサクサク音を立てて
鳴り止まないです。(笑)
bonkleyさん、ごめんなさい~。
写真撮らなかったのです^^;
博多のおいしいコロッケ、今度ブログで紹介してください。
私もコロッケの写真が無い~!って思っちゃいました。(笑)
息子さん、素朴な正統派コロッケが好きなんですね!
あー、コロッケなんてどれだけ食べてないかな~。
とんかつとかコロッケとか、労力が大きいのに
失敗率高くてなかなか敷居が高いです。(T_T)
Miyukiさん、写真なしなんです~、期待させてごめんなさい^^;
素朴なコロッケが好みなのは私がそうだからかも。
昔からお肉屋さんで売ってるようなコロッケが好きだったんです。
私もコロッケなんてずいぶん久しぶりですよ。
豚カツも誕生日に作ってとリクエストされるくらい滅多に作りません(笑)
こういうのはできればお店で買ってすませたい~。
う・・・梅* さん、なんておおらかなお優しい方なのでしょう。
このおたよりを拝見し、私自分がほとほと小さな人間であると痛感致しました。
“飲み過ぎないで”ではなく“とことん飲んでいらっしゃい”
・・・もはや梅* さんが私の“呪いのカツサンドの話”をお読みでないことを祈るばかりです。
それにしても梅* さんのコロッケの描写ときたら!
このおたよりをお読みになった方の何パーセントがサクサクでどこか懐かしいコロッケを欲したことでしょう。
村上春樹短編の“うさぎ亭”のコロッケに負けていません。
金物屋さんの戦利品にも心奪われたのですが、やはり食い気が優先してしまったようです。
そして梅*さんのお優しさが夫婦の危機を救ってくださるかも・・・
スミマセン、もちろん冗談ですよ。。。
しんさん、おはようございます。
いえいえ、そんなできた妻じゃないんですよ。
ずっと仕事が多忙で、時間があれば家族と過ごし、滅多に社交で外出することのない彼の日常がやや心配なってまして。
久しぶりの、しかも大親友とのおでかけというので私としても大歓迎だったという裏話があったわけなのです。
おまけ夫の親友はかなりの酒豪でして、私を気にして手加減して飲んだりされたら妻の沽券にかかわる、という変なプライドからの「とことん飲んでらっしゃい」でした(笑)
コロッケ、おいしそうでしたか?
そう言っていただけるとすごく嬉しいです^^ しかも村上さんの短編に比べていただいたりして、しんさん、私のツボをよくご存知!
しかし、はて、うさぎ亭ってどの短篇集に入っているのでしょう?私読んだかな?
ところで呪いのカツサンド、実は昨日読んじゃいました^^;
しんさんがご立腹なのとは裏腹に、ものすご~くおいしそうで、王子さんが羨ましかったです。
こういうさりげない日常の一時が、一番大切なんだなって思います。
日本のおふくろの味、コロッケが海を越えて、
イギリスの食卓にのって、家族の団らんに一役買っているのは、
素敵なことですね。
それがコロッケだと、余計にそう思えます。
これが息子さんが大人になった時に、
お嫁さんには作れない、おふくろの味となるんだろうな〜。
mimiromiさん、そう、それなの。
私子育てにからっきし自信がないんだけど、何かひとつ彼に残してあげられるものがあるとしたらごはんの味の記憶かなって。たかがごはんなんだけどね(笑)
ずっと後になった時に思い出して胸があったかくなるような、そんな思い出の味になるものがひとつでもいいからできればいいなぁ。
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