Abel&Coleという食品や生活用品の宅配サービスを利用するのですが、宅配日は冷蔵庫や冷凍室がちょっと豊かになります。
茶助は「わー珍しいねー。」と言います。彼によると、イギリス人の家庭は常に食品が冷蔵庫や棚にたっぷり詰まっているのが普通なのだそうです。
我が家の冷蔵庫はいつもたいていガラガラです。
車をもたない我が家では、買い置きはしてもせいぜい3日分、しかも計画を立てて買うのでいったんは冷蔵庫がいっぱいになってもすぐに空っぽに近くなってしまう。
そのかわり、買ったものを腐らせたりしなびさせたりで結局捨てる、なんてことありえないぞ。
買った食品をだめにして捨てるなんて、お金をドブに捨てるのと同じことではないか。
それに世界中には毎日の食事どころか、一日に一食とることさえままならない人達がたくさんいる、いや、もしかするとそういう人の方が多いかもしれないのに、買い過ぎて捨てるとは何事か。
でも私が食べ物を粗末にするのが嫌いなのはそれだけではないのです。
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「野菜は僕らのために甘いのではなく、ただ生きているんだよ。」
と、まるでノルウェーの哲学者アルネ・ネスの言いそうな言葉は、どこかの八百屋さんの言った言葉。
つまり、ついつい忘れがちになるけど、野菜だって命あるものなのだということですよね。
魚だって私達の胃袋に収まるために存在してるわけではなく、ましてやフィッシュアンドチップスになるためだけに存在しているのでは、ない。
私達はその命をいただいて生きているんですよね。
そんな命あるものがまるで物か何かのように、悪ければゴミか何かのように扱われていると思うと、本当に悲しくなります。
Fish Fight Campaign、ものすごい速さで署名する人口が増えてます。
キャンペーンはこの時点で大成功のように見えます。
しかし廃棄がなくならなければ本当の成功とは言えないでしょう。
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