Tuesday, 8 November 2011

ヒュー、精進料理に挑戦す

新作レシピ本のプロモーションを兼ねた講演でヒューが「日本人女性のサシーコに人参の葉っぱの利用法を教わった」と言っていたので、ということはRiver Cottage新シリーズではついにヒューが和食を作るのねと、楽しみにしていました。

さて日曜日のオンエア、バーミンガムを訪れたヒューはさちこさんという日本人女性(さちこさんのブログはこちら)に精進料理を教わります。これまで彼の番組に出た『和食』と呼べるものはテスコでも売ってるようなキッコーマン醤油の卓上ボトルくらいだったのに、今回のメニューは椎茸と昆布だしで作るお味噌汁、豆腐を裏ごしして作るがんもどき、白和え、浅漬け(かな?)など正真正銘の和食。
気になるヒューの反応はというと、かなり気に入った様子でした。
これまでどうも彼はインド料理以外のアジアや東洋の食べ物には疎いし、好みでもないようだなとちょっと少し残念に思っていたのですが、ただ単に興味のベクトルが向かなかっただけか、味わう機会がなかったのかもなあと思いました。
彼が精進料理を気に入り私、とても嬉しく思います。

ところで番組でヒューに料理を教えられたさちこさん、肩の力の抜けた雰囲気がとっても素敵な女性でした。野菜も自分で育てておられ、味噌も自家製、さらにご自宅には冷蔵庫がないというエコなライフスタイルを送っておられる方のようです。冷蔵庫がない!?と驚いたイギリス人はヒューだけではなかったことでしょう。
私も若い頃に冷蔵庫もテレビも洗濯機も持たない生活を送った時期があるのでわかるのですが、なければないで全然大丈夫なんですよね、電化製品。それどころか家のスペースは空くし、引っ越しの時も楽でいいですよー。ただ、あれは私の場合1人暮しだからできたのかもしれません。3人家族の今、冷蔵庫をあきらめろと言われたら・・・うーん、かなり困る。洗濯機・・・毎日3人分を手洗いなんてごめんだ。テレビ・・・これはなくても平気かもしれないけどRiver Cottageが見たいのでキープしたい。
ワタクシ、身軽な生活は数年後の楽しみにとっておこうと思います、はい。

余談ですが、イギリス人って人参の葉っぱは食べずに捨てるらしいのです。ロンドンでエコレストランを経営するエコシェフのArthur Potts Dawson(ページ最下部、フッターに彼の本を紹介しています)でさえ自身の著書で「人参を葉付きで売られても、葉っぱ部分はウサギにでもやるしかないじゃないか」と書いていたので、日本人は天ぷらにしたりかき揚げに入れたりして食べるわよと夫に教えたものです。お店で買った万能ネギの根っこ部分を残しておいて水につけておくとまた生えてきてもう1回くらい使えるっていうのを昔、彼のアパートでやったらびっくりしておりました。私の貧乏性っぷりに驚いたのかと思いきや、そんなこと知らなかったから本気でびっくりしたらしい。義父にも教えてあげてました。私が主婦雑誌で仕入れた知恵が受け継がれてゆく・・・(笑)

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