Tuesday, 21 April 2015

天使の取り分 Sia

 牡蠣にシングルモルトを垂らして食べるらしいことは『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』で読んでいたけれど、初日に体験できるとは思ってもみませんでした。滞在先のB&Bのご主人は実に気前よく島の蒸留所で作られる様々なシングルモルトを毎日振る舞ってくれたのですが、着いたその日にこの牡蠣をごちそうしてくれたのです。
まずは普通にレモンとタバスコでいただいて、次にいよいよシングルモルトで。
さてその味はというと、お、お、おいしい。
この個性豊かなウィスキーで生牡蠣をだなんて、正直言って好みでないかもしれないなと予想していたのですが、これはくせになります。

アイラのウィスキーは大好きになるか嫌いになるかどちらかではないかと思いますが、私は大好き。でもそれは、単純にウィスキーの味だけではなく、作られているところを見たからだったり、島で出会った人々のことだったり、自然や、食べ物や島の美しさだったり、いろいろな思い出が相乗効果をもたらすからかもしれません。
大麦麦芽。これがあのおいしい飲み物になるんだ。

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