Monday, 17 September 2012

Touch Woodな話題

イギリスではtouch woodというようですが、私は最初に覚えたのがknock on woodだったので、やはり今でもknock on woodの方を使います。

touch woodもknock on woodも調べると、『良い事が起こった時などに幸運が続きますように、とか、悪いことが起きませんようにと木に触れること』のように説明されているのですが、その表現をしょっちゅう使っていた友人は、何か縁起でもないことを口にした時に、それが現実になりませんようにといったニュアンスで、木製のものをコツコツやってました。
例えば
「それでもしスーが流産なんてしてしまったらさ、」
と口走ってハッとし、あたりを見回し、机だとか柱だとか手近にある木でできたものを”Knock on wood”とつぶやきながら人差し指の関節でコンコンとたたいて、話を続けるといったような。
日本語で言えば『くわばらくわばら』といったところ?
お守りがわりにいつも持ち歩いている、義父のノルウェー土産の木のヘラジカ。これでいざという時にもコンコンできる!

さて、茶助が出張から帰ってきて、遅ればせながらの誕生日のお祝いは何を作ろうかと聞くと、カレーが食べたい気分だと言う。どんなカレーを作りましょうか、ラム?ビーフ?それともポーク?それとも何か野菜のカレー?豆のカレー?日本風なカレー?タイ風?マレーシア風?インド?ヒマラヤン?とさらにたずねると、考えるのが面倒くさくなったらしく、結局ステーキとサラダとおいしいバゲットが食べたいとおっしゃる。
というわけでお望みどおり、ステーキとシーザーサラダとバゲットでお祝いしました。

余談ですが、一度いろいろなステーキ肉を食べ比べてみたことがありました。おいしさが価格に比例するとするならば、サーロインの方が味が勝るはずなんだけど、私が一番おいしいと思ったのは有機牛のリブアイ。やっぱり舌が庶民なのかな~。でもおいしいものはおいしいのよ。

ステーキなんてごくたまにしか食べないけど、食べるときは良いお肉の厚いやつを。
有元葉子さんが著書で、ステーキ肉を買うとき、大きさはあきらめても厚みはゆずれませんって書いておられたけど、私もそう。

冷蔵庫から出しておいて、室温に戻してから焼くという基本を守ればおいしく焼ける。
塩と黒胡椒を軽くパラパラとしておいて、両側をきっちり4分ずつ焼いたらちょうどミディアムな焼き具合になりました。
バゲットは、去年開店したおいしいパン屋さんからと思ったけど、お休みだったのでスーパーから調達。
ワインはこの頃茶助がお気に入りだと言うラングドック地方のもの。(彼曰く、「フランスなんだけど、ちょっと暴れん坊な地域なんだよ。」って。…?意味わかりませんが?)栓を抜いたらコルクからレーズンのような香り。ガーネットのような深い赤で、まろやか。正直、意外なくらいおいしかった。ちなみにChateau L'Hospitalet La Reserveと書いてあります。ラベルの表記はすべてフランス語で、えーと、他はわからずー。お値段お手頃です。(チャッキー、これあと10本くらい買って下さい。)

以前にも書いたのですが、茶助の理想のlast mealはステーキとシーザーサラダ。
乾杯して、食事を終えて、

ああ、おいしかった。やっぱりこれがベストな最後の晩餐に間違いないよ。

と言うのに、 うん、そうだね とうなずき、気にすまいと我慢してみたけどやっぱり気持ちが悪いので、Knock on woodと言いながら二人でテーブルをコツコツたたきました。

2 comments:

しんさん said...

可愛い!!

梅*さんのところにちょいとお寄りしたらば・・・
あらら!私の目に飛び込んたヘラジカくん、あまりの可愛らしさに、ついついコメントしてしまいました。

ちょっと方向は異なりますが、おしゃべりの最中に同じ言葉を同時に言ってしまった時 『ハッピーアイスクリーム!』などと叫びませんでしたか?
箸が転がっても可笑しい年代独特の会話風景だったなー、なんて(笑)
スミマセン、脈絡のないコメントで。

追伸
『にっぽんのパンと畑のスープ』私も買ってしまいました!素晴らしいピタパンが焼けました^^

梅* said...

しんさん、おはようございます。

『ハッピーアイスクリーム!』って言って相手にすかざずタッチするんでしたっけ?
箸が転がっても可笑しい年頃は前髪切りすぎただけで騒然となっていましたよね(笑)

ヘラジカはもともと携帯ストラップだったのですが(義父が「日本の人はこういうのをモバイルフォンにつけるよね!」と。)ケータイにつけてもいないのにすぐとれちゃって、仕方ないのでポーチに入れてます^^;

あの本、私にとって目からウロコなコツがいっぱい学べました。パンに関しては日本の地粉(中力粉)向けのレシピなので作ってないのですが、粉の特徴を生かすという考え方自体がアイオープナーになってくれ、今のパン作りにおおいに役立っています。