Saturday, 22 October 2011

スパイシーコーンブレッド

”アドリブで作ったものが意外においしくできてしまった”ってこときっと誰にでもあるのではないかと思います。タタン姉妹のタルトタタンも、イギリスのベイクウェルタルトも失敗かと思われたもの(あるいは間違って作ったもの)が出来上がってみれば名物になるほどのお菓子にできあがっていたというのが一応の定説のようです。言ってみれば怪我の功名?いえいえ、タルトタタンなぞシェフの知恵と才能のなせるわざなのかもしれません。

そんな有名なお菓子と比べるつもりは毛頭ないのですが、うちでも先日そんな意外においしくできてしまったものが。
いつものコーンブレッドを作っていて、生の唐辛子がなかったのでカイエンヌペッパーを入れてみようと蓋をあけて、無精してスプーンも使わずに瓶を振ったら「ファサッ」と音がするほどその真っ赤な粉が入ってしまいました。ひえ~~~と思うも、一か八かこのままやってまえと思い焼いてみたら、意外や意外、しっかりとチリのきいたスパイシーコーンブレッドができあがったのでした。

作ってみようと思われるチャレンジャーさん、どうなっても責任はとれませんよ。

材料4人分くらい
  • 粗挽きコーンミール  125g
  • 薄力粉          125g
  • ベーキングパウダー 小さじ2
  • 重曹          小さじ1/2
  • 自然塩         小さじ1/2~1
  • カイエンヌペッパー  大さじ1~2
  • ブラウンシュガー/黒糖 小さじ1
  • とうもろこし       1カップ
  • お好みのチーズ    半~1カップ
  • 卵             2個
  • プレーンヨーグルト  160ml
  • 牛乳           150ml 
  • 溶かしバター      25g~30g
  1. オーブンを余熱200度に温める。
  2. だいたい25cm×35cmのパイレックス、または同じくらいの大きさで高さが4cm以上あるオーブントレイの内側にバターまたはオイルをまんべんなく塗る。
  3. 材料のコーンミールからブラウンシュガーまでをボウルに入れ、泡だて器でよく混ぜ合わせる。
  4. とうもろこしとチーズを加え、さらに混ぜる。
  5. 別容器に卵、ヨーグルト、ミルク、バターを入れ混ぜ合わせる。
  6. 4の真ん中にくぼみをつくり5を入れ、全体をさっくり混ぜ合わせる。この時にしっかり混ぜ合わせなくともよく、粉の全体に液体がゆきわたるくらいでよい。
  7. 間をおかずに2に流し入れ広げたら200度に温めておいたオーブンに入れ20分~25分焼く。
  8. 真ん中あたりに箸などを刺してみて、箸に何もつかなかったらできあがり。
※コーンミールはfine(細挽き)の方が好きな方もいるかも。どちらでも大丈夫です。
※塩はバターが有塩か無塩かで調整して下さい。
※チーズはチェダー、パルメザンなどいく種類か試してみましたが、個人的にWensleydaleのようなcrumblyで白いチーズがよく合うと思いました。
※液状の材料を粉状の材料に入れたらヨーグルトと重曹が反応し始めてそれが膨らみにつながるので、混ぜたらすぐ焼き始めることが大事です。
※十分な大きさの容器がない場合、この半分の量で。焼き時間は同じくらいでよいと思います。

スープやベイクドビーンズ、ポークビーンズなどに合います。

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