Wednesday 3 December 2014

December song and 2014

最後の今月の歌を何にするか迷うだろうなと思っていたのですが、意外とすんなり決まりました。ドイツのソプラノ歌手ディアナ・ダムラウの歌う歌劇『セビリアの理髪師』の中のUna Voce Poco Faです。伝説のディーヴァを含め、たくさんの人が歌っているので彼女にしなくても(5月もディアナさんの歌う夜の女王のアリアだったし)…と色々聴いてみたのですが、やっぱり私はディアナさんの声が好きみたいです。
初めて観るオペラは喜劇がいいな、『セビリアの理髪師 』だったら言うことないな、と思っていたら、その念願の演目を、これもまた念願のヴェネツィアで2月に観る事ができました。2014年を締めくくるにはぴったりの、思い出深い歌です。

今年が残りあと1ヶ月足らずだといういうのに実感がわきません。心なしか今年はまわりもクリスマスに向けて浮き足立っていないような気がするのは私の思い違いかな?ただ単に外出が減ったせいかもしれないですが。

11月に入ってから濃霧や曇りや雨の日がほとんどで寒さもそれほどなく、ちゃんとした冬は来ないのではないかと心配しましたが、ここ2日間はごく正常な12月らしい気温です。昨日コットンのブラウス、コットンカーディガンにジャケットというナメた上半身で仕事に行ってしまった私は背骨が硬直するかという思いをしました。ああ寒かった。学校が休みで終日自宅に引きこもっていた息子も、「3時過ぎまでは我慢したけどそれからは耐えきれんかったけん暖房つけた。」とのこと。(エネルギー節約にご協力ありがとう〜母より〜)

本日はキリリと寒いのと引き換えに空は快晴。雲一つありません。せっかく気分が良いので2014年を振り返ってみることにしました。
毎年使っているモレスキンの後方ページに書いた『2014やりたいこと&もくひょう』を見ると、リストには24個あります。数えてみるとそのうち4.5個は叶えていました。
そのうちのひとつはこちら。
1月にギターを買いました。実はこれは3月に買い替えた2本目のもの。
しばらくレッスンもとっていましたが、諸事情で行かなくなってしまったので情けないことですが最近は部屋のお飾り状態です。アマチュアにしろプロにしろまわりには音楽をやっている知り合いがけっこういるので、新しいギターの先生を見つけることくらいわけないのですが、理由あってしばらくは独学することにしました。

振り返ると、2014年は予想もしていなかった、日誌にも書いていなかったようなことがたくさん叶った年でした。まるでこれまでの数年間の埋め合わせをするかのように良い事がたくさんありました。
根が用心深い私は映画Sex and the Cityのシャーロットのような気分です。
(*以下ダイアローグをご参照下さい。
Carrie: What makes you think something bad is gonna happen? 
Charlotte: Because! Nobody gets everything they want! Look at you, look at Miranda. You're good people and you two both got shafted. I'm so happy and... something bad is going to happen. 
Carrie: Sweetie, you shit your pants this year. I think you're done. )


予想もしていなかったことと言えば、食生活の変化があります。どんな食材でも好奇心と食欲のままに料理し、食べていた私でしたが、7ヶ月前から一切の乳製品、ほとんどの肉、一定の魚介類をやめています。食生活を変えて1ヶ月めには、これはそのせいなのか他に原因があるのかは定かではないのですが、朝起きたら突然の目眩いで立っている事もできないほどになり、症状がおさまるまで2日ほど仕事も休んで寝て過ごしました。けれど医者は何も異常がないと言うし血液検査にも異常はなく、その後は何事もなく健康に過ごしています。最初の4ヶ月は肉類はまったく食べなかったので、久しぶりに口にした時はこの上もない違和感を感じましたが、ヴィーガンになるつもりはないのでこれからもときどきは料理して食べることと思います。旅先で「これは食べずに去れねえ!」と思うものは”反する”ものでも食べたりしますが、普段は植物性のものを中心に少しのお魚をいただいて、ごくごくたまにお肉を取り寄せたりして過ごしています。
やめると決めたのは健康上の理由ではなくあることがきっかけで、これについてはいつか書くことがあるかもしれませんが、とにかく、決めた時にふと感じたのは『制限』ではなくてこれまでの人生で思ってもみなかった新しい食分野への冒険だなとわくわくする気持ちでした。
来年はどんな年になるのか予想もつきませんが、日常茶飯事を大事にして、何事も平常心で受け止めユーモアの心を忘れずにいれば、たいていのことはなんとかなる気がします。(しつこいようですが根が用心深いので心から浮かれることができない性分です。)
笑い飛ばせるって、人生でとても大事ですよね。

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