Friday 15 October 2010

Jamieの30分クッキング

この秋チャンネル4でJamie Oliverの番組が二つも放映されております。
ひとつはJamie's American Food Revolutionで毎週月曜10時に放映中。
もうひとつは今週月曜から毎日5時30分に放映中のJamie's 30 Minute Meals

最初のはJamie's DinnersやMinistry of Foodのような子供達や人々の食事革命をテーマにした番組です。はるばるアメリカはヴァージニア州まで行ってJamie節で主張しまくっています。
まー、タイトルからも容易に予想つきますね。
いろんな意味で「Jamie、どうしてそこまですんの?」と思わなくないですが、彼は不健康な食生活をしている人を放っておけないということでしょうか。

『30分料理』の方はこのような手順でやれば、30分でこれだけ作れますよとJamieが見せてくれます。

NHKの『きょうの料理』で”20分で晩ごはん”と題して料理家さんたちが実際に20分で何品か作ってみせるというのが時々ありましたが、あれはおもしろかったです。
レストランのシェフではない、いわゆる料理研究家という肩書きの料理家さんが担当の時はあきらかに息切れしてたり、髪も振り乱したりしてたりして臨場感たっぷり。
実際、ほんとに編集なしなのかなもしかして、と思ったものです。

Jamieはいつもの流れるような語りで、相変わらず「へえ~」と思うようなcooking tipsを授けてくれます。
スタイリングも彼が考えてるのかな。
Jamie at Homeの頃からちょっとrusticなテイストがいつも私のツボです。
料理そのものはもちろん、プレゼンも素敵でさらにおいしそうに見えます。

こんなこと書きつつ、実は初回以外は全部見逃してたりする。。。
時間帯がよくないのだ。
5時半って何?主婦の一番忙しい時間にさ。

今シーズンは見たい番組が目白押しですっかりTVっ子です。

Wednesday 13 October 2010

インドのお弁当箱

このようなお弁当箱をネットで注文してしまいました。

アイザワ工房のステンレスのお弁当箱にもとてもとてもひかれたのですが、1ヶ月あれこれ悩んだ末、これに決めました。

ステンレス製のお弁当箱というと10年くらい前に肥後の国は下通りの三国屋さんで買ったシーガルの2段のやつや、嘉島のショッピングモールの雑貨店で買ったゼブラの丸型1段のやつを持っていて、こちらに来ても大事に使っているのですが、これらのお弁当箱って扱いやすく丈夫なので使うほどに愛着が増してます。
持ち運ぶには重いけどそれも許せてしまう。
それで夫や息子の鞄におさまりがいいようにスリム型のとか、バッグにはおさまらないけどドカ弁みたいな型のとかあったらなぁ・・・と物欲に翻弄されていました。
それに加えてこのインド製円錐型のフードキャリアが前々から気になっていたのです。

ですがついに心を決めました。
決めたついでにいっそのこと5段にしちまえ!と。

あー届くのが楽しみだ。

Tuesday 12 October 2010

ニシンの燻製でKipper Carbonara


届いたニシンの燻製。でかっ。
そのサイズにびっくりしたのでDVDと比較記念写真撮影。
うむ、でかい。
じゃがいもの苦手な茶助どんが、これでTimのフィッシュケーキを作ってくれました。美味。
ふと思う---湯布院の金賞コロッケものすごくおいしかったなー。
またあのコロッケの揚げたてをはふはふ食べつつ昼間っからビール飲みたいねえ、妹よ。

別の日にキッパーでカルボナーラも作ってみたのですがこれがなかなかイケました。
パスタは最近はまっているリングイーネを使い、玉葱、卵黄、生クリームで普通のカルボナーラのように作って、最後にケイパーも少し散らしてみました。
個人的にはフラットパセリもたくさん刻んで入れたいところでしたが、がまん。
息子はただでさえ小骨の多い魚が苦手なのだ。

小骨なんて気にしない方、キッパーのカルボナーラ、ぜひお試し下さい。

Friday 8 October 2010

Fish Forever

何度もしつこいようですが、私はHugh Fearnley-Whittingstallが大好きです。イギリス生活でのとっかかりになったのが彼の存在だと言っても過言ではありません。
そんな私の食の師匠、憧れの存在、一生のうち一度は直接会って話してみたい3人のうちの1人(さてあとの2人は誰でしょう、へへっ)、できればデートもしてみたい心ときめく殿方---HughのTVシリーズ、River Cottage Everydayがこの秋Channel4で放映されています。River Cottageのある木曜日は10時からTrue Bloodもあるので木曜夜は私のTVデーです。
Hughのわかりやすいイギリス南部の英語とTrue Bloodのアメリカ南部訛りの英語は私にとってはどちらも聴き取りやすく、いちいち「え?なんてった?」とならずにすんでストレスフリーでこれまたよろしい。

先週のRiver Cottage Everyday(以下RCE)のテーマは"Fish"でした。
今週の"Vegetable"もすごくおいしそうでマッシュルームを生で食べてみたくなったし、Hughの提案で消防士さんたちが作った野菜料理もとてもおいしそうだったのですが、先週の放映後に触発されてネットで注文した魚達が昨日届いたので、これから週末までディナーは毎日さかなさかなさかなー♪を食べて頭をよくする所存でございます^^(近くに新鮮なものを手に入れられるお店がないので魚介類はもっぱらAbel&Coleから頼んでいます。新鮮でethicalでしかも価格も良心的でおすすめです。)

RCEで私達の興味を引いたのはムール貝とニシンの燻製を使った料理。
シェフのTimが作っていたkipperのフィッシュケーキがものすごくおいしそうだったし、彼が口にした"kipper carbonara"という言葉に茶助が目を輝かせておりました。
簡単でおいしそうで、作ってみたいと思える料理ばかりなのも今シーズンRCEのよいところです。

さてムール貝、自宅で扱うのは初めてです。いや、イギリスに来て貝を食べるのが初めて。
というのも茶助は日本ではシーフードに弱く、お寿司を食べてもたま~~にやられてたし、貝類を食べると必ず反応が出てました。
ある4月、近くの海に潮干狩り(※1)に行って捕獲した大量のあさりを持ち帰り、バター炒めやスパゲティボンゴレなどを堪能しました。
その夜、私と麻呂はすやすやと寝ているのに、茶助だけ夜中ずっと嘔吐。
トイレとふとんを往復し、げえええ、うええええと擬音語そのものの音を発しながら吐いていたっけね・・・(遠い目)
でもムール貝なら大丈夫そうだと根拠もなく自信満々なので作ってみることにしたのです。
砂抜きの必要もなく扱いやすいのですね、ムール貝って。
流水でわしゃわしゃとよーーーく洗ったら(ひげが出てれば除去)シンプルににんにく、バター、ベーコン、万能ネギと塩・胡椒で蒸し焼きにしただけ。
白ワイン入れるの忘れてた。
なのに本当においしかった。
次回はHughのこのレシピで作ろう。

さて茶助の反応ですが、夜中に嘔吐することもなくすやすやだったそうです。
よかった。

今夜はspratsの天ぷらだす。

追記※1
”近くの海”とは長浜海岸のことです。実家から車でびゅんと行けるにもかかわらず、潮干狩りなんて実に何十年ぶりでした。
中学の歓迎遠足は長浜海岸で潮干狩りが定番だったと記憶しています。
潮干狩りの後は、清風館で濡れたジャージのじめじめ感をちょっと気持ち悪いなあと思いつつお弁当を食べたっけ。
もしやイギリスで潮干狩り?!と誤解を招いてはいけないと思って、念のため。

Saturday 2 October 2010

初めてのイースト菌

About a Boyという映画をごらんになったことがありますか?
ヒュー・グラント主演で、トニ・コレット、レイチェル・ヴァイズ共演のイギリス映画。
タイトルのBoyはニコラス・ホルト演じる少年のことかと思わせて、実はグラント演じる大人になりきれない男が成長する物語です。

それとイースト菌になんの関係が?
実は先日、生まれて初めてイーストを使ったパン作りにトライしてみたのです。
いろいろレシピはあったけれど、まずはとりあえず、イーストのパッケージの横腹についているレシピに従って作ってみました。
短時間で作れるレシピで、それにつられてしまったのです。
オーブンに入れて待つこと30分。。。
香ばしく、甘い香り・・・ああまるで20年以上前にアルバイトしていたパン屋さんに戻ったようじゃないの、と高まる期待。。。
チンとオーブンが鳴るやいなや取り出して、まるでハイジのパンLサイズのようなそれを指でちょんとつつく。

か、、、、、硬っっっ。

初めて作ったパンはまるで岩のように硬かったのでした。

About a Boyの中で、少年が母親が手作りした極硬ロシア風パンをまるごと池に投げて、それが鴨に当たり、鴨がひっくり返って死んでしまうというシーンがあります。
私の作った初のイースト使用パン、略してヴァージンブレッド(略じゃないし)は、投げたら鴨が殺せそうです。危険物です。
画像はありません。
例えカメラの調子がよかったとしても、絶対載せれません。

余談ですがこの映画、一度目は日本で、二度目はイギリスで見たのですが、二度目にはなんだか好きになってしまいました。
人とか、クリスマスのシーンとか、学校の様子とか、こちらに来てカルチャーを実際見たり体験してから見るとこうも違って見えるのか、、と不思議ですが映画の魅力が増してしまったのです。
きっと日本に帰ってからこの映画を見たら「あー、イギリス懐かしいなァ」などとノスタルジックになるんだろうなぁと思います。