Monday 31 December 2012

大晦日

大晦日にはすき焼き。
これがウチの伝統になりつつあるみたいです。

これからすき焼きの準備をしつつ、このなんとも芳しく愛らしいマルメロでDulce de membrilloを作ります。あと数時間で2013年だというのに何をやっているのでしょうか、ワタクシ。でも大好きなマンチェゴを自家製のマルメロペーストと共に食べたい一心で作ります。

そして1年のうちで1番好きな大晦日とお正月を心ゆくまで楽しみたいと思います。

みなさまもどうかよいお年を。

Wednesday 26 December 2012

Flan de Naranja

クリスマスの食事は毎年夫が担当してくれてます。
ちょっと前にリック・スタインの”Spanish Christmas”を見て「これだ!」とインスピレーションを得た夫が今年作ってくれたクリスマス料理はローストポークに、このオレンジプリン。
ミルクの代わりにオレンジをたっぷりと使う焼きプリンです。
濃厚かつオレンジが爽やかで、プリン好きの私と息子はもちろん、カスタード系のものが全然駄目な夫も一瞬で恋に落ちました。

レシピはコチラ
おいしいですよーっ!

Sunday 9 December 2012

手帖の季節

来年の手帖を買ったと友達からメールが来ました。
どうやらちょうどよいのを見つけたらしく、文面からうきうきした感じが伝わってきました。

携帯電話を始め電子機器がよりどりみどりのこんな時代にわざわざ紙に予定を書き込む種族は絶滅寸前かと思いきや、どうやらそうでもないらしいです。私達日本人は、手帖が好きな国民じゃないですか、けっこう?

今使っているのは2年手帖。見開き1ヶ月仕様で、今の私にはちょうどよいです。翌年の予定がいろいろ入ってくるので便利です。例えば歯医者さんの検診に行くと半年後と1年後の検診の予約を入れるのが暗黙の了解になっています。半年後がスケーリングで、1年後が検診。そうやってメンテしないと緊急の場合でもすぐに診てもらえないおそれがあるのと、ハンパなく痛い思いをした経験から、この国では虫歯にも病気にも極力なりたくないし、怪我もしたくないのです。Knock on wood. Knock on wood. Knock on wood.

予定を書き込む手帖の他に、日誌用の手帖を毎年この時期に買います。
以前にも記事にしましたがモレスキンの大きなサイズの1日1ページタイプ。
昔っから非現実的だろうが、突拍子がなかろうが、やってみたいことや夢見ていることを書いておくのが好きだったのですが、これが実はまったく無意味でもないようなのです。
心理学的な効果とかそういったこと云々は書きませぬが、毎年、書いたことのうちいくつかは気がつくと

「あ、私、やってるじゃん。」

となっていることがままあるのです。
ただの偶然ということもありえますね。でも牛肉を買っただけでは美味しいシチューにはならないように、思っているだけではなく書いて文章にすることで後にひけない効果みたいなものがあり、なんらかの作用が働いてる気がします。なんだかアヤシイ自己啓発の本みたいですけど。

ちなみに私、ホトトギスでいえば、「鳴かないの?そっかー。いいんだ、鳴かなくても。そんなもんよね。でもとりあえず待ってみようかな。そのうち鳴くかもしれないし。万が一ってことあるし。」ってタイプなので、よく言えば忍耐強い、悪く言えばあきらめが悪いだけなのかもしれません。

・・・と書いてみて気づきました。まさに私の性格の一部を表しているではないですか。

今日のメモ:
書くことは状況把握の効果あり・・・と。

Thursday 29 November 2012

マルメロのミンスパイ

この時期で楽しみなのは私の場合マルドワインなのだけど、息子はミンスパイがたいへん気にいっているようす。
最初はお肉が入ってなくてがっかりしたけど(私だけではないですよね、挽肉の入ったミートパイだと勘違いしていたのは)、毎年食べていたらだんだん慣れてきて、小腹の空いたおやつタイムになら食べれるようになってきました。

さて、一段と気温が低くなり、水たまりが凍っていた本日、ミンスパイ作りを手伝ってきました。
花梨に似た果物、マルメロをたっぷり使ったミンスパイです。
200個作り終わって帰ろうとしたところ、お土産にできたてのものをたくさんもらいました。
その場でひとくち食べて、びっくり!
今まで食べたどのミンスパイとも違う。
抑えた甘さのフィリング(ミンスミートと呼ばれます)、上質な素材を贅沢に使ったパイ生地、こんなにおいしいミンスパイ、初めてです。
ミンスパイと、楽しい作業を手伝わせてくれたお礼を言い、いざ我が家へ。

帰宅早々全部完食しそうな勢いの息子をおさえ、ぼけぼけですがIXYでかろうじて撮影完了。

たぶん来週も手伝うミンスパイ作り、今度はもっとうまくできますように。

Friday 23 November 2012

キジとバタービーンズのポットロースト

寒いからなのか、食欲の秋だからなのか、「今月は日曜日にお肉のローストをしよう!」と思い立ち、いわゆるサンデー・ローストを楽しんでいます。
ポテトやグレービーを添えた王道レシピはちょっとおいといて、スパイスをたっぷりきかせてほろほろになるまでじっくり焼いたラムとレモン風味のクスクスだとか、シナモンと塩をすりこんで焼いた鴨と小豆入りピラフだとか、ちょっと変化球なものにサラダをたっぷりと添えて食べるのが気に入ってます。
日曜日にお肉をローストすると、2、3日はこれがランチのサンドイッチになったり、サラダになったりして、とても重宝するのです。

こちらはキジのポットローストです。
淡白なキジさんに、チョリソーやバタービーンズと一緒に鍋に入っていただき、オーブンで加熱するだけの世話いらずな料理。
レシピはRiver Cottage Everydayから。ウェブサイトにもレシピが紹介されています。(⇒コチラ。なぜかレシピ名に"parsley"がはいってますが、材料には入ってません。)
この日かなり遅くなってしまったため、パンなんてお皿にぽんっと乗っかって食べるだけになってますね。アーティスティックインプレッション(というかプレゼンテーションですね。へへ、オリンピックと混同しちゃった)なぞおかまいなしのショットですみません。ちなみにこのパン、リンシード入り天然酵母のパンです。おいしいパン屋さんで買いました。

ポットローストって、お鍋の蓋のおかげでオーブン庫内が汚れることもなく、使用後のお掃除も軽く拭くだけでいいという嬉しいおまけつき。
なんだ、なんだ、ポットローストって忙しい平日の夕食にぴったりじゃないですか。
時間はかかるけれど、早めに下ごしらえしてオーブンに入れておけばあとは2時間放っておいても平気なので、どんどん他のことやってられます。いいぞ、ポットロースト!
鋳鉄のお鍋があったらもっとおいしくできそう。
ストウブのお鍋が欲しくなりました。

Sunday 4 November 2012

フィロペストリーで二品

帰りが遅くなる時は、夕食の準備を済ませてから出かけるようにしているのですが、先日はその余裕がなくて、何も作らずに仕事へ。
でも材料はあるし、夫のことだからパスタでも作ってくれるだろうとさほど心配せずにいたのですが、夜帰宅すると彼が作っていたのはカマンベールのフィロペストリー包みとバクラヴァ。
「パスタでも作ろうと思ったんだけど、せっかく材料があったから」
だそう。

疲れてへろへろだったためカメラにおさめる余裕はなく、残念ながら画像を残していないのですが、レシピのリンク先を見て「ああ、そう、こういうものなの。」と想像していただければ幸いです。

カマンベールのフィロペストリー包みは、現在チャンネル4で放映中のJamie's 15-Minute Mealsを見て試してみたくなり、休日のお昼にでも作ろうと材料を買っておいたもの。ちなみにレシピはコチラです。ソースに使うクランベリーはまだ買っていなかったので、夫はラズベリージャムで代用してました。

バクラヴァは家族みんな好きで、ローカルのお店で売っているものや、中近東でお土産に買ってきてくれたものを食べたりしてきたけれど、正直、今回彼が作ってくれたものが今まで食べた中で一番おいしかった!日持ちのするお菓子でもやはり新鮮なうち、しかもホームメイドがおいしいんだなぁと思いました。
それと手前みそな話ですが、作り手の愛情がこもってるからかも。
自分だって仕事で帰宅は7時だったのに、わざわざレシピを探して、家族の喜ぶ顔を想像しながら作ってくれたんだと思うんです。 適当に食べてくれるだろうと安易にまかせっぱなしで出かけてしまった自分を反省しつつ、ありがたく、おいしくいただきました。

ちなみに一晩おいて冷めてから食べるともっとおいしいですよ。
レシピはガーディアン土曜版に連載中のダン・レパードのもの(コチラ)。パンの本はまだ1冊も買っていないけれど、実は買うなら彼の本がいいなと思っていてひそかに入手を計画中なのであります。

さて、気づけば11月。ふと見れば今月の歌も10月のまんま。
迷った末、11月のうたは2曲に決めました。

義姉の住む地方では雪が降ったと電話で言っていました。
チリチリに寒いイギリスです。

Sunday 21 October 2012

酸柑辣麺

小腹が空いたので戸棚に残っていた卵麺でアジア風な和え麺(?)を作り、おやつ(?)に。
ライムをぎゅっと搾って、この間作った青唐辛子のピクルスと共に食す。
左手にれんげ、右手にお箸をもって、箸で麺をれんげにのせ、その上にピクルスをのせて口に運ぶのが現地の食べ方。 (右利きの場合)
食べ終わっても数分は舌にぴりぴりが残るくらいの辛さがいいな。

Saturday 20 October 2012

Buttermilk Naan

このナンは、もう10年も前に雑誌Leeに紹介されていた堀井和子さんのレシピを参考に、配合と工程をちょっぴり変えて作りました。
私はナンよりチャパティ派で、レストランや市販のナンは進んで食べるほうではないのですが、堀井さんのナンはこんがりとしていて見た目がちょっと(チャパティよりもっと好きな)ロティチャナイに似ていていつか作りたいと思っていたのです。食べ方の提案もウドと豚肉の炒め物を添えるとか、朝ごはんにハチミツとバターで食べるとか、通常のナンの食べ方とは発想が違っているんだけどものすごくおいしそうでそそられました。

まずは焼きたてをたっぷりのバターとたっぷりのハチミツで食べたんですけど、もちっ&ぱふっ。
これは朝ごはんに食べたくなるのわかるわー。

パンは1日おきくらいに(時には日に2度)焼いていて、配合とか工程とか出来上がりとかを記録するパンノートをつけているのですが、これもばっちり記録しました。ライ麦粉をちょっと混ぜたバージョンやスキムミルクを使ったバージョンも作ってみたけど、このバターミルク入りが一番好きです。

材料に訂正箇所あります。

Thursday 18 October 2012

蛋花湯

ゆうべの残りのかき卵と豆腐のスープをお昼ごはんに食べました。
となりは食べかけのセサミベーグルのチキンサンドイッチ。
この'Egg Flower' Drop SoupのレシピはChinese Food Made Easyから。
こちらのサイトでもレシピが見れますよ。

生のトマトがなかったのでトマト缶を使い、最後に入れる万能ネギの代わりにポロネギを最初から投入して加熱し、ほうれん草の代わりにはわんさかあるコリアンダーをわんさか入れました。
最近とろみづけのコーンフラワーとか片栗粉はタピオカ粉で代用してます。レシピでは二人分で大さじ1杯なんだけど、私サラッとしている方が好きなので、4人分で小さじ1杯。
短時間でできて、ほうっとするおいしさ。これだけでも満足できるくらい具沢山です。

Thursday 11 October 2012

醋青辣椒

大きい方がgreen chiliと呼ばれるもので小さい方がfinger chiliです。
より辛いのはもちろん小さい方。
green chiliはピクルスに(ほんとは熱湯かけてからなんだけど、忘れてそのまんまつけてしまった)。これを焼きそばとかチャーハンと食べるとおいしいの。マレーシアで覚えた味。

finger chiliの方は2、3日中に使う分だけ取り置いて、残りはつなげて台所に吊り下げておきます。勝手にどんどん乾燥唐辛子になってくれるから日持ちがして、必要な時に使えて便利。

ちなみに、こちらが私が参考にしたレシピです。

Pikelets

イギリスにクランペットというイーストを使って作る、甘くないパンケーキがあります。
これがほんのり塩味でモチモチとしてとってもおいしい。大好きなんです。
厚手のフライパンにリングを並べ、そこに生地を流し込んで焼き厚みをもたせるのですが、画像のようにリングを使わずに焼いた平たいバージョンをパイクレットと呼ぶらしいのです。

クランペットもパイクレットもその特徴は表面の穴ぽこ。これがなかなかきれいに出なくて鬼のように何度も作りました。

リングを使わないで焼くと見た目は普通のコインパンケーキと変わらないのですが、匂いがパンなのです。そして食感はモチモチ!出来たてもおいしいけど、前日焼いたものをトーストして食べても美味。
バターがとろーり溶けて穴ぽっちに流れ込んだところにハチミツをたっぷりたらしてごらんなさい。
そりゃもーおいしいんだから。

Tuesday 2 October 2012

Buttermilk Rye Muffins

ライ麦粉とバターミルクを使った直火焼マフィン。
ライ麦お焼きとでも呼びたくなるようなルックス。
ほんの少し焦げるくらいにトーストしたけれど、これくらいの方が外側がガリッとなっておいしいかも。
理想のライ麦マフィンにはまだまだ遠いけれど、だからこそ作り続ける楽しみがあるってものだ。

それにしても、堀井和子さんレシピでナンを作ろうと思って粉を取り出し、バターミルク(レシピではヨーグルト使用)を冷蔵庫から出したはずなのに、なぜかむくむくとライ麦粉が使いたくなり、同じ生地からマフィンとローフを作ってしまった。
なぜだ?
わかりません。こういうことが台所では往々にしてあります。

Friday 28 September 2012

薔薇のC&S


もうずっと以前にチャリティーショップで見つけたティーカップ。

本当はピンクの薔薇のものを探していたのですが、柄がもっとかわいい感じのものは例え見つかっても、ティーポットもお皿も含めた13点のセット売りとか、C&S5客セットとかが多くて、1客だけとかせめて2客だけとかのものに出会えず。セットでバーンと揃えるよりバラバラの方が好きな私には向かなかった。

これ特に古物というわけではないのかもしれないけど状態がいいし、£1.99だったし、なんとなく気に入って買いました。茶助は内心おばあちゃんのカップみたいだと思っているよう。

これでお茶を飲むのはそうしょっちゅうではないのですが、マグで飲むよりおいしく感じます。

Wednesday 26 September 2012

Lawless

痛そうなのがダメな方にはおすすめしません。
イギリスでは18歳以上指定。
でもこのおいしそうな配役は期待を裏切りませんでした。

ここからはオタクのつぶや記です。

Tuesday 25 September 2012

Whitby

イングランド北部はノースヨークシャーの北海に面した港町、Whitby。
ハワイ諸島の発見などで知られるクック船長縁の地であり、怪奇小説の古典Draculaに登場する場所として有名です。ちなみにイギリスの土地の名前で最後に"by"、"dale"、"thorpe"が着くところはヴァイキング(デーン人)の支配下にあった歴史の名残だそう。Whitbyも867年にヴァイキングの侵略にあって、現在の名前になったんですね。

ウィットビーには北海を見下ろす高台にそびえ立つ姿が印象的なWhitby Abbey/ウィットビー修道院跡があります。7世紀、アングロサクソン形式の男女共同の修道院として創建されますが、その後ヴァイキングの侵略や再建などを経て、現在かたちをとどめているのは13世紀から15世紀にかけての建築からのようです。16世紀のヘンリー8世の修道院解散法による閉鎖、1914年のドイツ軍の攻撃によるさらなる破壊などをくぐりぬけ、今は外壁をとどめるのみの姿となっています。
跡地にある沼/池。”深い”ってどれくらい深いんだろう?
跡地の方から入り江をはさんだ対岸を眺める
入り江をはさんで対岸から見たWhitby Abbey
Draculaを読まなければ行ってみたいとは思わなかっただろうし、わざわざ訪れることはなかったであろう小さな町なのですが、Whitbyって思いがけず魅力的な町でした。
ウィットビー修道院跡は”跡”とはいえ雰囲気があり見応えがありましたし、隣接するセントメアリー教会へと通じる199の石段や、その石段を登る途中の眺めもとても素敵。石畳の両側におもしろそうな小さなお店のひしめき合うシャンブルズ、丘陵に並ぶ家々、港に停泊する船、きらきら光る海、そして有名なThe Magpie Cafeの30センチはあろうかというハドックのフライのフィッシュ&チップス!
名前がかわいいッ!ケーキのお店

The Magpie Cafe、写真左のようにいつも道路まで行列ができているらしいです。私達は写真右のフィッシュ&チップスのテイクアウト専門店舗の方に並びました。待つこと30分ほどで買うことができましたが、カフェ側の列はまったく動いてなかったです。でも魚は新鮮で衣はサクッとしていて、さすがにおいしかった。

てくてく散策やおいしいものが楽しめる、なかなかオツなスポットでしたよ。
Runswick Bayというところにも立ち寄り、北海の風に吹きっさらされて来ました。4枚重ね着して首にはスカーフも巻いていたのにざぶがっだ

ここからは趣味に走ってますので、気の向いた方だけどうぞ。

Thursday 20 September 2012

ベイクドポレンタ

今日のお弁当、チャッキーと息子用には昨夜のローストポークの残りと、やはり昨日焼いた白パンでサンドイッチ。
そして私はポレンタの残り物とサラダでお昼ごはん。

できたてのポレンタも大好きなのですが、残ったポレンタを適度な大きさにカットしてオーブンで色づくまで焼いて食べるのもまた美味し。

Monday 17 September 2012

Touch Woodな話題

イギリスではtouch woodというようですが、私は最初に覚えたのがknock on woodだったので、やはり今でもknock on woodの方を使います。

touch woodもknock on woodも調べると、『良い事が起こった時などに幸運が続きますように、とか、悪いことが起きませんようにと木に触れること』のように説明されているのですが、その表現をしょっちゅう使っていた友人は、何か縁起でもないことを口にした時に、それが現実になりませんようにといったニュアンスで、木製のものをコツコツやってました。
例えば
「それでもしスーが流産なんてしてしまったらさ、」
と口走ってハッとし、あたりを見回し、机だとか柱だとか手近にある木でできたものを”Knock on wood”とつぶやきながら人差し指の関節でコンコンとたたいて、話を続けるといったような。
日本語で言えば『くわばらくわばら』といったところ?
お守りがわりにいつも持ち歩いている、義父のノルウェー土産の木のヘラジカ。これでいざという時にもコンコンできる!

Wednesday 12 September 2012

誕生日のカード

チャッキーの誕生日が近いのでバースデーカードを探し回ったのですが、どうしても気に入るものが見つからない。探す時にはないんですよね、ぴったりのカードって。
それで妥協するのも嫌だったので代わりにこのペーパーバックを買い、これをカード代わりにすることにしました。
人にあげる本に直接メッセージを書くのはほんとは好きではないんだけど、今回はこれがカードなので、よしとします。(でもかなり探さないとわからないくらい後方の目立たないページに書いた)

ここからはつぶや記ですので気の向いた方だけどうぞ。

Tuesday 11 September 2012

クリームシチュー


夫はじゃがいもが大嫌いで、クリーミーなスープやシチューも苦手ときているので、ほとんど作ることのないこの一品。
実は彼、出張で2週間不在。
息子の「今のうちにぜひ」というリクエストで久しぶりに作りました。

材料:
鶏のもも肉
にんじん
じゃがいも
玉葱
鶏ガラでとったストック
バター
小麦粉
牛乳
月桂樹の葉
ナツメグ

胡椒

以上。

というわけで息子、母は出かけますので、学校から帰ったら温めて先に食べておいて下さい。

Monday 10 September 2012

好きな写真・2

これもザ・ガーディアン紙の写真コンテストの1枚。

←画像へジャンプ(No.16を見てください)

乗客の自然な表情が撮りたかったのでカメラを構えずに撮ったらしいです。
車内広告がなくても「あ、日本だ」ってわかる1枚かな。

好きな写真

2010年のザ・ガーディアン紙のフォトコンテストで選ばれた作品です。
撮影した人はSlawek Kozdrasという人。

←画像へジャンプ

ロンドンのShell Centre、それに影を投げかけているロンドン・アイ、白黒なのにカラフルに感じる、陰影がなんとも美しい白黒写真で、とても気に入ってます。
まさに”stunning”という審査員の言葉がふさわしい。

Sunday 9 September 2012

Buttermilk Rye Pancake

  
M&Sでお買い物していたら、ふとButtermilk Pacakesなるものが目に入りました。バターミルクはソーダブレッドやコーンブレッドを作る時には使うのですが、パンケーキには使ったことがなく、そうか、そのテがあったかと、作ってみました。

粉は白のプレーンフラワーと全粒粗挽きのライ麦粉を3:1で使い、ベーキングパウダーを小さじ2、重曹を小さじ1/4ほど加えました。(plain flourはいわば薄力粉。イギリスではこれに全粒粉のplain flourもあります。このためイギリスのレシピ本ではよくwhite plain flourとかwholemeal plain flourと指定してあります。plain flourにベーキングパウダーなどの膨らし粉を加えたものをself-raising flourと呼び、これにもwhiteとwholemealがあります。)
ライ麦粉は初めてなので手加減して加えましたが、3:1だとまだ存在感が足りない気がするので、粉全体に対してもうちょっと分量を増やした方がいいかもしれません。

でもなんだか中がモチふわっとして軽いパンケーキができました。
バターミルクと重曹が反応しているおかげかな?

Saturday 8 September 2012

最高のとうちゃん

イギリスのセレブリティにGok Wanという男性がいるのですが、チャンネル4で放映されたいくつかの彼の番組の主な内容は、多かれ少なかれ・・・
おしゃれにとんと興味のない女性、または自分に自信の持てない女性がGokの手によって(そしてメイクアップアーティストさんやヘアスタイリストさん達の手によって)・・・

変身を遂げる。

というものです。

似たようなコンセプトの番組は他のチャンネルでもいろいろやっているけれど、Gokが女性に大人気となりスターになった理由は、手術だとか歯科矯正とかに頼らないだけでなく、どんな女性も必ずチャームポイントがあるのだと、彼が本気で信じて仕事しているからではないかと思います。
 
Gokが用意した衣装部屋に一歩入った女性の・・・
 ほら、この笑顔。

蝶のような変身を遂げた女性の
 この涙。

私にとってよくわからないテレビタレントの一人でしかなかったGokのイメージが変わったきっかけになったのはGQのこのインタビュー

ゲイであることを両親にはずっと隠していたGokは、本当のことが家族に知れてからも(というか彼のお姉さんまたは妹がお母さんにばらしてしまった)つきあっている人を家に連れていったことがなかったそう。彼が一番恐れていたのは、お父さんの反応。でもある日、彼は意を決してその時のボーイフレンドを実家に連れて行きます。なんだかいつもと違って緊張気味の食事のあと、一人何も言わずにテーブルを離れるお父さん。この時Gokはちょっと不安に思ったことでしょう。だけどお父さん、実家を離れてしばらく経っていたため自分の部屋がないGokと彼の恋人のために、リビングルームの暖炉に火を起こして、ベッドをひとつ用意してくれていたのです。

何も言わないお父さんが態度で示してくれた息子へのメッセージ。

Gokはその晩、トイレで大泣きしたそう。
こういう話に弱い私も、もう読みながらウルウルしちゃって。

もちろん、息子のセクシュアリティがなんであろうと、親ならばそれを受け入れるのが当然だとは思います。でも理性ではわかっていても、実際はそうはできない人だってたくさんいるわけです。
このエピソードひとつでGokのお父ちゃんのすべてがわかるわけではないけれど、多くのことを物語っていると思いました。そしてこのエピソードひとつですっかりGokのファンになってしまいました。
こんな素敵なパパと結婚したGokのママも素敵な人だろうし、そんな両親に育てられたGokはきっときちんとした人だと思うのです。 

そうです。細胞一個で生きてます、ワタクシ。

スクラッグを使ったラムカレー

ラムの首の部分、scragを使ってラムカレー。
今日は一口サイズに切らずに4切れそのまんま入れてみました。やわらかくなるまで2時間弱火で煮込んであるので骨からほろりととれます。
これはブラックカルダモン。影になって見えにくいけど後ろにあるグリーンカルダモンと比較するとかなり大きいです。スモーキーな香りが好きで、ホールのメースとともにお肉のカレーにはよく使っています。
バスマティライスを火にかける前にお鍋にぽんっとクローブをいくつか入れて香りづけ。

・・・・で、盛り付けてから気づいたのですが、最後にヨーグルトとガラムマサラを入れるのを忘れてました。ガ-ン。。。。
気を取り直し、お鍋に残った分にそれらを加えて、完了。
明日はまた違った味で楽しめるぞ、うん。