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Tuesday, 9 February 2016

この季節の楽しみ

最近つくづく、季節ごとにその時々の野菜と果物をたっぷり楽しむのが健康の秘訣だと思います。もちろんそれだけではなく運動や(ああ耳が痛い)ストレス解消(ふーーっ)も大事ですが。
冬といえばウチではこれが欠かせません。ブラッドオレンジが出回っている間中、毎朝絞って飲むのです。ぎゅっと絞って、ごくごく飲んで、1日をスタートする。柑橘の匂いを嗅ぐだけで冬の鬱が晴れるような気がしますし、そのおかげか、風邪知らず。そんな、ブラッドオレンジだなんて高いわと知人に言われたことがあるのですが、幸運なことに知り合いの八百屋さんに頼めば市場に行くついでに買ってきてくれるので6キロが7、8ポンドなのでお財布だっていたみません。その市場ではシシリー島産のものが主なようです。

この季節のもうひとつの楽しみは、これ。
セヴィルオレンジが出回るようになると早くマーマレードを作らないととソワソワします。スペインやイタリアからやって来る様々な柑橘類が豊富な間に、1度でもいいからキッチンにこもって柑橘の香りに包まれながらひたすら汁を絞ったり、皮を刻んだりする1日を過ごさないと、花火を見ずに夏を過ごしてしまったような気分になってしまいますから。

Tuesday, 23 September 2014

本日のつぶや記

 猫の手も借りたいほど忙しい最中にもiPhoneチェックに余念がない職場の17歳が、うふふと喜んでいるので何かと思ったら、お気に入りの靴のお店がセール中なのだとごきげんさん。私が最近ときめいたのって、スーパーで三河みりんが25%オフになっていた時で、その違いになんだか可笑しくなってしまいました。
でもイギリスで手に入る中では一番気に入っているものなので、この機会を逃すものかと、買い占めさんよろしく買えるだけ買ってきました。これで少なくとも半年は安心。

Sunday, 31 August 2014

檸檬の塩漬け・その2


初めて作った時はこんな風にやたら大きな瓶に漬けてしまったけれど、今じゃちょっと賢くなって、ひとつの瓶にひとつのレモン。こうすると出来たものから使い安いし、中身がなくなれば瓶もはけるので保管場所もとらなくてよろし。
有機レモンはたいてい小ぶりなので、容量170gの瓶にも十字に切り目を入れて粗塩を詰め、ギュウッと押し込めればすっぽり入りました。もっと大きなレモンでも、そのお尻がちょこっと入るくらいの口の瓶を選べばちょうどよいかと思います。
ぎゅうっとですよ、ぎゅうっと。

西瓜とオレンジのジャム


 
今年はおいしい西瓜がたくさん食べれた夏でした。
なのでエリザベス・デイヴィッド(20世紀半ば活躍したフードライター)の古いペーパーバックにスイカとオレンジのジャムのレシピを見つけた時は、これは作らにゃ!と意気込んだのですが、ついつい怠けてしまい気づけば西瓜の季節がもう終わりに…。
でも大丈夫、まだ売っていたよ、ウェイトローズにも八百屋さんにも。
八百屋さんは西瓜をコンコンと軽くたたいて選ぶ私を見て「僕の店でそうやる人はあなたが初めてだ。実は市場で西瓜ファーマーがそうやって僕に熟れているやつを選んでくれた。」
あらそうなんですねと笑顔で応じたものの、実は内心ヒヤリ。つい条件反射でやってしまっていたけど、もしかするとそんなことして欲しくない八百屋さんもいるかもしれないんですよね、彼はただ感心してくれて助かったけれど。今度からはちゃんと許可を得てからやろう。

西瓜とオレンジのジャムはレシピよりは砂糖の量を半分に減らしたのですが、それでも私にはかなり甘い。西瓜とオレンジが1:1で、お砂糖はその3分の1ほどの量にしてもよかったかもしれません。だけどオレンジ色と西瓜色が水彩画みたいできれいです。とろりとした出来上がりも大変満足。
玄米ミルクと菜種油を混ぜて焼いたモチモチの白パンにつけて食べたらなんだか懐かしい味がしました。

Wednesday, 30 July 2014

グリーンゲージ

去年同僚がおしえてくれるまではこの果物の存在を知らずに過ごしていたので、今年は見かけたら即買うぞを思っていたところ、仕事帰りに寄った八百屋さんで見つけました。

八百屋のご主人によるとその季節が短いからかあまり出回らないからか、グリーンゲージは(  一般の)プラムに比べて値段が高いのだそう。
でも"I'm sure they're worth the money!"と箱ごと買わんばかりのいきおいで袋に詰めれるだけ詰めて買ってきました。
去年味わった、あのねっとりとした甘さにはまだ早いけれどあと数日すればちょうどよく熟れてくれそう。

今の時期はおいしいネクタリンや桃などがどの八百屋さんでも4個£1ほどで売っており、こういうった果物に目がない私は八百屋通いが楽しみなほどです。

8月1日追記:こちらのサイトにグリーンゲージについて少し載ってました。
どうやらこれからが旬のようですね。生で食べるのが一番好きですが、せっかくだからジャムやチャツネも作ろうかな。

Thursday, 13 March 2014

ブラッドオレンジジュース

家族の健康維持に少しは役立つかなと毎朝ブラッドオレンジを搾って飲むことにしてます。
基本は1人2個。2個分だと160mlのデュラレックスグラスがちょうどよいです。ちなみに1個だと90mlがよく、3個だと250mlがそれぞれぴったり。
同じブラッドオレンジでも個体で差があるのか種類が違うのか、真っ赤だったりそうじゃなかったりするため色もこんなに違います。
でもそれもまた、自然の恵みをいただいてる気がしていいなと思います。

Tuesday, 28 January 2014

セヴィルオレンジでポン酢

今年初めてセヴィルオレンジを使ってポン酢を仕込んでみました。
セヴィルオレンジは日本で言えば橙らしいので、橙のポン酢と私は呼んでます。
ネットで調べるといろいろな人のいろいろなレシピが出てくるのですが、私はこちらこちらを参考にさせていただいて、自分なりに足したり引いたり変えてみました。
仕込んでちょうど1週間、まろやかで酸味のきつくないおいしいポン酢が出来たと思います。毎日ちょっとずつ味見したので瓶詰めに至ったのはだいたい600mlくらいの量ほど。これじゃ1年は持たなさそうだなあ。でも時間が経つと味に変化が出るそうなのでこの半分は3ヶ月寝かせてみるつもりです。今週もう1回材料の分量などを変えて仕込む予定で、こちらもまた楽しみ。試行錯誤というか、いろいろ試して何年か後にこれだ!と思えるマイ・ポン酢ができたら最高だな。

Saturday, 18 January 2014

セヴィルオレンジでマーマレード作り

セヴィルオレンジが出回る時期になると、マーマレード作らなきゃ!と、なぜか切羽詰まった気持ちになるのです。切羽詰まらなくてもいいのにね。

1年分と思って作るんだけど、3ヶ月と持たない人気のジャム。(家族にだけど)
なので今年は3キロを3回にわたって作る予定です。
そして一番よくできたやつを欲しいと言ってくれる妹と、びっくりさせたい人たちにもらってもらうつもり。

Thursday, 28 November 2013

色とりどり

カスタードアップル。前から一度食べてみたかったのです。半分に切ってスプーンですくって食べるといいとのこと。
 エアルームトマト(heirloom tomatoes) と呼ばれる。最近ではスーパーでもよく見かけるようになりました。これはサラダにしよう。
カラフル人参。もともと人参はほとんどが紫だったらしいですが、この紫人参、中身は普通に人参色です。 こちらもサラダに、、それともローストしようか。
紫じゃがいも(Potato Bleu d'Artois)。どうしよ。コロッケにしようかな。息子もびっくりするかも。

でも実は常温でも平気な果物や野菜にかまっている場合ではぬあいのです。昨夜冷蔵庫が壊れてしまいました。ありがたいことに修理の人が夕方来てくれることになっていますが、タイミングの悪いことに食材を配達してもらったばかりでして、直らなかったら豆腐2丁と豚のひき肉、雉3羽を今日中に調理してしまわねばなりません。こんな時に限って乳製品も色々買っちゃったのに。とほほ。。寒いから屋外に出しておけば冷蔵庫の温度と変わらないんですけどね。
昨日電気に頼らない生活だなんだと書いたばっかりなのに、早速、電化製品の不調で困ってる。なんだか情けないわねえ。

Sunday, 6 October 2013

プラム

上から時計回りに、ヴィクトリア、グリーンゲージ、イエロー。
イギリスにはプラムの種類がいろいろある。
この他にダムズンという濃紫の小さめのプラムもぜひ載せたかったけれど、残念ながらスーパーには売っていなかった。

グリーンゲージは実がねっとりとしていて甘い。
この秋一番はまった果物で、ついいくつも食べてしまう。

Thursday, 20 June 2013

チコリーとりんごのサラダ

この頃チコリーが気に入ってます。
ちょっと苦味があるけれどサクリとした食感が心地よく、果物とサラダにするのがウチでよくやる食べ方。
これはチコリーとりんごににんじんも加えて、オリーブオイル、レモン汁、コアントロー、胡椒、塩で和えたもの。

Monday, 31 December 2012

大晦日

大晦日にはすき焼き。
これがウチの伝統になりつつあるみたいです。

これからすき焼きの準備をしつつ、このなんとも芳しく愛らしいマルメロでDulce de membrilloを作ります。あと数時間で2013年だというのに何をやっているのでしょうか、ワタクシ。でも大好きなマンチェゴを自家製のマルメロペーストと共に食べたい一心で作ります。

そして1年のうちで1番好きな大晦日とお正月を心ゆくまで楽しみたいと思います。

みなさまもどうかよいお年を。

Wednesday, 15 August 2012

Apple&Cinnamon Swirl

ブラムリーアップルでジャムを作っておいたのを使って林檎とシナモンのパン、できました。

Monday, 11 June 2012

ドーナツ桃

ドーナツ桃です。
昨日テレビ番組でジェイミー・オリバーがプロセッコとドーナツ桃でベリーニを作っていてすごくおいしそうだったので、「今度ドーナツ桃を手に入れたら作ってみよう。」と思っていたら早速八百屋の店先に発見。おお、ラッキー。
ドーナツ桃はひらぺったい見た目だけでなく、イギリスで馴染みのある黄桃と違って実が白いのです。
あとはプロセッコを買うだけ。
レシピはこちらです。

Monday, 20 February 2012

檸檬の塩漬け

ジェイミー・オリバーのJamie Does(上のタブの「こんな料理本使ってます」ページで本を紹介しています)で知ったレモンの塩漬けです。
この用途にぴったりのガラス容器がなかったので普段小麦粉入れにしている2リットル容器を空けて使ってますが、あいにくこれだと大きすぎるのです。(でも1.5kgで売られている粉を入れるのにはちょうどいい。)どう見てもスペースあまってる。もっとレモンを買ってくればよかったのですが最初からあんまり作りすぎてもどうかと思ったので5個漬けるにとどめました。
材料は無ワックスの有機レモン、月桂樹の葉、シナモンスティック、黒胡椒の粒、それから粗塩。
レシピ本を開く必要もないほど簡単で、あえてめんどくさいところをあげれば容器の滅菌作業くらいです。

1ヶ月後が楽しみ。

Thursday, 5 January 2012

金柑

Kumquat?それってなんぞや?
”この柑橘の果実は皮の方が甘く、まるごとぱくっと食べられる”
それって金柑じゃないの。
金柑食べたい!

というわけで食品宅配サービスの注文に追加し、今朝届きました。
金柑は皮のみを食べるか、母が砂糖で煮てくれたものを食べるかしたことがなく、祖母の裏山の金柑を「まるごとぱくっと食べ」た記憶は子供の頃を振り返ってもまったくないんだけど、イギリス人ができるとのたまふのならやってやろうではないか。

ぱくっ。

うーむ、酸っぺーよ。

しかしチョコにディップして冷蔵庫で冷やして食べるというアイデアは素敵。明日70%のダークチョコレートを買ってきてやってみよう。

嬉しい。イギリスで金柑を口にできるとは思わなんだ。

Wednesday, 26 October 2011

果物

今日はまた果物をたくさんもらってしまいました。
行儀よく並んでいるのはブラムリーアップル。以前にも林檎をくれた友人にまたいただいたもの。今回もひとつひとつキッチンペーパーでくるんで傷まないようにと大事に大事に運んできてくれたのです。こういう頂き物ってとても尊い。
その他の果物は別の知人から。台所に果物がたくさんあると気持ちが豊かになりますね。

ちなみに左端に写っている「肥後のいっちょ残し」はひとつ前の記事のたまごスコーンのバナナバージョンです。粉の100gを全粒粉に替えて、ヨーグルトの替わりにようく熟れたバナナを1本使います。そして生姜粉とシナモンパウダーをたっぷりと。 生地がたまごスコーンのようにゆるゆるにならないのでミルクを様子をみながらちょっとずつ加えました。
1本だけフルーツボウルに残ったバナナ、誰も手をつけないまま日数が経って真っ黒になったなんてことないですか?(うちだけですか。) そんなバナナは香りが「ワタシ熟してます~」って感じでアピールしてきてケーキにぴったり。皮は変色しても中身はきれいなままなんです。私はよくわざと黒くなるまで待ってこういうアドリブお菓子やパンケーキ、塩バナナマフィンなどに使っています。

バナナって全粒粉と愛称がいいな。

Wednesday, 19 October 2011

林檎とブラックベリーのチャツネ

去年の暮れに茶助が同僚の女の子から手作りの林檎のチャツネをもらって来ました。
Nigella Lawsonのレシピで作ったというスパイスたっぷりのそれ、まず息子がとりこになり、次に私に伝染。
チーズに乗せて食べるチャツネがあんなにおいしいだなんて。
あまりにおいしくてそのチャツネを楽しみたいがためにチーズを常備していたくらいで、今年林檎の季節になったら自分でもたくさんチャツネを作って、たっぷり保存しておこうと思ってナイジェラのも含めレシピもいくつか見つけておきました。

だけどBBC1で放映していたロレイン・パスカルの番組を見て彼女が作っていたチャツネにあっさり心変わり。材料がブラムリーアップル、ブラックベリー、玉葱、バルサミコ酢、砂糖、シナモン、黒胡椒とたった7つなのがよかったのとバルサミコ酢とブラックベリーを使うところにわくわくしたのです。お料理にはこのわくわくがけっこう大事なポイントかもしれません。
レシピはこちらですが、ブラムリーではなくガラという種類の林檎を使い、またグラニュー糖ではなくジャガリーを使いました。ブラックベリーを入れてからもさらに45分ほど煮詰めたのできっと仕上がりが違うとは思いますが、3瓶分できました。
食べてみたら、うん、おいしい!

というわけで気をよくした私、しばらく前に林檎をたくさんくれた友人に一瓶もらってもらおうと、家にあるラッピングペーパーの切れ端やら厚紙などでちょっと贈り物用のお化粧。

最後に、新鮮さが長持ちする林檎の保存の仕方。
お互いがくっつかないように少し間隔をあけて風通しのいいように並べておくと1ヶ月経ってもみずみずしいままです。友人曰く数ヶ月は大丈夫なんだとか。
ちなみにじゃがいもを試しに新聞紙で作った箱に入れ、さらに麻の袋に入れて冷暗所に置いておいたら1ヶ月経っても芽も出ず大丈夫でした。

Thursday, 13 October 2011

青い蜜柑

昔は運動会といえば秋と決まっていた。
そして私にとっては運動会といえば恐怖の100メートル走(鈍足の人間にとってこれ以上に嫌な競技はない)、なぜか得意だった障害物競走、行楽弁当、栗、葡萄、梨、そして青いミカン。

林芙美子の『放浪記』の中に、彼女が何度目かに故郷を離れる時のことを詠んだ詩があり、その中に青い蜜柑を食べて郷愁を覚えるというくだりが(確か)あった(と思う)。それを読んで思い出した、秋に食べる青いみかんとその酸っぱさ。こちらまでノスタルジックな気分にさせられた。
それで昨冬は あー、青いみかん、食べたいなあ とずっと思っていた。

ところで、イギリスでもみかんは手に入る。Satsumaと呼ばれて売られている。
Tangerineだったりclementineだったりとバラエティーはあるけれど、ようするにmandarinで、ようは”みかん”だと受け止めている。Tangerineやclementineは皮がむきやすくて酸味も少なく、私の中ではぽんかんのようなものだ。
ある日「どうして”satsuma”なのだろう?」と夫に向かってつぶやいたら、
「薩摩からの使者がみかんを持参したからとか、そんな理由じゃない?
薩摩の使者薩摩のみかんでごわす。
   西洋人オー!サゥーマ!!
みたいな。」
ありえる。じゅーーーぶんありえる。

先日食材その他宅配サービスのAbel&Coleでこんなのを読んだ私、念願の青い蜜柑が食べられると喜んで注文した。届けられたsatsumaの入った茶色い紙袋をわくわく、ほんとうにわくわくしながら開けたら、入っていたのは普通にオレンジ色のみかんだった。

・・・青い蜜柑の夢、破れたり。テン テン テン


人生は驚きの連続だ。

Tuesday, 20 September 2011

シナモンとクローブ風味の焼きりんご

夕食後、茶助が作ったベイクドアップル。
レシピはおなじみのRiver Cottage Everydayからです。(ページ下を御参照ください)

この3日間、毎夕食後「さぁアイスクリームを添えたレーズンたっぷりのベイクドアップル食べたい人~?」と呼びかけていた夫。
私はともかく、スウィーツ別腹を備えているはずの息子までがなぜだか気分がのらなかったようなのですが、3日も言い続けられるるとさすがに可哀相になり、いただくことに。
さっそく嬉々としてりんごを洗い、芯を取り除く作業にかかる夫にチラと目をやり、本当にデザート命なんだなあと改めて思いました。

そんなデザートシェフの夫の焼きりんごはシナモンとクローブがなんともよい風味。

我が家、相変わらず秋のりんご祭り開催中。

追記:
こちらにレシピを見つけました。
材料にクローブは見当たらないので茶助がアドリブで加えたようです。