Friday 30 December 2011

世界はぐるぐるまわってる

2011年もあと二日。
今だから言えるけれど、2010年がトラウマになりそうなほどろくなことのない年だっただけに、去年の今頃はようやく新しい年を迎えられる嬉しさでいっぱいで、例年以上に年末を満喫しておりました。

でも暗黒の(笑)2010年のおかげで今年は自分や世界やまわりを見つめなおすことができ、個人的には新しい世界が開けました。

陽が沈んで昇ってを繰り返し、時がめぐり、世界がまわるってほんとに有難いことですね。

2011年ありがとう。
このブログを読んで下さってる方々もありがとうございます。

どうぞよいお年を。
コヴェントガーデンのクリスマスツリー

Tuesday 27 December 2011

ヴェジャリー

River Cottage Veg Everyday(ブログタイトル下のタブをクリックして料理本紹介ページをご覧ください)のレシピからヴェジャリーを作ってみました。
vegereeとはもちろんkedgereeをもじったもので、燻製魚ぬきの野菜ケジャリーなのでヴェジャリー。

本からのレシピなので材料だけご紹介しますと茄子、ズッキーニ、玉葱、カレーパウダー、卵、塩+黒胡椒、そしてもちろんバスマティライス。
ポイントは野菜をローストしてからごはんと混ぜること・・・と。
作ってみようと思われた方の参考になれば幸いです。

先週シャーロックホームズの2作目を見に行って来ました。
人ごみを避けるため映画はいつも午前中に見に行くのですが、それと平日だったのが幸いしてか館内はガラガラ。席も選び放題。
なのに私、また眼鏡を忘れてしまいました。おかげで夫と息子まで前から3列目に座る羽目に。
もう延々と続くコマーシャルの間耳がつぶれるかと思ったー。

しかし映画は1作目におとらずおもしろかったです。
悪人の目的がほんとにありそうな設定で納得できたし、コメディの部分もおもしろかった。
なんといってもガイ・リッチーとロバート・ダウニーJrの創り出した新しいホームズ像がとてもいいのです。
ヴィクトリア時代のセット、視覚効果がまた好きでして。
ロンドンやパリ市内の道路が汚いのも歴史に忠実でいい感じ。
パーッと楽しんで、ああ楽しかったねと映画館を出れました。

Monday 26 December 2011

暖冬のボクシングデイ

とくにそう決めたわけではないのですがクリスマスディナーは毎年茶助が作ってくれます。
大晦日やお正月が和の我が家だけに自然とそうなった感じです。
伝統的なクリスマスディナーは最初の2年ほどやっただけ。そのあとは毎年彼のインスピレーションのおもむくままに、その年その年で新しい料理をテーブルに並べてくれて、それが我が家のクリスマスの慣わしになりつつあります。

今年は塩漬けレモンと鶏のタジーン、ロックフォール抜きのロックフォールサラダ、胡桃と栗のケーキでした。
1ヶ月塩に漬けたレモンはなかったのでとりあえず一晩だけの即席のものでしたが、ほろほろの鶏がおいしくて。
ケーキだけはカメラにおさめました。
上からこうして見るとずいぶんごつく見える。
栗と胡桃がごろごろ入っていて、栗のピューレと生クリームがサンドしてあります。

クリスマスデイ翌日の本日はボクシングデイ。
この日は食べすぎた体を動かすため多くの人が外を歩きに出かけます。
我が家もほんの2時間ほどですが森を歩いてきました。
去年は一面の銀世界の中を歩いたっけ。
今日の森は道がどろどろ、羊が草を食む丘に出れば強風に吹きっさらされる、でも青空の見える天気でした。外は12、3度くらいはあったのではないかな。
まったく寒くなく、あれならコートもいらないくらいでした。
帰宅してケーキを。
横に添えられているのはコーヒーでも紅茶でもなく、ポート。(ポルトワイン)
このケーキのポイントは真ん中のクリームの上に振ってあるコーヒーパウダー。
これがあるのとないのとではかなり違っていたことでしょう。

Friday 23 December 2011

クリスマスに欲しいもの

クリスマスに欲しいもの。。。

・・・ない。

ないなあ。

何でも持っているというような生活では決してなく、逆にないものの方が多いですが、欲しいものが思いつかない。年々そうなってきているから年のせいかもしれないなあ。
願うは息子と夫の健康と幸せですかね。

そうだ。ないことはないな。
実家で飼われている犬に柵でスペースを作って自由に動けまわれるようにしてあげて欲しい。
いつもつながれて飼われていたら本当にかわいそう。
なんとかなりませんかね、お母さん。田舎だけに土地だけは広々とあるじゃないですか。

そうだ!あった、欲しいもの。
亡くなった祖父が夢の中に出てきてくれないかなあとよく思うんです。聞きたいことがいっぱいあるんでいつか夢に出てきて、じいちゃん。(出てくるのは夢の中にしてよ、じゃないとド級の怖がりなんで)

それから住むところのない人達があったかいベッドで眠れて、食べるもののない人達がおなかいっぱい何かを食べれていて欲しいなと思います。

とにもかくにもメリークリスマス。

Wednesday 21 December 2011

ややクリスマス

クリスマスの飾りつけを一切しなかった昨年ですが、今年はまたツリーを買おうかどうしようか迷える子羊。

でもやっぱりやめてリースとヤドリ木の枝を八百屋さんで買ってきました。
どちらからも木と葉っぱのよい香りが。
きっとマイナスイオンもビシバシ出ているなと(思い込みで)癒され中。

それにしてもこのリース、2年前に森で調達してきた材料で作ったリースとなんかそんなに違わない気が。あの頃はまだ頑張っていたのね。

おんなじ場所にヤドリ木を下げ、おんなじ位置にリースを飾りました。

ハウエル家の缶発見

前々から気になっていた倉庫か工場を改造したような家具のお店に入ってみました。
そこで作ったらしき新しい匂いのする家具や、古い家具にペイントしたらしきものが3階建ていっぱいにガラクタ屋のように並べてありなかなか楽しかったです。

古物をメイクオーバーしたものはチャリティーショップで7、80ポンドで買ったものをちょいちょいと磨いてペイントして3、4倍の値で売っているってとこじゃないかな。そういうの前にテレビで見ました。

しかしこんな発見も。
スタッフの給湯スペースみたいなところにマーガレット・ハウエルの本で見た、彼女のキッチンにあるクリームとグリーンの缶が。

こちらは売り物。
1950年代のキャニスター11点、セットで75ポンド。
値札が邪魔でよく見えなかったので勝手に動かしてもう一枚。
カランツ用とサルタナ用がそれぞれ別にあるのがなんだかかわいい。

この家具店がある通りはのぞいて楽しいお店ばかり。
ショッピングモールは苦手ですが、こういう通りでのお買い物は本当にうきうきです。

昔なつかしドーナツ

お砂糖をまぶしただけのドーナツだけど、おいしいんだ、これが。
Sainsbury'sで5個60ペンス。

これぞおやつドーナツ。

Friday 16 December 2011

ココア、バナナ、アボカド

スコーン3種。
左からココアスコーン、スペルト小麦入りバナナスコーン、ものすごく久しぶりに作ったアボカドスコーン。

友達の家に遊びに行くので作ったのですが、レシピを変えてみたためいささか不本意な出来に。
どうしようかと思案していたら、授業が半日で終わった息子がちょうど帰ってきたので味見してくれるようお願い。

「何、毒見?」
失礼な。味見です。

バナナとココアはおいしいよってことなのでその言葉を信じてその2種を持参することにしました。

教訓:人にあげるものは冒険しないほうがいい。

Thursday 15 December 2011

白と赤とクリーム色

夫の携帯電話のカメラで遊ぶ。

息子の誕生日に作った苺のショートケーキ。
ポップアート風。
油絵風。

Tuesday 13 December 2011

梅柄の和皿

和皿を3枚、チャリティーショップで買いました。
ちょうどそこにいた古物好きの知人スーにこのお皿の窯元が故郷の隣の県なのだと言うとなぜだかとっても興奮。「日本語が読めるって素敵ね!」って、スー、私日本人だから(笑)。
彼女も最近娘さんが集めだしたというウィローパターンのお皿を4枚見つけてとっても嬉しそう。
「今日はお互いにラッキーな日ね!」
とニコニコでした。

さてこの中皿、裏印は肥前哲三郎窯としてあり、どうやら有田焼のようです。
高い物でも価値ある古物でもなさそうだというのはわかりましたが、この藍色といい、縁までゆったりと上がったカーブといい、深い(高い?)高台といい、厚さといい、イギリスではついぞお目にかからない機能美が気に入って、連れて帰ることを決めました。そしてもちろん、梅*柄だし!

ところでそのチャリティーショップの値段つけの傾向を知っているので、1枚£2.99ってなんか微妙だなあと思っていたのですが、帰宅してよく見たら3枚とも表面にキズがいっぱい付いていることに気づきました。それから1枚だけ小さな欠けあり。まあそれは気にしないのですがこの表面のキズはどう見ても日常的にナイフを使った食事でついたものです。これを寄付した元の持ち主は日本人じゃないかもしれないなあ。もっと状態がよかったら和ものびいきのマネージャーのこと、少なくとも3枚で£9.99くらいは付けたんじゃないかなと思います。(追記:後で思ったのですが、3枚という半端な数だからばら売りすることにしたのかな、たぶん。)

ネットで調べたけれど、わかったのはこの柄が彫梅と呼ばれるということくらい。

こんなイギリスの田舎町でせっかく出会った佐賀の食器だもの、愛着持ってガンガン使いますよー。

Friday 9 December 2011

暮しのつぶや記手帖 スポンジクロス

秋から冬にかけては朝の仕事がひとつふえます。
北東側の窓にたっぷりと付いた結露をしっかり拭きとること。

スクレイパーと古タオルを使って毎朝1階から3階まで拭くおかげで、この時期は窓の桟までもがいつもきれいなのがおまけです。

その結露取りの他に、年中欠かせないのが水回りの湿気対策。
夜はシャワーを最後に使った人がバスタブやタイルの水気をしっかり拭き取ることになっており、朝は私が、バスタブの掃除をした後に一滴の水も残さないように拭きあげるのが日課です。水気がなければカビも増えることはできまい、ザマミロなのです。

日本のように防カビの材料でしっかり作られておればよろしいのですがここはイギリス、そんな配慮なくやっつけ仕事でなされた作業が目立つので、テナントの毎日のケアが大事なのを肝に銘じておかねばなりませぬ。

最後の仕上げにステンレスの蛇口やシャワーヘッドを乾いた布で拭くのですが、そうするとピカピカになって快感です。そう、快感なのです。快感で、なんとなく”禅”なひとときです。

ところでこの 水気を拭く という家事が最近10倍楽しく10倍楽になりました。
ある日、ふと目についたsponge clothと呼ばれる商品を買い求めたのですが、あまりの使い勝手のよさに今までの苦労はなんだったんかいなと思うほど快適です。

水気を拭き取ったらギュッ、拭き取ったらギュッを繰り返して、水滴を残さず吸い取ることができる上、乾くのもとっても早い。(←太陽光線の少ない冬のイギリスではこれとっても大事) ぬるま湯でサッサァと洗い流すだけで汚れも簡単に落ちます。おまけに折り紙をひとまわり大きくしたほどのサイズで場所もとりません。

スポンジというとまさに消耗品で、使ってもリサイクルはできなさそうだし生分解もできなさそうで、困ったちゃんのひとつだったのですが、このsponge clothはセルロースとコットンでできていて、リサイクルはわかりませんが、生分解はされてくれそうです。
本当にえらいコです、スポンジクロス。スポンジボブだってbiodegradableではあるまいよ。

この溺愛ぶりに、夫が『梅*のスポンジタイム』などと名づけました。

私が買ったのはドイツのViledaという会社のものですが、他にもいろいろ出ています。スポンジタイム未体験の方はぜひお試し下さい。

Monday 5 December 2011

初雪

朝起きたらお向かいの家々に雪がうっすらと積もっておりました。
ちょっぴり降るとすぐ溶けるので歩道がべちゃべちゃになり、滑りやすくなって困るのよね。そしてそれが翌朝凍ったりすると、もう外を歩くのが恐怖です。

でも今年は雪はなしかなって思っていたのでちょっと嬉しかったな。

今週の冬のうたも私の一番好きなLet It Snowにしました。
歌っているのはエラ・フィッツジェラルド。
彼女の伸びのよい声とややテンポの速い歌い方がこの曲にぴったり合っている気がします。

Thursday 1 December 2011

2011年12月1日

12月1日は毎年まわってくるけれど2011年の12月1日は人生一回きりだ。

そんなふうに思うと1日、1日ってつくづくかけがえないんだなと、今日のこの日が愛しくなってきた。

街に買い物に行ったらクリスマスツリーが通りいっぱいに広げられていた。
腰までくらいの小さいのや、首までくらいのやら、同じくらいの背丈のやら、スペースを贅沢にたっぷり使って売り出し中。

日が短くなり始めた頃からツリー用のライトを壁に這わせて部屋を照らしているんだけど、このライトからクリスマスツリーの香りがしてくるのだ。もう1ヶ月以上になるのにまだほんのり香ってくる。
去年はクリスマスの飾りつけをまったくせず、もちろんツリーも買わなかったんだけど、1年のブランクがあるにもかかわらず木の香りはしっかりと残っていたらしい。

それで自分がいかにモミの木の香りが好きかを思い出すことになった。

さて、今年はどうしようかな。