Friday 15 October 2010

Jamieの30分クッキング

この秋チャンネル4でJamie Oliverの番組が二つも放映されております。
ひとつはJamie's American Food Revolutionで毎週月曜10時に放映中。
もうひとつは今週月曜から毎日5時30分に放映中のJamie's 30 Minute Meals

最初のはJamie's DinnersやMinistry of Foodのような子供達や人々の食事革命をテーマにした番組です。はるばるアメリカはヴァージニア州まで行ってJamie節で主張しまくっています。
まー、タイトルからも容易に予想つきますね。
いろんな意味で「Jamie、どうしてそこまですんの?」と思わなくないですが、彼は不健康な食生活をしている人を放っておけないということでしょうか。

『30分料理』の方はこのような手順でやれば、30分でこれだけ作れますよとJamieが見せてくれます。

NHKの『きょうの料理』で”20分で晩ごはん”と題して料理家さんたちが実際に20分で何品か作ってみせるというのが時々ありましたが、あれはおもしろかったです。
レストランのシェフではない、いわゆる料理研究家という肩書きの料理家さんが担当の時はあきらかに息切れしてたり、髪も振り乱したりしてたりして臨場感たっぷり。
実際、ほんとに編集なしなのかなもしかして、と思ったものです。

Jamieはいつもの流れるような語りで、相変わらず「へえ~」と思うようなcooking tipsを授けてくれます。
スタイリングも彼が考えてるのかな。
Jamie at Homeの頃からちょっとrusticなテイストがいつも私のツボです。
料理そのものはもちろん、プレゼンも素敵でさらにおいしそうに見えます。

こんなこと書きつつ、実は初回以外は全部見逃してたりする。。。
時間帯がよくないのだ。
5時半って何?主婦の一番忙しい時間にさ。

今シーズンは見たい番組が目白押しですっかりTVっ子です。

Wednesday 13 October 2010

インドのお弁当箱

このようなお弁当箱をネットで注文してしまいました。

アイザワ工房のステンレスのお弁当箱にもとてもとてもひかれたのですが、1ヶ月あれこれ悩んだ末、これに決めました。

ステンレス製のお弁当箱というと10年くらい前に肥後の国は下通りの三国屋さんで買ったシーガルの2段のやつや、嘉島のショッピングモールの雑貨店で買ったゼブラの丸型1段のやつを持っていて、こちらに来ても大事に使っているのですが、これらのお弁当箱って扱いやすく丈夫なので使うほどに愛着が増してます。
持ち運ぶには重いけどそれも許せてしまう。
それで夫や息子の鞄におさまりがいいようにスリム型のとか、バッグにはおさまらないけどドカ弁みたいな型のとかあったらなぁ・・・と物欲に翻弄されていました。
それに加えてこのインド製円錐型のフードキャリアが前々から気になっていたのです。

ですがついに心を決めました。
決めたついでにいっそのこと5段にしちまえ!と。

あー届くのが楽しみだ。

Tuesday 12 October 2010

ニシンの燻製でKipper Carbonara


届いたニシンの燻製。でかっ。
そのサイズにびっくりしたのでDVDと比較記念写真撮影。
うむ、でかい。
じゃがいもの苦手な茶助どんが、これでTimのフィッシュケーキを作ってくれました。美味。
ふと思う---湯布院の金賞コロッケものすごくおいしかったなー。
またあのコロッケの揚げたてをはふはふ食べつつ昼間っからビール飲みたいねえ、妹よ。

別の日にキッパーでカルボナーラも作ってみたのですがこれがなかなかイケました。
パスタは最近はまっているリングイーネを使い、玉葱、卵黄、生クリームで普通のカルボナーラのように作って、最後にケイパーも少し散らしてみました。
個人的にはフラットパセリもたくさん刻んで入れたいところでしたが、がまん。
息子はただでさえ小骨の多い魚が苦手なのだ。

小骨なんて気にしない方、キッパーのカルボナーラ、ぜひお試し下さい。

Friday 8 October 2010

Fish Forever

何度もしつこいようですが、私はHugh Fearnley-Whittingstallが大好きです。イギリス生活でのとっかかりになったのが彼の存在だと言っても過言ではありません。
そんな私の食の師匠、憧れの存在、一生のうち一度は直接会って話してみたい3人のうちの1人(さてあとの2人は誰でしょう、へへっ)、できればデートもしてみたい心ときめく殿方---HughのTVシリーズ、River Cottage Everydayがこの秋Channel4で放映されています。River Cottageのある木曜日は10時からTrue Bloodもあるので木曜夜は私のTVデーです。
Hughのわかりやすいイギリス南部の英語とTrue Bloodのアメリカ南部訛りの英語は私にとってはどちらも聴き取りやすく、いちいち「え?なんてった?」とならずにすんでストレスフリーでこれまたよろしい。

先週のRiver Cottage Everyday(以下RCE)のテーマは"Fish"でした。
今週の"Vegetable"もすごくおいしそうでマッシュルームを生で食べてみたくなったし、Hughの提案で消防士さんたちが作った野菜料理もとてもおいしそうだったのですが、先週の放映後に触発されてネットで注文した魚達が昨日届いたので、これから週末までディナーは毎日さかなさかなさかなー♪を食べて頭をよくする所存でございます^^(近くに新鮮なものを手に入れられるお店がないので魚介類はもっぱらAbel&Coleから頼んでいます。新鮮でethicalでしかも価格も良心的でおすすめです。)

RCEで私達の興味を引いたのはムール貝とニシンの燻製を使った料理。
シェフのTimが作っていたkipperのフィッシュケーキがものすごくおいしそうだったし、彼が口にした"kipper carbonara"という言葉に茶助が目を輝かせておりました。
簡単でおいしそうで、作ってみたいと思える料理ばかりなのも今シーズンRCEのよいところです。

さてムール貝、自宅で扱うのは初めてです。いや、イギリスに来て貝を食べるのが初めて。
というのも茶助は日本ではシーフードに弱く、お寿司を食べてもたま~~にやられてたし、貝類を食べると必ず反応が出てました。
ある4月、近くの海に潮干狩り(※1)に行って捕獲した大量のあさりを持ち帰り、バター炒めやスパゲティボンゴレなどを堪能しました。
その夜、私と麻呂はすやすやと寝ているのに、茶助だけ夜中ずっと嘔吐。
トイレとふとんを往復し、げえええ、うええええと擬音語そのものの音を発しながら吐いていたっけね・・・(遠い目)
でもムール貝なら大丈夫そうだと根拠もなく自信満々なので作ってみることにしたのです。
砂抜きの必要もなく扱いやすいのですね、ムール貝って。
流水でわしゃわしゃとよーーーく洗ったら(ひげが出てれば除去)シンプルににんにく、バター、ベーコン、万能ネギと塩・胡椒で蒸し焼きにしただけ。
白ワイン入れるの忘れてた。
なのに本当においしかった。
次回はHughのこのレシピで作ろう。

さて茶助の反応ですが、夜中に嘔吐することもなくすやすやだったそうです。
よかった。

今夜はspratsの天ぷらだす。

追記※1
”近くの海”とは長浜海岸のことです。実家から車でびゅんと行けるにもかかわらず、潮干狩りなんて実に何十年ぶりでした。
中学の歓迎遠足は長浜海岸で潮干狩りが定番だったと記憶しています。
潮干狩りの後は、清風館で濡れたジャージのじめじめ感をちょっと気持ち悪いなあと思いつつお弁当を食べたっけ。
もしやイギリスで潮干狩り?!と誤解を招いてはいけないと思って、念のため。

Saturday 2 October 2010

初めてのイースト菌

About a Boyという映画をごらんになったことがありますか?
ヒュー・グラント主演で、トニ・コレット、レイチェル・ヴァイズ共演のイギリス映画。
タイトルのBoyはニコラス・ホルト演じる少年のことかと思わせて、実はグラント演じる大人になりきれない男が成長する物語です。

それとイースト菌になんの関係が?
実は先日、生まれて初めてイーストを使ったパン作りにトライしてみたのです。
いろいろレシピはあったけれど、まずはとりあえず、イーストのパッケージの横腹についているレシピに従って作ってみました。
短時間で作れるレシピで、それにつられてしまったのです。
オーブンに入れて待つこと30分。。。
香ばしく、甘い香り・・・ああまるで20年以上前にアルバイトしていたパン屋さんに戻ったようじゃないの、と高まる期待。。。
チンとオーブンが鳴るやいなや取り出して、まるでハイジのパンLサイズのようなそれを指でちょんとつつく。

か、、、、、硬っっっ。

初めて作ったパンはまるで岩のように硬かったのでした。

About a Boyの中で、少年が母親が手作りした極硬ロシア風パンをまるごと池に投げて、それが鴨に当たり、鴨がひっくり返って死んでしまうというシーンがあります。
私の作った初のイースト使用パン、略してヴァージンブレッド(略じゃないし)は、投げたら鴨が殺せそうです。危険物です。
画像はありません。
例えカメラの調子がよかったとしても、絶対載せれません。

余談ですがこの映画、一度目は日本で、二度目はイギリスで見たのですが、二度目にはなんだか好きになってしまいました。
人とか、クリスマスのシーンとか、学校の様子とか、こちらに来てカルチャーを実際見たり体験してから見るとこうも違って見えるのか、、と不思議ですが映画の魅力が増してしまったのです。
きっと日本に帰ってからこの映画を見たら「あー、イギリス懐かしいなァ」などとノスタルジックになるんだろうなぁと思います。

Thursday 30 September 2010

I Heart ハチミツ


トーストしたソーダブレッドにはちみつをたらして食べるのが好きです。

実は画像はかなり前のもの。
一度こんなふうにたらーっとスプーンからしたたっているはちみつを撮ってみたかった。

はちみつ以上にみつばちが好きです。
結婚記念日が8月3日なのも3/8(みつばち)か8/3(はちみつ)にちなませたかったから(日本語あやしい?)。
世界各地でみつばちが絶滅の危機に瀕しているニュースを聞いて久しいですが、その後事態はどうなっているのでしょう?(なんて人に問いかけるくらいなら自分で調べろよ、ですよね。ハイ、そうします。)
Abel&Coleでこんなはちみつを販売しています。
一瓶買うごとに50Pがこんな機関に寄付されるそうです。
これも世界規模で起こったみつばちの大量死・失踪に対応してのことなのかな。

意外なことにイギリス産オーガニックはちみつというのは存在しないそうです。
オーガニックと承認されるには厳しい条件をクリアしなければならず、イギリスの養蜂事情では実現が難しいらしい。
上の画像のTiptreeのはちみつも確か南米が原産だったような。
イギリスで売られているオーガニックはちみつの多くがニュージーランド産であるようです。

そんな中、Littleover Apiariesのものはちょっと近くてベルギー産。
おいしいし、お値段だって良心的だし、おすすめです。
そして地産地消推奨派の私といたしましては、遥か南半球から海を越えて、フードマイルをうんと稼いでやってくるニュージーランド産の有機はちみつを買うくらいなら、国産(英国産)のnon organicはちみつを買います。

記憶があやふやなので正確な数字は定かではないですが、ひと匙ぶんのはちみつを採取するためにみつばち一匹が花畑と巣箱を往復する回数は2000回くらいだと新聞で読んだことがあります。
考えてみればはちみつってとてもluxuriousな食べ物なのですよね。
それにさまざまな農作物の受粉だってみつばちにお世話になっている。

はちみつの瓶を開けるたびにそんなことを考えて、なんだか「いただきます」にもみょ~に力がこもるのでした。

Friday 24 September 2010

家時間

どんよりと灰色の雲が空をおおっています。

今日私は一日中家で待機です。
新しいオーブンが設置されて3日目のこと、cheese on toastを焼こうと初めてグリル機能を使ったところいきなり金属部分が発火、溶解したのです。
それ以来オーブン機能しか使っていなかったのですが、ようやくエンジニアがやってくることになり大家さんから連絡があったので、何時に現れるやらわからないその人を待っていなければならないというわけです。
まったく、ガスの点検にきてガス漏れさせていくガスマンがいたり、発火する新品オーブンがあったり、イギリス生活は冷や冷やの連続だわ。
だいたい明らかに欠陥品なんだから保証期間のある今のうちにさっさと交換して欲しい。
エンジニアさんにはそう伝えよう。

それにしてもこの空、まるで地球全体がこの天気だと錯覚してしまいそうになる、隙間無く厚い灰色。
こんな日は家時間が充実する。

グレン・グールドの演奏するバッハのゴールドベルグ変奏曲のライナーノーツを読みながら、ふと思いついてYoutubeで彼の演奏のビデオを検索してみた。
あ、やっぱりあった。


これはバッハのピアノ協奏曲、ですよね?(違っていたらご指摘下さい)
クラシック音楽にはまったく詳しくありません。D-minor?イ短調?はて?といった調子です。
だけど「あ、いいな、これ」と思うものはバッハであることが多く、
このビデオのようなグールドの演奏を聴くとえもいわれぬものが胸にこみあげてきて鳥肌がたってしまう。

無知な私の心にも届く、それが素晴らしい音楽のなせる業なのだな、きっと。

待ち人、まだ来たらず。
この国ではこういう時すっぽかされることもしばしばあるのでイライラして待つのは禁物。
好きな音楽でも聴きながらコーヒーを淹れて、牛すね肉を煮つつ読みかけの本でも開くとしよう。

牛すね肉のスープ煮は有元葉子さんの本で学んだもの。
スープもお肉もいろいろ使いまわせてとても重宝します。

Monday 16 August 2010

ヤローども

ある日の食卓。
何の話題からそうなったのか思い出せないのですが、茶助が何かジェスチャーで示したのを
「何よそれ。」
と半ば退屈して言った私に
「銃にサイレンサーを装着するところだよ。」
とあきれて言う彼。
「知るわけないでしょ、そんなの。」
とフンとする私。
「女はこれだからな。男なら誰だって知ってるよ。麻呂でさえ知ってるって。」
「知るわけな・い・で・す。そんな風に育ててないんだから。」
そこにタイミングよく現れる息子。
「麻呂、これなんだ?」
と私にしたのと同じジェスチャーをする夫。

「サイレンサー。」

・・・・・・。
絶句。

答えたね?
まるで1+1は2に決まってんじゃんって感じであっさりと。

勝ち誇ったように私を見る野郎その①。
白けた顔の野郎その②。

なんでそんなこと知ってんでしょうか、その②ってば?
このつぶや記のように私の主義でこう育ててきたはずなのに。

オスというのはそういう生き物なのかな。

ふと、故・アンソニー・ミンゲラの"Cold Mountain"でのこのシーンを思い出しました。
Rubyの台詞が胸をつく。

Sunday 15 August 2010

ドライココナッツラム


予定通りにできました。
でもベンガル風茄子のヨーグルト和えは不本意な出来だったので、画像の端っこに。
”ぐるぐるロティ”には先日買ったギー(ghee)を使いました。
ごはんはイタリア産の短粒種。
しんさんを真似してキャラウェイシードをかけてみました。
うん、いいですねえ。

ドライココナツラムはなんというか、ずっと前に食べたマトンの煮込みのよう(なルックス)だけど、うんとやわらかくてローストしたココナッツの風味がきいていました。

さて、もう週末も終わり。
これからしばらくまた忙しくなります。
ばりばりやるぞー、ばりばり。

すいか

八百屋さんの店頭で、すいかが£2だったので、試しに買ってみました。
大きさはバスケットボールぐらい。
なかなかりっぱです。
今朝ブランチのデザートに切ってみました。

甘い。
悪くない。いやおいしい。
しかしすいかには涼しすぎる気候なり。

金曜日に月曜のランチまでの献立をすべてたててお買い物も済ませておいたので、材料を買いに走る必要がなく、献立に忠実に作るだけ。
あとは映画をみたり、読書をしたり、麻呂とトランプでスピードをやったりして過ごしています。
茶助は相変わらず休日も仕事。なのに洗い物もしてくれたりする働き者。
がんばれ夫、残り1ヶ月がんばれ。

今夜はドライココナッツラム、ベンガル風茄子のヨーグルト和え、あと私が勝手に”ぐるぐるロティ”と呼んでいるフラットブレッドを作る予定。(でも面倒くさくなったらナンにするかも)

茄子、どうしてイギリスでは年中高いのかなぁ?
今年はトマトも旬になってもちっとも値段が下がらなくて残念。
しかも去年の方がうーんと香りもよくておいしかった。

まぁぼやいても仕方ないさね。

Saturday 14 August 2010

休日のブランチ


焼きたてのスコーンに、クロテッドクリームと自家製の苺ジャム。
濃厚なミルクがたっぷりはいった紅茶とともにブランチ。

こんなゆったりした土曜日が愛しい。
息子の夏休み、ばんざい!ってか。

Thursday 12 August 2010

そういえば作ってなかった


ウチで朝食にジャムを食べるのは通常夫だけです。
それでも去年の夏はまめに旬の果物を煮てジャムを作りました。
おかげで数ヶ月、市販のジャムとは無縁の生活。

市販のものを一瓶買うお値段で二瓶できてしまうというのも
ありがたいのですが、自家製ジャムのよいところは
なんといっても、好みの甘さに調節できるところでしょうか。
イギリスの一般的なジャムのレシピで使用される砂糖の量は私の度肝を抜くほど。
でも1年以上保存したいのならともかく、作ってせいぜい1ヶ月以内には空になるのだから
お砂糖は少なくしてもよいはず。
というわけで、果物にもよりますが、一瓶分の量にほんの数匙程度しか入れません。
出来上がるのはソースとジャムの中間くらいのもの。
とろとろ、という感じ。

そういえば今夏はまだ作っていなかったっけ。
ふと思い立って先週苺とブルーベリーのジャムをこさえました。
家中が甘い香りに包まれて、息子が花の蜜を吸いにきたマルハナバチのようにほわほわと台所に入ってきました。

ちなみに後ろには家主さんが早速設置してくれた新しいオーブンがうつっています。
慣れるためにスコーン、ソーダブレッド、ムサカなどなど作ってみましたが、うん、いい感じ。
前のとは違ってレシピ通りの温度設定でOKなのがいいわ。

Sunday 8 August 2010

心弾むお買い物

忙しい、忙しいと過ごしているうちに、ふと気づけば8月。
去年同様、曇りがちで変わりやすいお天気が続いております。
夏?夏は6月で終わったのかもしれない。。。
でも歩き回るにはちょうどよい気候です。
たくさん歩く時は少し肌寒いくらいがよいのです。

昨日は夫が用事で出かけるのにつきあって、大学の図書館とアジア系のお店の多いエリアに出かけました。
「バスの1日乗車券を買うから、たいして歩かないよ。」
というこのイギリス人の言葉を鵜呑みにしてちょっと踵のある靴を履いて出た私は、数時間後、足が痛くて無口になっておりました。
おそらく多くのイギリス人がそうではないかと思うのですが、彼らはよく歩く。
そして私の夫も放っておくとどこまでも歩く。
「あ、あのー、バスは。。。」
とちょっと引きつる私の顔を見て
「おお、そうだね、ここからバスに乗ろうか。」
。。。。
しくしくしく。。。。。

何はともあれ、用事を済ませてパキスタン人の店主(私にはインド系の御主人としかわからないのですが、夫曰く読んでいた新聞がウルドゥ語ーだったと)がゆったりとかまえているお店で久しぶりにいろんな食材を買うことができた私は足の痛みなど忘れましたよ。
これが買ったものの一部です。
さあご覧下さい、この地味ィィな色あいの画(え)を。

真ん中上から時計回りにギー、タマリンドペースト、ジャガリー、もう1個ジャガリー、黒カルダモン。
これまで代用品で済ませていた料理も、今度はきちんと材料を揃えて作ることができます。
例えばギーはレンズ豆のカレーで使いますし、タマリンドは鯖カレーに、それからジャガリーはカシューナッツカレーjaggeryはサトウキビを原料とするものと椰子の樹液を原料とするもの両方あるようです。今回買ったものはパームシュガーです)やくるみのお菓子に、黒カルダモンはヒマラヤンラムカレーに。
おおっ、なんかわくわくしてきた!

さて、日本文学も多少置いてある図書館では嬉し楽しと迷った末、5冊選んで夫に借りてもらいました。
彼の目が「いくらなんでもこんなに読めるのか?」と言いたげだったのには気づかないふりを。
和書なんて売ってない田舎暮らしなので、その微々たるコレクションでさえも宝の山に見えて仕方ないのだ。
その中でも一番の収穫は林芙美子集です。「放浪記」、「浮雲」、「清貧の書」他たっぷり収録されており、フルコース料理なみです。
あ、三島由紀夫集も借りました。
初・ミシマです。
金閣寺、読みますよー。

Friday 30 July 2010

”落っ”

ホルモンのせいです。

ブログのデザインが決まらずに
ふらふら ふらふら変更しているのも

大事なお客さんが来ているのに
おもてなしが行き届かなかったのも

普通なら頭のまわることに
まわらなかったのも

お料理がどうもうまくいかなかったのも

こんな大事な時に
オーブンが壊れたのも(!)

ぜんぶホルモンのせいに、しちまおう。

はーーーーーーっ・・・・・

Tuesday 27 July 2010

夏はよい

夏はいい。
野菜も果物も豊富でおいしくておまけに安価。

何週間か前に八百屋さんに
「今年はまだとうもろこしはおいてない?」
と聞いたら
「うーん、あと数週間だね。」
とおしえてくれました。

昨日寄ってみたら、ありました、ありました。
わが夫はコーンが大好物。
息子とともに、「軽いとはだめよ、ずっしり重いとがいいとよー。」と選び、
とうもろこしを3本買い物籠に入れ、さらにネクタリンも買いました。
12個入りで£1.20。破格値ですわよ、奥さま。
帰宅して早速食べてみたらジューシーで甘くてとってもおいしい。
ネクタリンだけでなく
桃も
葡萄も
苺も
その他のベリー類も
豊富でおいしくて安い。
この時期にりんごなんか食べる気がしない、なんてこと思っているのは私だけ

ある日のAbel&Coleの野菜と果物ボックスにはスイカが入っていました。
故郷で夏になると伯父か誰かが「スイカの生ったよー」
と持ってきてくれるものに比べると小さい。
でもそれでもスイカ。なんだか珍しくてそのまま器に飾ってたのですが
1週間ほどしてこんこんとたたいてみると、食べ頃を示すよい音が。
包丁を入れてみると皮がとても薄く、さっくり切れました。
イギリスで初のまるごとスイカ。
甘みも十分あり、味わって食べました。

夏っていいなー。

Tuesday 20 July 2010

本日の雑記

息子が学校の歴史の授業でSchindler's Listを見たそう。
同作品はレイフ・ファインズの映画俳優としての出世作で、私はもちろんDVDを持ってます。
でもR15なので息子には見せたことなかったのです。
(でも学校が見せちゃった。はは・・。ま、いいか。)
映画の感想を聞くと
「いや~、見れんかった。ひどい。暗い。」
ふだんそういった映画を見ていないからよけいにそう感じたのかもしれません。
映画もTVも年齢にふさわしくないものは子供は見ないのがウチでは暗黙の了解になっていて息子もそれが普通だと思っている様子。
今時、どこの14歳だってR18の映画だろうと見てるようですけどね。
でもそれがうちの方針なのです。

ついでに私が積極的な反戦争主義、軍隊嫌いな為、ピストルのおもちゃだとか、戦争ゲームやミリタリーを思わせるような服は買い与えたことがなく、息子も買えないというのはよーくわかっている様子。
とはいえ、Transformersなんぞのような映画を息子が好きになって、やたらと米戦闘機の種類に詳しくなってそういったゲームソフトを欲しがったことはありました。
夫は、自分だって子供の頃はそういうのが大好きだったのでそこは許してやってくれと息子の側に立つので、私もあまり頑固なのもいけないかなと、折れてしまいました。
でも後悔してます、自分の主義に反することを許してしまったこと。
今しか親の私にそこまで干渉する権利はないのに。
でも不思議なことにあれ一度きりで、ああいったゲームを買いたいとは二度と言ってきていないなぁ。

Transformersはロボットアクション&ロマンスのじゃりんこ向き映画。
しかしクレジットを見ればわかるようにペンタゴンも協力して作製されております。アメリカではミリタリーが活躍する映画には軍が出資もするらしいので、お金も軍からいっぱいもらって作られたのでしょう、おそらく。製作のスピルバーグがかなりのpro militaryですし。(本人に聞いたわけではないけれど、彼の今までの作品を見ればそれは明白)

話が脱線しました。
この映画のモデルとなったオスカー・シンドラー氏、もともとはお金儲けが目的だったのに、最後には私財を投げ打ち、命の危険を冒してまで他人の命を救った人物。
それが本当に事実だとすれば(諸説アリ)、戦時中のあの状況の下あんなことをやり遂げるなんて相当な肝っ玉の持ち主だなと思います。
はるか昔『アンネの日記』を読んだときに、私が一番心を打たれたこと、それはアンネや彼女の家族をかくまい、食料を調達し、彼女達を生かし続けた人々がいたということでした。
戦争のさなか、自分の面倒を見るだけでも大変なのにそんなことをしていた名も無い人々がいたのかと思うと、人間も捨てたものではないなと思うのです。
『ホテルルワンダ』のドン・チードル演じるホテルマンだってあの狂気のさなかに1200人もの人々の命を救った恐るべき精神力の持ち主。
私なら途中で投げ出し、国連のトラックに乗せてもらって逃げたろうと思うのです。
杉原千畝さんもまた、そんな勇気ある人の1人。
日本が悪たれ国であった第二次世界大戦中にこんな日本人もいたのですね。

人間のそんな勇気と強さってつくづく尊く、私にとってはこれこそが人間の最も優れた資質であり、私がこういった人々に惹かれる理由だなぁと思います。

またつぶやいてしまいました。長々と。

Thursday 15 July 2010

ぴりっとセモリナケーキ

前々から作ってみたかったセモリナケーキ、昨日初めて焼きました。
レシピはIndian Food Made Easyから。

野菜たっぷりでピリっと辛く食事にもおやつにも、もちろんお弁当にも。
せっかく美味しくできたのに、残念ながらもうカメラが全然だめで画像が残せず。

しかしYoutubeに誰かがのっけていてくれました、上記の本の出版と平行して放映されていたBBCの番組の一部。(イギリスではセレブリティシェフの番組がある時はたいてい本の出版の時)



セモリナ粉は1kg入りを買ったのでまだまだたっぷり残っています。
ローストポテトにまぶしてカリっとさせたり、私は揚げ物に使ったりもするけれど、
今日はAbel&Coleから届いたばかりの野菜がたっぷりあるので、またケーキ作ってしまおう。
一度気に入るとしつこく作って自分のものに。
家族はそれに付き合うはめになるわけだけど、ごはんの主導権は私にあるのだ。
ふふふ。

Friday 9 July 2010

育てる楽しみ

噂にたがわず、イギリス人はガーデニング好きだった。。。

それがイギリスに住み始めて実感したことです。
おかげで暖かい季節に外 を歩くと、よそ様のお宅のよく手入れされた(またはそれなりに手入れされた)お庭の木々や花々が目を楽しませてくれます。
今年は花粉症の方にはつらいほど好天 気の日が多いので、我が家の猫の額ほどの”庭”の植物達もよく育ってくれました。

ハウスリーク

肉厚な葉は薔薇のような形になるのですが、私が試しに地植えしたばかりにナメクジ達の格好の餌食になってしまいました。本当は横に横に、チビの分身達を広げて育っていく植物です。
それにもめげず、去年はなかった花を今年は咲かせてくれました。
なんて健気なやつなんだろ。

バラ

カメラ不調の為画像がぼけております。
2年前に義父が小さい苗を買ってくれた時は、花の色さえ未知でした。
1年目と2年目はようやく1輪花をつける程度だったのが、今年はたくさんの蕾をつけてくれました。
これはそのうちの1番咲きのもの。
みっちりつまった花の重みで倒れそうだったので、切って瓶に挿しています。
もう1週間以上経ちますがまだ花は開ききっておらず、いまだみずみずしい姿を保ったまま。香りも上品。
20歳の時にバラの育て方の本を買ったことがあるのですが、実際育てるのは初めてです。
こんな悪条件の庭でも毎年少しずつ育ってくれるのが心にしみるほど嬉しい。


他にもこの時買った植物で今年初めて花をつけたものがいくつかあります。

「ダメだったのかなあ、土が合わないのかなぁと思っていたのに、こんなに可憐な花をつけてくれたんだねぇ」
と、隣近所の声筒抜けのテラスハウスの庭で、片手を胸に手を当て、もう片方の手で葉っぱをナデナデしながら花に話しかけるアブナイ東洋人・・・それは私。
でも本当にじ~んと感動してしまいます。

ちなみにこちら、これでも向日葵です。
息子が学校の授業で種を植え、伸びた苗をいくつか持ってきたうちの唯一のsurvivor
細々と頼りない茎ではありますが、ようやく花を咲かせました。


「小さいけれども花を咲かせた。
まるでこの花の持ち主みたいだね。」

今朝初めて花に気づいた夫が言いました。
そう、先日ようやく14歳になった誰かさん、いろいろあるけど少しづつ前に進んでいます。

Sunday 27 June 2010

カヨちゃんのくれたミニカー

熊本で1人暮らしをしていた頃、中学時代の友人カヨちゃんとよく遊びました。

ある日私の実家を訪れたカヨちゃん、小さな包みを渡してくれました。それは2、3個まとめて包装紙に包まれたミルキーと、車体に”Mötley Crüe”とペイントされたペパーミントグリーンのコンヴァーティブルのミニカー。
モトリークルーとは80年代に人気だったアメリカのバンドなのですが、若かりし頃の私はそのバンドのヴィンス・二ールにちょっと恋心(笑)を抱いていたことがあって、カヨちゃんはそのことを覚えていてくれたのです。

「雑貨屋に売ってたから。好きだったよなと思って。」
 って、カヨちゃん、それ嬉しいって!
そのなにげないプレゼントがあまりに嬉しかったからなのか、それとも包みの中身にインパクトがありすぎたからなのか(だって・・モトリークルーのミニカー!笑)、ちゃんと贈り物らしくたたずまいを整えてもらったミルキー達とともに目に焼きついています。

そのミニカー、今でも実家の私の所持品のどこかにあるはず。
何度も持ち物のリストラをしてきたのに、なぜかそのミニカーを捨てようと思ったことは一度もありませんでした。そして”心に残る贈り物”というと、真っ先に思い浮かぶのが、カヨちゃんのくれたそのミニカーだったりします。

Thursday 24 June 2010

麻呂のコテージパイ


食べてみるまでこれがシェパーズなのかコテージなのかはっきりしなかったのですが(息子、先生の話ちゃんと聞いとくように)、試食したらコテージパイでした。
息子の今週の調理実習のメニューです。
彼が帰宅した時はまだほかほかでした。

そうそう、IXYですが、1日1枚か2枚だけ撮影が可能になりました。
文字通り貴重なショット(笑)

Sunday 20 June 2010

郷愁をそそるもの

本日は晴天なり。

きらめくまぶしい太陽、カラリと乾いた空気、Tシャツのみでは少し肌寒いくらいの気温、小鳥達のぴーちくぱーちく。。。
こんな日は「イギリス最高!」と思ってしまいます。
日本の蒸し暑さを思うとあの気候に戻れるだろうかと怖気づいてしまいますが、でも日本ならではのものってたくさんあって、わざわざ日本から持ってきた、もしくは取り寄せたお気に入りの雑誌、例えば『暮らしの手帖』などを見ているときゅいんとホームシックになります。(そんなの私だけかもしれませんが)欲しい和の道具や食材のことを考えていて、気がついたらさらさらと絵に描いてました。

(こんなのんきなことに時間を費やすのは絶対私だけさ・・・)

そしてまた、こんな記事を見ても。
こちらでも、それからこちらでも紹介されている山椒、鮮やかなグリーンがなんとも美しい。
粉山椒しか知らなかったけれど、そうかー、実もまるごと食べれるのですね。
山椒は英語でJapanese pepper、花椒Szechuan pepperとは親戚のようなものらしいです。

Friday 18 June 2010

首を長くして待っていたもの

昨日出かけていた間に書留郵便が来たらしく、不在通知が残っていました。48時間おいてから取りに来るようにとしてありますが、郵便物の中身がなんであるか薄々予想がついている夫は
「そんなに待っていられるか」
と、今朝7時に郵便物受け取りの支所に出かけていきました。
さてその中身とは・・・。

予想通り、私達のパスポートと書類の山でした。
待っていたのは永住ビザ、
3ヶ月かかってようやく承認されました。

あーよかったー!

この為にテスト受けたり書類をかき集めたり(+お高い申請料払ったり)、けっこう大変だったのです。
政権が保守党の手に渡り(Lib Demに投票した人、裏切りとは思わないのだろうか?まわりのLib Dem支持者は大喜びらしいけれど、そこが私には不思議でたまらない。)この先またどうなるかわからないけれど、とりあえずほっと一安心です。

このブログを見てくれている八幡の叔母、妹よ、ビザ取れたよー!

今夜はLOVEFiLMから到着したばかりのAvatar見ながら祝宴だわ。

※それにしても移民局、噂通りおっちょこちょいというかズサンというか。私が同封した返信用のSpecial Deliverlyの封筒を使わずに、なぜ普通の書留で送ってくるの?ちゃんと重量分の郵便量前払いして切手も貼ってあったのに。他の用途に使いまわす気なのかしら?なんか小腹が立つけれど(=ちょっと腹が立つ)、とにかくビザが来たのだからよしとするか。

Wednesday 16 June 2010

ラザニア

麻呂の学年は去年と同様、この時期は調理実習が毎週あります。
今週彼が作ってきたのはラザニア。
先週パスタを手作りしておいて、今週はベシャメルソースを作り、完成させたそう。
帰宅した彼が見せてくれたのは、まだ少し温かい、りっぱなラザニア。
パスタマシーンを使うのが楽しかったとか、ベシャメルソース作りはrunnyなものがthickに変わる瞬間に感動したとか、生き生きと語っておりました。
おいしかったなぁ、息子のラザニア。
愛用のイクシーは相変わらず眠り姫で残念ながら画像は残さなかったけど、この味は忘れないよ。

Tuesday 15 June 2010

ワールドカップ

夫はスポーツ、特にチームスポーツや球技に興味がありません。
学生の時もやっていたのはフェンシングとかボクシングとからしいです。
しかも本人曰くなかなか強かったよう。
そんな彼は職場で男子だけの飲み会があるとスポーツの話しばかりで退屈するのだとか。
女性の同僚との方が話が合うとか言ってます。

さて、ただ今盛り上がっております、ワールドカップ。
外を歩けばイングランドの旗をパタパタさせて走る車のなんと多いこと。
それでイギリスにいてこの波に乗れないというのはある意味残念なのですが、私も夫もまったくサッカーに興味がありません。よってワールドカップも全然見ておりません。
息子1人が一生懸命日本を応援し、盛り上がっております。(息子⇒体育大好き+スポーツの祭典大好き)
余談ですが、ワールドカップの時期にはイギリスの警察や女性保護団体が警戒態勢に入るのだとか。
なぜならイギリスが勝つと、興奮したサッカーファンが泥酔して妻に暴力を振るうので家庭内暴力発生率が上がるからなのだそうです。その率なんと30%。
サッカーファンがそんなサイテーな輩ばかりではもちろんないのでしょうが、我が家のすぐそばにパブがあり、イギリスチームの試合がある夜はやかましい酔っ払い達の声で、3階の二重窓の部屋で寝ている私達でさえ目が覚めるほど。
こっちが暴れてやりたいくらいだ。
でもこんな私でもジダンだけはとても好きでした。(あれ、関係ない?)

Monday 14 June 2010

キッチン

「スランプです」などと、どよんと空気を淀ませていたのが金曜日。
そのスランプをあっさり脱したのが土曜日の夕方。
女心はイギリスの天気のようにくるくる変わるのだ。

最近なぜだか、10代の終わりから20代の始めにかけて読んだ本が読みたくて読みたくて仕方がないのです。
10代の私は外国文学にしか興味が持てず、とくにゲーテとサガンとデュラスに心酔していたのですが、20代になる辺りから吉本ばなな、山田詠美、村上春樹が注目を浴びて3人の本は出るもの出るもの片っ端から読みました。あの3人のおかげで日本の文学、大衆小説も読むようになったんだなあと思います。
それで今、なぜかむっしょ~~~にサガンの作品と吉本ばななの「キッチン」が読みたい。
なんなのだろうこの感じ、まるで妊娠して食の好みが偏るかのごとく強い欲求をそれらの本に感じてます(笑)
ちなみに私がサガンの作品と言うとき、それはもう朝吹登水子さんの訳でしかありえません。
新訳もあるのかもしれませんが、いや、私は朝吹訳のサガンでないと落ち着かないのです。
英訳で読んでみたらどうなのだろう?
同じ感覚が味わえるのかしら?

「キッチン」は読んでいてとてもとんかつ(カツ丼)が食べたくなったことを覚えています。

Friday 11 June 2010

台所に座して思ふ

ここのところ、おそらくハーフタームが開けた辺りから私なんかヘンなのです。

様々な『初めて』がからまって2008年春にスタートした新生活・・・
1人暮らしの時以来、○○年ぶりに持つ自分だけの台所が嬉しくて
あんなに毎日毎日、作ってみたいもの食べてみたいものであふれていたのに。
どんなに疲れていても、ひとたび台所に立ってお料理を始めるとたちまち充電されて疲れや憂鬱なんぞ吹き飛んでいたのに。

これ食べたいからこれ作ろうとか、この食材が使ってみたいからあれ作ろうとか、そういったインスピレーションみたいなものが、まったく沸かなくなってしまったのです。
とりあえず毎日のごはんの支度はしているけれど、昨日なんて宅配で取り寄せた鮭丸ごと1匹、その3kg近くの巨体の鱗をとり、なんとか3枚におろして小分けして冷凍などといういつもなら心浮き立つ作業をしても、まったくときめかず。
息子の通う学校のバザーに出すものを作らねばならないけれど何を作るか考えるのも億劫で、苦痛に感じている私がいるのです。

もしかしてこれって、ちょっと時期はずれの五月病?
それともあの、女性特有の、ホルモンに多大に影響される更年期障害?
それはまだまだ先だと思っていたんだけどなあ。
でも友人は同世代で更年期障害の女性もいると言っていたなぁ。

ま、いずれは来るものだ。
そん時はびびらずにどんと迎えてやるさ。

ふと昔の同僚のことを思い出しました。
彼は私より3、4歳年下だったのですが、同期なのでいつもお互いに言いたいことを言っていました。
彼にとって私は口の減らない女だったでしょうが、あちらさんはあちらさんで口の悪い男で、しょっちゅう年齢のことでからかってくるので

『アータだっていずれはこの年齢になるんじゃん。』
と言うと

『まあねー。でも追い越してあげることはできないけどね。』
だって。
悔しいけど、笑うたわ。

Thursday 10 June 2010

辛いです

辛口かもしれません、今日のワタクシ。
息子に 『喰い倒れ担当、略して”喰いタン”』と呼ばれるからにはシャキーンと箸をかざして食い気たっぷりの記事ばかりでいきたいものですが、人間、考える葦でもありますからいろいろあるのです。

 * * *  

来客のときたまたまかけていたヨーヨー・マの弾くバッハのCDを客人が気に入り、夫は彼女にも同じCDをプレゼントすることにした。
それは私がとても気に入っているもので、彼女がそれを気に入ってくれて、さしもの我が低きボタン鼻も内心高々であったけれど、その鼻にすぐさま皺を寄せることになった。
”Yeah, it's nice music. Very relaxing, isn't it?”
と夫が言ったからである。

ここではっきり言いたい。
”nice”や”relaxing”なんて他に言いようがない時に使う言葉である。
旅先がrelaxingだったとか、人物がniceとか言うのはまあいいとして、音楽にniceやrelaxingなんて、絶対言わない方がいい。私は職場で全然趣味じゃない服やなんだかよくわからない美術品に対して「素敵じゃない?」と同意を求められたとき、いつもIt's niceと軽く言ってすませておくほどだ。(ごめん、マネージャー)本当に好きならbeautifulとかbrilliantとかstunningとか、せめて”It's good.”や”I like it.”と言う。
なんでもかんでもナイスナイスって、ワンセンテンスに5回くらいlikeを使う語彙の乏しい若者じゃあるまいし。いちいちエクスクラメーションマークのつく文章みたいで気持ち悪い。

結局そのCDはその日見つけることができなかったので夫は客人のためにコピーを作ってあげたのだが、その間私が威嚇する猫のようにシャーッ、フーッと密かに背中の毛を逆立てているのも知らずにさらにniceを連発していた。

 * * * 

あ~、ちょっとすっきり。
いつもなら後で本人に言うところだけど、このことは私の胸におさめておくことにしました。
いや、村上春樹氏の奥さんみたいに日記に記しておいてもよかったかもしれないな。

Tuesday 8 June 2010

心に残るおべんとう

義父と彼の新妻(ふふふ)が帰るその日、彼らのためにpacked lunchを用意しました。
おそらくホテルで遅めの朝食を食べてくる二人は満腹のためランチは電車の乗り換えの時にでも食べることになるだろう、と夫と私で同じことを考えていたのでした。

2人とも特別変わったものなどは好まないであろうためシンプルにハムとレタスのサンドイッチに食べやすくカットしたフルーツ、冷たい方がおいしいから保冷材も入れて、その他おやつも何種類か入れました。(WalkersのTeriyaki flavourのcrispsも入れてちょっぴり日本の味を演出・・か?) ごくごく簡単な”遠足のお弁当”のようなもの。
しかしプラットフォームで電車を待つ間にそれを渡した時の2人の喜びようといったら、それは予想だにしないほどでした。ハグとキスの嵐。その後もテクスト(携帯のショートメッセージのことです)や電話でとてもおいしかった、very delicately doneなどと、賛辞をおしまない義父達に、私達は喜んでもらえてよかったと胸を撫で下ろしたのでした。

そこでふと思い出したのが、最後に誰かに作ってもらったお弁当のこと。
それは渡英前にビザを申請するため大阪まで出向いた時でした。
息子と2人で行ったのですが、母が移動中買わなくてもよいようにと、お弁当を持たせてくれたのです。
おむすび二つとあとおかずや漬物が入っていたのですがおかずの内容は忘れてしまいました。
でも食べながら、「ああおいしいなぁ」とじんわりとしたものを感じていたことははっきり覚えています。
あれが私の、「一番心に残るおいしいお弁当」だったな。
 
お料理は愛情というけれど、お料理は技術ですと「100文字レシピ」で川津幸子さんが言っていて、彼女のいわんとするところもわかるのです。そうです、技術は大事です、もちろんですとも。
でも結局のところ、食べる人のことを思いやった料理や相手の喜ぶものをと心を配ったものほど心にしみいる味というのはないのではないかと思うんだなぁ。。。


電子画のぱたりと途絶えたこの電信日誌に
「字ばっかりでめんどくせーなー」
とお思いの御仁もいるやもしれませぬ。
しかし拙者、そのようなことはおかまいなしに次は『心に残る贈り物』のことを書く所存でござる。
(この口調、一度始まるととまらないのでござる)

Saturday 5 June 2010

休暇のはなし

ここ数日間、義父達が私達を訪ねて来てくれていました。
義父の奥さんとはこんなに長い時間一緒に過ごしたことがなかったので、彼女のことを知るいい機会になりました。私のこともある程度こんな感じ(ぼやっとしているとか、実は辛口だとか)だとわかってもらえたろうと思います。
よく話しました。話しすぎて、もう途中から文法が怪しくなっていた私。
昔カナダ人の同僚が、ずっと外国人(この場合日本人なのですが)に英語を教えていると自分の英語があやしくなってきて授業中にI likes me my beerなどと言ってしまうと笑っていたのだけれど、私は義父の奥さん相手にI thinks buy him no toyなんて舌がもつれそうでした。いや、実際もつれていたに違いない。
観光なぞしているうちはよかったのだけれど、3日目ともなると話題も乏しくなってきたので自分の好きな分野で話しをすすめた所、彼女がJane Austinのファンだということがわかりました。
Jane Austin! 読んだことはないけれど、彼女のイメージにこんなにぴったりな作家がいるだろうかと内心指をパチンを鳴らしていました。私もいつかPride and Prejudiceを読んでみようと思っていたので話はなかなか盛り上がりました。

まわりで義理の家族と相性がよくなくて、という話をたまに聞きます。
その点私は幸運かもしれません。みな善良で心が広く温かい人柄で、会うたびに温かい気持ちにしてくれ、エネルギーをくれます。
しかしそれでもやはり、年に何度か会うくらいが私にはちょうどよいかな、と思います。
リベラルな私と茶助に保守的な義父とその妻。
時々会うからこそ、見解の相違に注目するよりも、共通点を見つけて喜ぶことができるんじゃないか、、、と自分を知っているのでそう思います。(干渉されるのが大の苦手で本来は集団行動が得意ではないときているし・・・)

カメラ、相変わらず壊れたまんま。
キゲンがいいときは動いてくれます。
ホリデーの写真も、義父たちのために料理したスンバラシイ(ふっ・・)夕食も撮らずじまい。
今度からペイントのソフトを使って挿絵でも描くかな。。。(うそ、うそです)

Thursday 27 May 2010

今日は金曜日・・・か?

先日いつものように朝食の準備をしながらBBC3を聴いていたら(もしくはBBC3を聴きながら朝食の準備をしていたら)、ラジオのパーソナリティーが曜日を間違ってリスナーに指摘されておりました。
私、今日は金曜日だとずーっと思っていたのですが脳内のみの放送だったため誰にも指摘してもらえず、夕方息子に言われて始めて気づきました。

木曜日はいつも『2人英語部』の日で、お友達の女の子(などと言ったら失礼かしら。ひとまわり以上も年下なのに私よりうんとしっかりしているのです)が我が家に来てくれて二人で語彙を増やす勉強をするのです。今日も共に勉強し、しっかりと20個語彙を増やした(?汗)のだから木曜日に決まっているのに。

でも、ということは土曜日までまだあと1日あるということ。よかった。
毎日が飛ぶように過ぎるのはいいことだけど、時々振り返って確認する時間も必要です。
明日は振り返って確認する日にします。

(まだ日付けは替わっておりませぬが、早速振り返って確認:”夕ごはん食べ過ぎた。”)

Wednesday 26 May 2010

そろそろイースト菌が恋しい

毎日毎日、時には日に2度、作り続けたソーダブレッド。
初回に比べるとずいぶん上達しました。(自画自賛)

毎回粉の配合を変えてみたり、バターミルクで試したり、生クリームを加えてみたり、ヨーグルトの種類を変えてみたりしてぴったり好みの組み合わせを探索(?)したけれど、今のところ家族にも好評で私自身も気に入っているのは、粉は白と全粒粉を五分五分にして普通のヨーグルトを使ったもの。ギリシャ風ヨーグルトほどではないけれどYeo Valleyのヨーグルトくらいクリーミーなものが良いようです。
我が家のオーブンを使用した場合の適温や焼き時間はしっかり会得したので何を使っても大丈夫。


明日もう一度作って、それでしばらくソーダブレッド作りはお休みするぞ。

Tuesday 25 May 2010

夏が来ると食べるパスタ

本日は曇りで空気もひんやりとしていますが、ここのところイギリスでは珍しく好天が続いていました。
週末から昨日にかけては毎日30度くらいになって暑かった。だけどカラリと乾燥しているのでとても気持ちがいいのです。
私の家の近くには学生の寮がいくつか点在しているので、逆ヴァンパイアの若者でうじゃうじゃ。なんだかいつもより人口密度が高いように感じるのは気のせい?シャツを脱いで闊歩する若者もおり、お腹が樽のようにまあるく出ていても、刺青だらけの腕とともに樽を露出しているオヤジーデ達もいました。

さて、夏になると食べたくなるもの、それはトマト。
価格も下がり、味も香りもたまらなくよいトマトを求めて昨年は毎日のように八百屋さん通いしていました。
そんな、トマトがおいしい季節によく作るSpaghetti with Uncooked Tomato, Rocket and Olive Sauce。
Jamie's Dinnersの中からのレシピです。ウェブでもレシピが見つかるかなあと思ったのですが、残念ながらなしでした。
ようするに、たっぷりのトマト、オリーブ、ルッコラとバジルやオレガノなどのハーブなどを混ぜて、塩+黒胡椒、オリーブ油、バルサミコ酢で味を整えてソースを作り、そこに茹でたてのアツアツのスパゲティを投入して混ぜるだけ。
すぐ食べてもいいし、冷たく冷やしてもおいしいです。私はスパゲティではなくカッペリー二を使ったりもします。素麺みたいで暑い時にぴったり。

こちらのうどんもすごくおいしそうっ。
確かにこれなら飽きずに毎日いけちゃいそうだなあ。

Thursday 20 May 2010

黒胡麻ソーダブレッド

全粒粉のソーダブレッドに黒胡麻を入れてみました。
うん、合うと思う。
たくさんある黒胡麻をこれで使い切ることができそうです。

息子のランチに、マスタードハム+チェダーチーズ+ベビーリーフでサンドイッチ。
ワックスペーパーで包み、ランチボックスに入れます。
りんごも1個入れておくからちゃんと食べておいで。

Wednesday 19 May 2010

毎日食べても飽きないもの

以前の職場で、最後の晩餐には何を食べたいかという話しをしたことがあります。
でもこの場合の”最後”の晩餐って”最期”の晩餐ですよね。縁起を気にする気の小さい私は、そんなことを口にするのがこう、なんというか居心地悪いので(knock on wood)、質問を変えて茶助に聞いてみました。

「1ヶ月間毎日同じものを食べなければならないとしたら何がいい?」

彼の答えは「カレーかパスタ」でした。
私は断然カレー。
パスタも好きだけど、カレーはおそらく本当に毎日3食でもいけると思います。
ただ、日本のカレーはルーもお米も重くてもたれるので3食はむずかしいかな。。。
(たまに食べるのはもちろん大好きです。)
ごはんはバスマティライスで、サラッとしたインド系のカレーなら1ヶ月間33食、いけるかも。

今朝のこと。
息子ははちみつをかけたパンケーキを、夫はお茶漬けを朝ごはんに食べていました。
私は昨夜の残りの緑レンズ豆のカレーがあったので、それを少ぅし。
すると夫が言うのです、
「僕もレンズ豆は好きだけど、朝からカレーは無理だなあ。」

ちょっと。ちょっとちょっと。
(すみません、日本時間が2007年で止まっている我が家ではまだ死んでないんです、このセリフ)
夫よ、1ヶ月間毎日3食ってことはもちろん朝食も入るんだよ。
おやつにでもしようと思ってたの?

ちなみに毎日でも食べれるものを聞いたら
「チーズケーキ」
ということでした。
きっと本当だと思う。自分で作ったライム風味のチーズケーキ、ホールのおそらく半分以上は1人で食べてましたもん、あのお方。朝ごはんの後に食べて夕食後にも食べてた。
私は毎日でも食べれるものはアボカドかな。
あ、あともちろんカレーも。(ははは・・)

さて、冒頭の職場での話ですが、同僚達の答えは1人はパン(彼女はパンが大好きなのだそう)、もう1人はお鮨(この方はたいへんなグルメです)ということでした。
茶助に聞いてみたら、ステーキとシーザーサラダとのこと。
私は・・・・・
さあねぇ。。。
そのうち考えてみます、気が向いたら。

Tuesday 18 May 2010

牛肉とレンズ豆のマスタード風味


またですか。

またポットラック会議ですか。
      キミの上司はそんなに経費節約したいのですか?
で、今回は何を作るのですか?

これです。

HughのRiver Cottage Everydayからのレシピ、
”Beef with mustardy lentils and mint”
ローストビーフ、レンズ豆、玉葱、セロリ、そしてミントが入っています。
少し味見させてもらいましたが、とっても私の好きな味です。
口に入れて少しすると、ふわっと広がるイングリッシュマスタードとミントの香り。
お弁当用にとHughがすすめているだけありこれだけで十分満足できそうです。

ポットラックに、ポテトチップスしか持ってこない人もいれば毎回手ぶらで参加するツワモノのいる中、きちんと毎回手作りのものを持っていく夫のそういうところ、手抜きのできないところ、日本人であればA型と思われたでしょう。
でも彼はO型なのです。

Sunday 16 May 2010

ごつごつ重曹パン


夜がゆっくりと、そろそろその帳を下ろそうと腰を上げる頃、夕闇の中撮ったソーダブレッド。
(いえ、電気を止められているわけではありません。薄暗いのが好きなだけ)
見えにくいですが岩のようにごつごつしています。
名づけて”ごつごつ重曹パン”。

レシピではplain white flour(薄力粉?中力粉?)使用なのですが、色々違う粉で試しています。plain wholemeal flour, strong white flour, strong wholemeal flour...
ソーダブレッドの食感がこうあるべきとか見かけはこうあるべきとかすでに無視して長平べったくしてみたり、四角くしてみたり。。。

ごつごつパンは早く使い切る必要のあったstrong wholemeal flourを使いました。
今晩も、そして明日もきっと焼いていることでしょう、重曹パン。
家族に「もう飽きた」と言われるまで。

Friday 14 May 2010

ソーダブレッド

パン焼き器を持っていて毎日パンを焼いているわよという声をよく聞きます。
「だって食べ盛りの子供はハンパなく食べるし、毎日のことだから作った方が安いんだもの。」
確かに。しかもイギリスでおいしいパンを見つけるのはほんのちょっと努力が要るものね。

ブレッドメーカーかあ。。。
どちらかというとJamie At Homeで見たような煉瓦作りの窯の方が欲しいんだよなあ。。。
(どれだけ身の程知らずに高みを見てるのでしょうか、私の理想って)

マメな性格の妹は自分で天然酵母を育てているらしいのだけど、私はドライイーストを使ったパンでさえまだ作ったことがないのです。

とりあえず、River Cottage Everydayを開いてみました。
そして見つけました、めんどくさがりの私でもさっさぁと作れてしまうパン。
こちらです。

Hughの指示する温度より低めにし時間も短縮しましたが、やはりちょっと焦げてしまいました。形もいびつ。
温度と時間はtrial + errorで最適な温度を見つけるしかないなぁ。
しかし家族には好評でした。
薄力粉、重曹、塩、ヨーグルト(理想はバターミルクですが手に入りにくいので)を混ぜて焼くだけです。
こねる必要もありません。
しかし2回作ってみて思ったのですが、シンプルな材料と短い工程でできるだけに、粉の質が味に大きく影響するようです。
良い粉を使ったほうがやはり断然おいしい。

さ、これからまた明日の分のソーダブレッドを焼きます。

Thursday 13 May 2010

ネパールカレーと豆スープ


今日は鶏肉のカレーが食べたい。
そう思ってぱらぱらと雑誌や料理本をめくり、見つけました。
かなり前のエル・ア・ターブルで枝元なほみさんが紹介しておられるネパールのカレー。
あっというまにできるチキンカレーとレンズ豆のスープです。
レモンを加えるので酸味があり、酸っぱ辛い、でもポテトが少し辛味をやわらげてくれる。
バスマティライスにもよく合います。

Friday 7 May 2010

各政党とかけて○○な紐ととく:帯に短し襷に長し

昨日は英国の総選挙でした。
茶助はどの政党も支持する気になれないと言っていました。

「でもそういう考えの人が何もせずにいたからニック・グリフィンがEU議会選挙に当選するようなことが起こっちゃったんじゃないの?君みたいな人が10,000人いたら10,000票がほっぽかれた当選宝くじみたいなことになるんだよ。(ここ、本人もうまく説明できなていないのは自覚しております) つまり最悪なものを避けるためにも君の1票を有効利用するべきではないのか?」
などと、私より政治に1000倍詳しい殿方に向かって諭しを試みる私。

結局、職場の極右支持者の1票を無効にする為だけに投票することにしたらしく、郵便で投函していました。

選挙の結果はニュースの通りです。

「今日は何するの?」
といういつも通りの茶助の質問に
「荷物をまとめてイギリス出ます。」
と答えると、
「僕が帰るまで待っててくれる?」

冗談はさておき、さて、どうなることやら。

個人的に今日のハイポイントはこれこれです。
緑の党が1席でも獲得したというのにはへえーっ!と思いました。
そしてイギリス国民党(BNP)、当然でしょう、この結果。

去年の欧州議会選挙でBNPが2議席も獲得した時、英各メディアは大騒ぎでした。
あるサイトでは
「誰しもに言論の自由という権利があるが、我々はファシストをこの対象の例外とする。」
と強い言葉で断定していました。
ニック・グリフィンに卵を投げつける人がいました。
例えBNPを支持していなくともこういったことに反感を持った人もいたかもしれません。

しかしある思想が人権を無視した極度に偏ったものであるとき、さらに罪もない人々に危害を及ぼす恐れが明白であるとき、その芽は育つ機会や繁殖する可能性を与えられるべきではないのではないでしょうか。ほんの7、80年前に何が起こったか、歴史を顧みればそれは明白なのでは?
今は誰も本気で相手にしていないし、脅威になりえるとは夢にも思わないとしても。

さ、それはおいといて、とりあえず目の前の問題は明日のお弁当をどうするかですよ。
昨日Abel&Coleからかなりの食料や生活用品を宅配してもらったので今日は買い物しないつもりだったのですが、少し買い足ししないといけないかなあ。。。
というわけでお昼ごはんを食べて出かけて参ります。

追記:自分で考えるのが面倒なので○○の中には好きな言葉を入れてください。

Thursday 6 May 2010

賭け

私は今ひそかに賭けをしています。
それは、私が昨日郵便局で送付した、カリフォルニアに住む友達への誕生日プレゼントが無事に届くかどうかという賭けです。

Royal Mail、はい、評判悪いです。
郵便物の紛失、大幅な遅滞などなど、あちらこちらで読んだり耳にしたりします。
私も紛失こそまだ経験していないものの、ものすごく重要な速達書留郵便物が普通郵便よりはるかに遅れてきたあげく、ただポンとドアマットに乗っかっていたことなどあります。(署名は?ねえ署名は?)

(※書留郵便だからネットで追跡できるはずなのにイギリスのサイトで追跡不能だったのです。この件でRoyal Mailに電話をしたら日本側の責任と言われたのですが、日本郵便のサイトではちゃんと追跡できたのです。結局はイギリスに到着してからきちんと入力されていなかったことが原因でした。大阪の、イギリス発送前の最終取扱いをされた場所で問い合わせの電話に対応して下さった方、日本がいかにきちんとしているかを再認識させて下さいました。もう素晴らしいのひとことに尽きます。)

でもParcel Forceよりは5.5倍くらいましだと思います。
こちらはシステムがものすごくいいかげんで、カスタマーサービスでさえあてにならないのを身をもって知っています。Parcel Force扱いになるような郵便物を送るのは絶対避けてねと日本の家族にも
しっかりお願いしてあります。
Royal Mailのカスタマーサービスは対応も迅速だし一応きちんとしています。

そんな機関を通じて送ったから賭けをしているのか?
いいえ、そうではありません。
プレゼントというのはパフパフ封筒に入ったメッセージとCDなのですが、こともあろうに、封をせぬまま出してしまったのです。
このイギリスからアメリカまで、はたして封をしていない郵便物が無事に届くのか?

乞うご期待。

Wednesday 5 May 2010

ウチ風ベイクドビーンズ

bakeであれどもbakeにあらず、それはbaked beans。
でも、もともとはアメリカでダッチオーブンのような鍋でbakeされていたのですよね、きっと。
カウボーイのキャンピングフードというイメージがあります。

缶詰商品を見ると白いんげん豆をトマトソースで煮込んだようなもののようですが、我が家のベイクドビーンズは赤いんげん豆で作ります。

ゆでた赤インゲン豆、トマト、にんにく、たっぷりのイタリアンパセリ、玉葱を煮込むだけ。
あればセロリを加える時もあります。

こちらはいただいきものの虎豆と赤インゲン半々で作りました。

そして煮込むときにぜひ加えたいのがコレ。

このスモークパプリカを加えるだけで数倍おいしくなります。

Sunday 2 May 2010

買ってでもするもの

若いときの苦労は買ってでもしろといいますよね。
何の不自由もない人生を送ってきたつもりはないけれど、たいして苦労もしていない私の人生。
思えばいつもまわりに助けられてばかり。
自分が誰かの役に立ったことなどあんまりないのではないかと思います。

苦労といえばこの増えたり減ったりの体重との戦いかしら。

大昔はガリガリに痩せていて、すごく厳しいテニス部で年中練習にあけくれていつも真っ黒に日焼けしていたので、ついたあだ名が『ごぼう』

それから数年ごとに体重増減を繰り返して今に至ります。
さすがに『ごぼう』に戻ることはありませんでしたが。

今は『増』のときです。

夏も目の前だし、さすがにちょっと、この肉襦袢をどうにかしないとと思います。

そこで教訓:
太っている時の不便は買ってでも楽しめ

車がない生活は便利とはいえないけれど利点もあります。
いやがおうにも歩かざるを得ず、知らず知らずのうちに有酸素運動ができるからです。

郵便局に行く⇒往復30分
リサイクリングポイントまでビン、缶、プラスチックを持っていく⇒往復30分
クリーニングを出しに行く⇒往復1時間
お気に入りの八百屋さんに行く⇒往復1時間
地元のおいしいベーコンやチーズを買いに農場へ行く⇒トータル2~3時間
散策⇒時間無制限

そして気持ちのよい汗をかいた後は、ごはんがさらにおいしい。

ん・・・?
これじゃまるでカーボンオフセットじゃないですか

プラマイゼロ

Saturday 1 May 2010

日々のこと ②

午前中に禅の修業(※家事のことです)を終えた後はお昼ごはんもまたしみじみおいしく感じます。
お腹を満たして洗い物を終えたら、息子が帰ってくるまでの3時間くらい好きなことをします。
働き者のお母さんモードの時はおやつを作ったり夕食の下ごしらえなどをしますが、たいていは自分の好きなことに没頭。
春や夏なら庭いじり、インターネットでお気に入りのサイトをうろうろ、本を読む、手紙を書く、音楽を聴くなど。

音楽は決して詳しくはありませんが、けっこう節操なく色々好きです。
それで一度好きになるとしつこく聴くタイプです。
The White StirpesのWhite Bood Cellsを半年間毎日繰り返し聴き続けた時には、さすがに茶助に「いいかげんにCDプレーヤーに他のCDを入れてくれ」と懇願されました。
大好きなアルバムのひとつに、ヨーヨー・マによる演奏で収録されたバッハの無伴奏チェロ組曲があります。
何度聴いても飽きません。
聴くたびにうっとりとなり、その世界に引きこまれます。
その中でもとくに好きなのが第3番のジーグ。

年老いて耳が遠くなる前に一度は生で聴いてみたいアーティストジャック・ホワイト(色々やってますが、やはりメグと一緒のストライプスで)、ニルヴァーナ(この世にいませんが)、サン・ハウス(こちらもだ・・)、ドアーズ(あ・・・)、そしてヨーヨー・マ。
実現可能なのはジャックとマさんの2人ですが、ぜひ、ぜひ、いつかこの耳で、この目で!

実際ヨーヨー・マの演奏会に行かれたpuspamさんがとても羨ましい。。。

Friday 30 April 2010

日々のこと ①

世の主婦の方にはそんなの当たり前だと言われそうですが、少なくとも午前中は家のことをすると決めています。
やることがあって外出しているときを除いては、お昼ごはんの時間がくるまでは必ずどこかを磨くなりなんなりすると。
そうでないと、この面倒くさがりの私のこと、いくらでもグータラしてしまうからです。
コンピューターを開いてそのまま3時間くらい過ぎてしまったり、外が気持ちのよい季節には庭の草花やマルハナバチをボーっと眺めて1、2時間経ってしまったり、つい読みかけの本に手を伸ばしてとまらなくなってしまったり。

よういかんですばい。

なので少なくとも朝は家事。
掃除がすんでいても、洗濯物を干し終わっていても、とにかくなんかやります。
窓拭きとか、ボタン付けとか、いくら言ってもきれいにならない息子の部屋の片付けとか、家中の出っ張りという出っ張りを拭くとか、草取りとか。探せばいくらでもあるものです。
というか、ここまで自分を戒めないときちんとできない不良主婦なわけです。
トゥミマテン。

しかし。
そんな、私にとっては(あくまで私にとっては)禅の修行のような午前の時間でも決してやらないことがあります。
それは夫のワイシャツのアイロンがけ。
私、きらいなのです、アイロンがけが。
とくに男物のシャツにプレスをほどこすのが。
めんどくさいっ。
でも最初は我慢してやっていました。(当然か)
茶助は「ええっ!?何言ってるんだい、やらなくていいよ、そんなこと。アイロンがけくらい自分でやるよ。」という人なのですが、「いえ、やらせていただきまスッ」と言ってやっていました。それこそ行脚のように感じながら5枚のシャツにかけてましたシューッ、シューッとアイロンを。
で、ある日気づきました。
茶助が毎朝出勤前にアイロンがけをし直していることに。
・・・・・・・。
それでその次の時には念を入れて丁寧にかけました。
しかしやはり、襟の部分をかけ直していた・・・・。

夫:「ここはね、こうしてね、こうする方がきれいに見えるんだよ。」
私:「ふうん。。。あ、ねえ、私のブラウスにもかけてくんない?」
夫:「いいよ。」

それが何回か繰り返され、私が男物のシャツにアイロンをかけることは2度とありませんでしたとさ。

めでたし。

Monday 26 April 2010

メレンゲ

メレンゲ・・卵白だけで作れるそれを子供の頃よく作ったものです。
泡立てて、砂糖を加えて、それからどうしたのか思い出せないのですが、何かお菓子が食べたい一心でしゃかしゃかやってたような気がします。
でも”メレンゲ”のお菓子と聞くとなぜかほろ苦いものがこみあげてくるところから察すると、成功したためしがないのかもしれません。

昨日うたた寝していた私に代わり、茶助が晩ごはんを作っていてくれました。
食材の買い物をしていなかったのに何が出来たのだろうと思ったら、私の憧れのあるお方のように、おうちにあるものでミラクルのようにいろいろこしらえていてくれてました。

そしてデザートはこちら。

メレンゲのお菓子です。
実をいうとこういったものにまったく食指の動かない私、あまり気の進まぬままひと口かじりました。

・・・・あれ?
・・・・・おいしい・・・!

それは意外にもとてもおいしかったのです。

たまにはするものね、日曜日の夕刻にうたた寝。
(あ、でもしょっちゅうしてる気が・・・)

Friday 23 April 2010

モッツァレッラでディナー

このモッツァレッラ、イギリス産なのです。


室温に戻し中。

金曜日。料理するmojoがありません。
なのでウチにあるもので晩ごはん。
モッツァレッラとトマトと、バジルの替わりのグリーンと、ガーリックトーストと、適当に買った、けど意外とおいしかったRiojaのワイン。
ソフィー・コンランのワイングラスにチビはミルクをたっぷり注いで乾杯。
”To the weekend.”
”To the weekend.”

Thursday 22 April 2010

マレーシアンヴェニスンカレー

ヴェニスン、鹿肉です。
シチューやバーガー以外のものを作るのだ!とはりきって1.2kgの塊を注文したのはいいものの、野生の鹿ってスレンダーで、しかもhaunchって足とか腰の辺り?で脂肪分などまったくない超赤身の部分。
マレーシアでよく食べていた黒胡椒炒めにしてみたものの、うううん、あの味ではない。
なんだかレバーを食べているようでした。おいしいかったけど。
次は母がよく作っていた肉飯なるものを鹿でやってみた。これはまぁまぁかもしれない。
それでもまだ残っている。
私にはこの超スリム肉をうまくローストする自信はないし、うーん・・・
と迷った挙句、カレーにしてしまいました。
マレーシアン・ビーフカレーの「牛」を「鹿」にしただけ。

タイトルで期待してしまわれた方、
ないと思うけど万が一いらっしゃったとしたら、、、
すすす、すみません。
(例えばいつも見てるよと昨日メールをくれた叔母)

で、たくさん作って冷凍しておいたのを
今日ランチに食べてます。

カレーのスパイスで完全にその存在感を消されている鹿・・・
でもあっさりお肉でおいしかとよ。

教訓:注文は、何作るかちゃんと決めてから。

Wednesday 21 April 2010

コールラビのスープ

というわけでスープになりました。

キャベツの仲間だそうですが味はブロッコリに似ています。
パルメザンチーズはすごい。このコク。

キャベツとアンチョビのスパゲティと、コールラビのスープ。
どちらもパルメザンチーズをたっぷりとかけていただきました。


この後、せっかくおろしたパルメザンチーズを
夫が床にぶちまけてくれた。

コールラビ


以前にも一度料理しました、kohlrabi。
この画像の、蕪のようなものがそれです。

先週の宅配に入っていたものだから・・・
やばい、もう1週間たっている。
どうしよう、何に使おうと思っているうちに日がたってしまうのです、使い慣れない野菜が来ると。

今回はこのレシピでいこうと思います。

どんな味になるかな。

Monday 19 April 2010

みなしごチャッピィ

先日のこと、うちのマッチ箱のようなコンクリートの庭で野鳥の雛を発見しました。
体格は大きめのレモンほど。

我が家はテラスハウスで両隣のお宅の庭も狭く、こんな鳥が巣を作れるような環境はありません。

上を仰いでみても雨どいしかなく、鳥の巣など見当たらず、どう考えてもお隣の黒白の猫が誘拐してきたとしか。。。
彼、私が庭に出る前に雛の近くに座っていたのです。

さて、どうしたものかと雛の前にしゃがみこむこと数分。。。

そのままにしているとせっかく助かった命を別の猫に奪われかねないので、とりあえず箱に入れて家の中に入れました。(ご近所さんのうち3軒が猫を飼っていて、バックヤードは常に4匹の猫がうろうろしているデンジャラスゾーン。彼らのうちの誰かが狩ってきたらしき小鳥の死骸が時々庭に落ちてます)
まずはこの鳥の種類と、餌のことや育て方を調べようとGoogle。


ググってみると、野鳥の雛を見つけたときの対応についてこんなことが主に書いてあります。
  • みなしごのように見えても実は親鳥が近くにいて巣立ちの練習をさせていることがほとんど。なのでその場から雛を動かしてはいけない。
  • ただし、直射日光の当たる場所にいたり、猫などがいて雛の命があやぶまれる時は近くの安全な場所に移してあげることも可能。
  • まだ飛ぶには早い雛鳥の場合、巣を見つけて戻してあげること。
  • もし猫がつかまえてきて噛まれている場合は早急に抗生物質を与えないとばい菌に感染して死んでしまう。
ここまで読んで、『巣立ち出来るまでうちで育てるしかなさそうだな。』と考えていた私は青くなりました。
感染?!死!?

というわけで今度はアニマルレスキューの検索。

すぐに見つかりました。
ここがイギリスのよいとこだなあと思います。
動物愛護の精神が根付いている。

幸いにも家からそう遠くないところにある、つい最近アニマルレスキューのボランティアを始めたというペットショップを紹介してもらい、電話で尋ねて事情を説明すると連れてきてよいとのこと。

雛をタオルを敷いた箱に入れて少し暗くしてあげてからすぐさまタクシーを呼んでそこへ向かいました。

着いたところは小さな小さなお店。
電話で話した青年が出てきて、雛をひと目見ると
「ああ!これはブラックバードの雛だね!去年も一羽引き取ってつい最近自然に離したんだよ。」
ともうすでにメロメロの様子。
動物好きなんだねー、とその青年の澄んだ青い目を見て思う私。

「噛まれたあともなさそうだし、ぴーちくぱーちくよく鳴くから元気な証拠だ。」

私が心配だったのは、ちゃんと親に見守られた巣立ち訓練中の雛ではなかったかということだったのですが、どうやらまだまだスプーンで餌を与えてあげないといけないようなベイビーで、巣立ちなんてとんでもないとのこと。
ほっ!よかった!

できることならひとり立ちできるまでうちで育てたかったけど、やっぱりプロに任せたほうが安心。

テキトーにJamieと呼んでいたら、雌か雄かわからないだろうと家族に言われ、じゃ、男でも女でもいいように『ヒロミ』と命名。
ヒロミ、達者で暮らせよ。
また会いに行くからねー。

Thursday 15 April 2010

海老カレー

リック・スタインがFar Eastern Odysseyで海老カレーを作っていたのを思い出し、私も食べたくなって海老を買いました。
パームシュガーとココナッツミルクが使われていたところだけは覚えているんだけど、それ以上は忘れてしまった。
なので記憶を辿って一番リックの作り方に近そうなこちらを参考に作りました。
リックはレモングラスも入れていたような気がしたのでレモングラスもばしっとたたいてからお鍋へ。
それとこの方のレシピではレモンを使ってあるけれど、私はライムを搾って。
出来上がり。

うん、おいしい。

Tuesday 13 April 2010

ケサディヤとワカモレ

そろそろ食べ頃なアボカドがあったので
久しぶりにグァカモレ(ワカモレ)を作ることに。
ケサディヤも作ってメキシカンなディナーにしよう。
レシピはJamie's Dinnersから。

しかし熟れているはずのアボカドは下半分まだ固く若い。
結局3つのうち1つしか使えず、グァカモレというよりは・・・
あら、サルサ? しくしくしく・・・

”フードプロセッサーで材料すべてミックスする”
・・とJamie。でもウチはフープロないので
アボカド、種を取り除いたトマト、コリアンダー、ネギ、赤唐辛子を
せっせと包丁でみじん切り。

メキシカンとくればビールはやっぱりこれ。
このビールだけは、カットしたライムをぎゅっと押し込んで
ボトルから直接飲みたい。


Jamieといえば、今週水曜日から彼の新番組、Jamie Does がスタートします。
彼がヨーロッパやアフリカ北部の6カ国をまわり、それぞれの国の食べ物や文化を紹介するものらしい。
「ジェイミーの欧州・アフリカ紀行」ってところ?
彼の番組に関しては好みもあり、賛否両論ありだと思いますが、私はやはり見ちゃいますよ。好きですもん、ジェイミーの料理。
The Guardianのレビューも悪くないし、
初回は私の憧れの地のひとつ、マラケシュ!
絶対見るゾっ。

Monday 12 April 2010

紫ブロッコリーとアーモンドのレモンバター和え


2月くらいから出回る紫ブロッコリー。
”僕は旬の間は週に2回は食べるんだ!” 
とおっしゃるHughの言葉に影響され、
私も旬のうちにいっぱい食べよう!
と思いつつ、これが2回目。
蒸し焼きにしてバターとレモンで和え、最後にローストして細かくしたアーモンドを混ぜ合わせます。
クスクス、サーモン、野菜スープとともに。

ところで、紫ブロッコリーを紫のままいただきたいなら、茹でてはいけません。
先日それを知らずに茹でて、色素が抜けて緑色のブロッコリーになってしまいました。
ちょっと虚しかった。

Sunday 11 April 2010

ヒマラヤ風ラムとヨーグルトのカレー


我が家ではおなじみのIndian Food Made Easyのクックブックの中からのレシピ。
カシミール地方の、スパイスとラムだけで作るカレーです。
野菜も使わず、にんにくさえも入っていません。
カルダモンとフェンネルシードの香りが強く、ラムの強い風味ととても合っています。

お皿は妹からこちらに来る時にもらったもの。
本人が「どのお皿?」と聞くくらいずいぶんと前に作ったものらしいのですが、世界にひとつしかないこのお皿、とても気に入っています。

ところで昨夜シャワーを浴びていてふと、私はこのブログをあとどれくらい続けるつもりなのだろう?と思いました。
あと20年もすれば私も堂々と ”おばあちゃん” と呼ばれる年代になるので、もしその時まで続けていたらタイトルを 『梅ぼし*だより』 にしようと思います。
楽しく自由なシニアライフを過ごしていられたらいいなあ。
日本にいるなら味噌作り、保存食作りの名人とか、まあイギリスならチャツネ作りとかベーコン作りの名人とか呼ばれて、エルダーフラワー酒なら梅ぼし*さんのが一番よ、とか言われてるのが夢です。

Thursday 8 April 2010

Tabula Kisir


バルガーウィートという、デュラム小麦で作られたこの食材を使ったTabula kisirはHughのRiver Cottage Everydayから。
彼のおすすめはピタパンかレタスと一緒に食べるということだったので、両方持参しました。

Tabula kisirってトルコ料理と何かにインスピレーションを受けた料理のようですが、このbulgur/bulghur wheat、中東の方でよく食べられるのかな?
バルガーウィートのつぶつぶの食感と、スパイシーでレモニーなドレッシングがくせになります。
自分でアレンジしていろいろなバージョンができそうです。

ガチョウの卵で作った目玉焼き、その黄身の大きさに感動しました。
目玉焼きなのにトーストソルジャーができちゃいました。

Tuesday 6 April 2010

ガチョウの卵

春です。
真冬、大雪のあとで銀世界を凍えそうになりながら歩き回るのも楽しかったですが、それはあくまで散策。
冬の買い物は便利さを優先しがちですが、春はちょっとした買い物でも少し足を延ばしてみようという気になります。
お気に入りの八百屋さんまで徒歩で往復1時間、野菜や果物をたっぷり買ってきました。
ナッツ類も量り売りで買えるのですが、ディスペンサーのレバーの操作に慣れていないと恐ろしい量がざざざーっと出るため(経験者)要注意。
今日はちょうどいい量が買えました。ほっ。

つい見逃してしまうところでしたが、今日はレモングラスを見つけ、籠に。こちらはカシューナッツといんげんのココナッツカレーに使います。
maceもあったのでこれで木曜はヒマラヤ風ラムカレーを作ります。

そして卵を買おうと店の奥に行くと、そこにはひときわ大きな卵が。
レモンより少々小さいけれど、普通の卵の2倍はありそうな、ガチョウの卵です。

鴨の卵はたまに買うけれど、ガチョウは初めてです。

念のためCDと比べるとこれくらいになります。


特大目玉焼き・・・かな、やっぱり。

Sunday 4 April 2010

イースターホリデー その②

あるところに、エッグハントには少し育ちすぎている子羊がいました。

しかしクリスマスや誕生日や1年中のいろいろなお祝い事や行事をとても大事にするおじいさん羊に、愛情をいっぱい受けて育ったお父さん羊は、おかあさん羊に言いました。

「子羊のために復活祭の卵を買ってきておくれ」

「ひとつ?」

「ひとつでは足りないよ。3つくらいなければ」

それに対して現実的なお母さん羊は
「ふたつでじゅうぶんよ」

と子羊をつれて買い物に行きました。
子羊が選んだのは、
ミルクチョコレートとホワイトチョコレートの大きな卵ふたつ。

復活祭の朝

ばりっ。

かさかさかさ


むしゃ、むしゃ、むしゃ


むしゃ、むしゃ、むしゃ

子羊は満足そうに、チョコレートの卵を
ひとかけらずつ、食べました。

お父さん羊は、それを見てあわてて
自分もチョコレートをほおばりました。

お母さん羊もひとかけら口にいれ、
ゆっくり味わってから。心の中でそっとつぶやきました。

「・・・・・激辛のカレーを食べて、
 キュッとライムを絞ったジンが飲みたい」

Happy Easter.

Saturday 3 April 2010

イースターホリデー その①

”その①”としたものの、気まぐれで書くので”その②”があるかどうかは未定です。

以前夫のポットラック会議のため、私が苦手ながらものり巻きを作ったことを記事にしました。その後しばらくしてまたポットラック会議があった時は、夫が自分でコーンブレッドを作って持っていき、好評だったもよう。それはHughがRiver Cottageで作っていたチリや葱を入れるもので、私も作ってお友達の家のランチに持参しましたが、こちらでもおいしいと言ってもらえて、さすがHughのレシピだなあと。(笑)

さて、来週またポットラック会議があるということ。
茶助は今回、チーズケーキを持っていくことにしたそうです。
昨日のGood Friday、私と息子が家でマッタリとiPodで遊んだり読書をする間、彼はひとりで小雨の中あちらこちらに足を伸ばして買い物をしてきました。
チーズケーキ作りを練習するために!
途中、Waitroseで職場の後輩に出くわした彼がそのことを話すと
「ずいぶんポットラックを真剣に受け止めているのね!!」
と彼女に言われたそう。
それを聞いた茶助は、内心「君らを喜ばせるためにやっているのではまったくないとつぶやいていたらしい。

こちらのチーズケーキ、36歳の男子があくまで自分が食べたくて作りました。


レシピはこちらに

うちのオーブンはfan assistedなのでHughのレシピで作る時は温度や焼き時間の調節が必要です。
きっと彼のうちのあのセクシーなAGAのオーブンはうちのよりマイルドな働きなのよね。
まわりが少し焦げ気味ではあるものの、苦くはない。
レモンの風味がさわやかでベースも甘すぎず、本当においしい!

イースター休暇中にもう1度練習すると言っています。
あの大量な材料はそのためか。

Thursday 1 April 2010

語学にいそしむ

こちらで時々耳にするlanguage exchange。
母国語の違う者同士で週に1、2度会い、お互いの国の言葉を教え合うことらしいです。
私が個人的にとても習いたいのは広東語。
ひと昔以上前に中華料理店で日本人マネージャーとして働いていたとき、職場の同僚もボスもすべて中華系のスタッフだったため、その都市では一般に使われていた広東語を私もある程度覚えざるを得ませんでした。
仕事は朝11時から夜12時くらいまで。ランチタイムとディナータイムの間の4時間はいったん閉めますが、そのうちの1~2時間は社員のみで行うミーティングがあり、それもすべて広東語。
ボスを始め、スタッフの半数以上は英語ができましたが、いちいち訳してもらうわけにもいかないので、私はもう、それはそれは毎日広東語のシャワーをたっぷりと浴びておりました。
女性の特性である順応性が私にもちゃんとあったようで、プライベートでもローカルの人たちの趣味や嗜好に影響され、彼らのカルチャーにどっぷり浸かっていた私は張曼玉と香港映画が大好きで、周星馳の新作は欠かさず見に行き、毎日ローカルしか行かないような店に1人で行って食事をするような日々を過ごしていました。

それなのに。。。

5年もいたわりには私の広東語は片言でブロークンで本当に情けないレベル。
常連さんはともかく、私が日本人だとはまったく気付かず注文をするお客さんには
「君、広東語下手だなあ。大陸出身かい?」
などと言われていました。
仕事は長時間だったけれど、あの頃時間を作ってきちんとレッスンをとって勉強すればよかったなと今でも思います。
広東語、大好きです。
あの響き、あのリズム、ああ言えばこう言うあのメンタリティ(笑)が魅力なのです。

さて、4月は日本では新学期、新年度が始まる月。
じゃあってわけではないのですが、私がほんの思いつきで提案した我が家のlanguage exchangeに夫と息子が意外にも食いついてきました。
それは私が夫に日本語レッスンをし、夫が息子に英語レッスンをし、息子が私にドイツ語を教えるというもの。
ほんとっ?
ほんとにいいのっ?
と喜ぶ茶助に、
ふ~ん、いいけどさ~。
と渋りしつつ、
いつ始める?ねえ、明日からにする?
とずいぶんしつこく聞いてくる麻呂。
もしかして嬉しいのか、息子よ?

この意外な展開にちょっぴり後悔している私ですが、実は麻呂がGCSE(中学卒業試験)のひとつにドイツ語を選択したので、その準備のための苦肉の策でもあるのです。
ほら、人に教えると記憶に残るし、自分の理解できていない部分が明確になるでしょう?
私自身はそうなので、麻呂にも役立つかなと思ったのです。
そんな親の目論見に見事にはまり、彼は自室にこもってウキウキとドイツ語レッスン用プリントを作成しておりました。ちなみに初レッスンは一昨日でしたが、難しすぎ。
「先生!初歩の初歩からお願いしますっ!」
と挙手して抗議し、まずは1~100までの数字と挨拶から復習させてもらいました。

さて、今日は私が茶助に日本語レッスンする日です。
ふう・・・

Wednesday 31 March 2010

しいたけとキノコのリゾット

ポルチーニなら近くのイタリア人のご主人が営むデリででも、スーパーでも簡単に手に入るけれど、日本産の干ししいたけは私にとっては貴重なものです。
妹が以前送ってくれた干ししいたけ、今晩はリゾットに。
白ワインの代わりに新潟の純米酒を使いました。
あまりくせのないイタリアンパセリ(ここではflat parsley呼ばれます)をちらして彩りよく。
しいたけのもどし汁のうまみで、たった5つの材料で作ったとは思えないほど満足感のある味になりました。

Tuesday 30 March 2010

チョコレートを選ぶ

今年もイースターが近づいてきました。
イースターエッグを買うか買わないかでちょっと考えています。

西アフリカ、ガーナで児童労働があっているのは有名な話で、私も聞いたことはありました。
カカオ農園では学校に行っているべきの年齢の幼い子供たちが働かされていると。
でも実際にチョコレートを買うときに考えたことはあまりなかったのです。
なぜならチョコレートを買う時、気にしていたのはカカオの原産国のことよりオーガニックかどうか、Fairtradeかどうかということのみだったから。
しかし先週BBCのドキュメンタリーで、世界中のカカオの60%を供給している西アフリカのガーナやコートジボワールのカカオ農場での児童労働の実態を知り、そんなに簡単にチョコレートを買い物籠に入れることができなくなりました。
彼らの中にはさらわれたり、親や親類に売られたり見捨てられたりしてカカオ農園に連れてこられた子供たちも多く、学校にも行かずに長時間macheteを使った、とても安全とはいえない仕事をさせられています。
なんともせつなかったのは、コートジボワールのカカオ農園に買い手と偽って潜入した記者が、そこで働く男性と彼の8歳の弟と11歳の息子にキットカットをあげた時の彼らの表情。
初めてそれを食べた男性は「とても甘い。こんなものを食べれれば働くエネルギーになるね」と言い、子供たちはその美しい目をきらきらさせて、胸をしめつけられるような笑顔でチョコレートを味わっていました。
彼らが初めて口にしたそのネスレ社の”Fairtrade ”Kit Katにはその8歳の子供が学校にも行かず、一銭ももらわずに収穫したカカオが使用されています。
CadburyやNestléがFairtrade商品を売り出したと聞いたときは、マーケティングのひとつでしかないだろうとは思いましたが、この番組で最も暗澹とさせられたのはDivineのようなethicalな会社でさえ、その商品の原料を作るカカオ農家の実態を把握しきれてはいなかったということです。
このドキュメンタリーの話をあるOxfamショップのマネージャーにしたら、彼女も同番組を見たそうで、Divineのチョコレートのカカオを供給しているCo-opのKuapa Kokkoの調査をしたのはOxfamなのだと言っていました。
つまりそれだけの組織をもってしても、西アフリカでのカカオ農場の児童労働を簡単に減らすことはできないということなのですね。そもそも、そんなに簡単に世界が変わればOxfamのような組織は存在する必要がないわけですから。

さて、イースターエッグ、どうする、茶助?
ガーナの子供たちが奴隷労働させられてできたチョコレートを、何食わぬ顔で自分の息子に与えることはできないって?
じゃあイースターエッグ買うのやめとくか。
でも子供の楽しみを奪うのもかわいそう?
そうだよねー。
じゃ、今年もまたOxfamでDivineのイースターエッグを買おう。
少なくともDivineに関してはまだ透明性があるし。
それにOxfamで買えばその利益はそういった貧しい国々のために使われるよ。

それが今の私達にできるベストな選択かな。

Monday 29 March 2010

ポリッジ記念日

イギリスでporridgeといえばオーツのミルク粥のこと、らしいですね。
日曜日の朝食に茶助が作ってくれました。
もちろん、Hughのレシピを見て。
「ごめん、本当はもっとrunnyな方がいいんだ」、と言っていましたが、いえいえ、なかなかおいしかったです。
さきほどから何度も画像をアップしようとしているのに、Bloggerの方がおかしいのか、表示されません。
なんで???
なのでとりあえず画像なしで、初ポリッジ記念日。

Friday 26 March 2010

スモークサーモンのケジャリー


今までも何度か登場しているケジャリーですが、また登場です。

これはスモークサーモンをたっぷり使ったもの。
Inverawe Smokehouseとかいうところのものですが、とても香ばしいというか、かぐわしいというか。
これならベーコンみたいで自分にも食べれると生意気にも息子が言っています。

本を読もう

今日は食べ物とまったく関係なく、マニアックなこと書いています。
なんだかブツブツとつぶやきたい気分なのでお暇な方だけおつきあい下さい。

夫はとても読書家です。
いつも、いーーーっつも本を読んでいます。
本好きだけあって、その審美眼というのですか、選択眼はなかなかのものです。
一斉を風靡し、映画化もされたあるベストセラー小説も彼にかかると、
「もちろんどんどん読めるさ。読者が引きこまれる本だよ。しかしナンセンスでclicheだらけのtrash。」
らしく、だから私読んでません、その本。

彼の好きな作家の1人はウンベルト・エコで、エコの書いている対象こそがまさに、その例のベストセラー作家のようにナンセンスを本気にしている類の人たちなのだそうです。
私はエコは読んだことはないですが、映画「薔薇の名前」はとても好きでした。

夫に、どういう考え方が具体的に右より(右翼)で左より(左翼)なのかとたずねようものなら、
「またその質問か。だから前から言ってるだろう、
僕の持ってるスティーブン・ピンカーの本を読めばわかるって。」
とすぐ本を引きあいに出してきます。

ムッ!!

っとする私。
「だから前から言ってるじゃんっ、
君の持ってるスティーブン・ピンカーの本は日本に置いてきてるじゃんって。」
と心の中でつぶやき、わざと足を踏んづけて
「あら、ごめんあーさーせ」
と言い捨ててすたこらさっさと去る。
茶助がこういう物言いをする時は仕事でストレス溜まってる時なのでそうっとしておいてあげるのがいいのです。(足は踏みましたけどね)

そんな本好きの夫は、よく人にも本をプレゼントします。
一番最近もらったのはデンマークの作家、Peter Høegという人の本。
私がこのごろデンマークに興味を持っているからだそうです。

私もごくたまに彼に本を贈ります。
でも私は多読家ではないのでどんな本なら茶助が喜んでくれるのかほとほと選択に困り、前回の誕生日にはドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」と「罪と罰」をあげました。
これなら絶対おもしろく、茶助も楽しめるだろうと思えるのがそれくらいしかなかった。

ところが。。。

あのbookwormが、途中で投げ出していたのです、
こともあろうにあの名作、いえ傑作を。。。。。
2冊とも、どっちも。。。

えええっ?!

1行で書けることを半ページにも渡ってつらつらと書くそのスタイルがどうしても性に合わないのだそうです。でもそれってなんとなく村上春樹にもいえることじゃない?それに私に言わせればミラン・クンデラの方がよっぽどつらつらタラタラ書いてますけど???(どちらも素晴らしい作家ですが)

その登場人物とテーマの普遍性がドストエフスキーの本のおもしろいところなのに、そこに行き着く前に読むのやめたらおもしろくないに決まっているよ。

でもま、しょうがないね。
好みだものね。

ところで私、本当によく本をプレゼントされます。
というか、くれる人はだいたい決まっていてもっぱら夫か、アメリカの物書きを本業、大学教授を生業とする友人。最近は妹もときどき文庫本を送ってくれます。
さらに自分でも買うので狭い我が家の申し訳程度の本棚には、まだ読まれずに積読になった状態の本が山のように・・・。

これを2020年までに全部読み終えるのが私の今後10年の目標です。

Sunday 21 March 2010

白いスープと赤いサラダ


非常に見づらい画像になっております。
ライトのせいで色がわかりにくいですが、バタービーンズ+セラリアク+玉ねぎの『白いスープ』です。その向こうはオーブンで70分ほど蒸し焼きにし、冷ましてからタイムのドレッシングで和えたビートルートの『赤いサラダ』。この日はお昼に肉類をけっこう採ったのでたんぱく質は少しのエダムチーズのみで。

そしてこちらはパースニップ、にんじん、セロリ、たまねぎ、ひよこ豆のスープ。
クルトンは息子がちゃちゃっと作ってくれました。
これとカマンベールとパンで夕食。


上のどちらのスープも、Nigel SlaterがBBCのSimple Suppersで作っていたAdaptable Bean Soupのレシピがベースになっています。
このNigelのスープは一度作ったら夫も私もやみつきになってしまい、何度も作っていますが食べ飽きません。おろしたり、削ったりしてまわりの硬い部分(rind)のみになったパルメザンチーズをまるごとぽんとお鍋に入れて煮るのですが、これがコクのもととなり、オレンジの皮が決め手。その香りがなんともいえません。
ただ、上の派生スープは両方ともパルメザンチーズはなしで作りました。

息子が家でもアップルパイを作ってくれました。
「やっぱラードがないとショートクラストのサクサク感が出ない」
だそうです。

はい、じゃ今度買ってこよう。

Saturday 20 March 2010

ベーコンの使い道

Pork bellyを使った自家製ベーコン、サンドイッチやパスタはもちろんのこと、お弁当にも使いました。

野菜とベーコンの炒めものと鹿肉ハンバーグの2品弁当。
鹿肉のハンバーグには豚ミンチを同量使いました。
イギリスでは合挽き肉は売っていないようなので、牛肉でハンバーグを作る時もそうします。
ヘルシーではないかもしれないけれど、そのほうがおいしい。

そして、今シーズン最後の鹿肉はシチューに。

実は、ベーコンを作ったのはこのシチューが作ってみたかったからでもあります。
ヒュー曰く、ワインは少量にして、ベーコンを入れることで、その脂肪分で鹿肉がしっとりとなり、ことこと弱火で2、3時間煮込むことでやわらかくなると。
本当にそうなりました。
力を入れなくてもスプーンで簡単に切れるほどやわらかく。
レシピにはないパースニップやポートベロきのこ(?)もたくさん入れて野菜たっぷりに。
これにロメインレタスのサラダとパンで晩ごはん。

撮りためていた画像を載せるため、駆け足でまいりました。
残りはまた今度アップすることにして、そろそろ夕飯の支度をせねば。。。