「スランプです」などと、どよんと空気を淀ませていたのが金曜日。
そのスランプをあっさり脱したのが土曜日の夕方。
女心はイギリスの天気のようにくるくる変わるのだ。
最近なぜだか、10代の終わりから20代の始めにかけて読んだ本が読みたくて読みたくて仕方がないのです。
10代の私は外国文学にしか興味が持てず、とくにゲーテとサガンとデュラスに心酔していたのですが、20代になる辺りから吉本ばなな、山田詠美、村上春樹が注目を浴びて3人の本は出るもの出るもの片っ端から読みました。あの3人のおかげで日本の文学、大衆小説も読むようになったんだなあと思います。
それで今、なぜかむっしょ~~~にサガンの作品と吉本ばななの「キッチン」が読みたい。
なんなのだろうこの感じ、まるで妊娠して食の好みが偏るかのごとく強い欲求をそれらの本に感じてます(笑)
ちなみに私がサガンの作品と言うとき、それはもう朝吹登水子さんの訳でしかありえません。
新訳もあるのかもしれませんが、いや、私は朝吹訳のサガンでないと落ち着かないのです。
英訳で読んでみたらどうなのだろう?
同じ感覚が味わえるのかしら?
「キッチン」は読んでいてとてもとんかつ(カツ丼)が食べたくなったことを覚えています。
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