Tuesday, 8 June 2010

心に残るおべんとう

義父と彼の新妻(ふふふ)が帰るその日、彼らのためにpacked lunchを用意しました。
おそらくホテルで遅めの朝食を食べてくる二人は満腹のためランチは電車の乗り換えの時にでも食べることになるだろう、と夫と私で同じことを考えていたのでした。

2人とも特別変わったものなどは好まないであろうためシンプルにハムとレタスのサンドイッチに食べやすくカットしたフルーツ、冷たい方がおいしいから保冷材も入れて、その他おやつも何種類か入れました。(WalkersのTeriyaki flavourのcrispsも入れてちょっぴり日本の味を演出・・か?) ごくごく簡単な”遠足のお弁当”のようなもの。
しかしプラットフォームで電車を待つ間にそれを渡した時の2人の喜びようといったら、それは予想だにしないほどでした。ハグとキスの嵐。その後もテクスト(携帯のショートメッセージのことです)や電話でとてもおいしかった、very delicately doneなどと、賛辞をおしまない義父達に、私達は喜んでもらえてよかったと胸を撫で下ろしたのでした。

そこでふと思い出したのが、最後に誰かに作ってもらったお弁当のこと。
それは渡英前にビザを申請するため大阪まで出向いた時でした。
息子と2人で行ったのですが、母が移動中買わなくてもよいようにと、お弁当を持たせてくれたのです。
おむすび二つとあとおかずや漬物が入っていたのですがおかずの内容は忘れてしまいました。
でも食べながら、「ああおいしいなぁ」とじんわりとしたものを感じていたことははっきり覚えています。
あれが私の、「一番心に残るおいしいお弁当」だったな。
 
お料理は愛情というけれど、お料理は技術ですと「100文字レシピ」で川津幸子さんが言っていて、彼女のいわんとするところもわかるのです。そうです、技術は大事です、もちろんですとも。
でも結局のところ、食べる人のことを思いやった料理や相手の喜ぶものをと心を配ったものほど心にしみいる味というのはないのではないかと思うんだなぁ。。。


電子画のぱたりと途絶えたこの電信日誌に
「字ばっかりでめんどくせーなー」
とお思いの御仁もいるやもしれませぬ。
しかし拙者、そのようなことはおかまいなしに次は『心に残る贈り物』のことを書く所存でござる。
(この口調、一度始まるととまらないのでござる)

2 comments:

puspam said...

素敵なお話をありがとうございます。
手作りのお弁当を通じて、人種を超え、世代の差を超えて心がつながるなんて、ほんとうに良かったですね〜。
義理のご両親、梅さんのぬくもりが感じられて、
しみじみしたのでしょうね。
手作りのごはんって、やっぱりよいな〜。

梅*(Ume*) said...

puspamさん、こちらこそあったかいコメントありがとうございます。ほんとにこちらが面食らうくらい喜んでもらえて何よりでした。
puspamさんのごはんの記事もだけど、お出かけの記事もいつも楽しみにしてますよ。
そういえば一度お母さんとお出かけされた時の記事に、自分で作ったお弁当だとやはりほっとすると書かれていてそれを読んで「わかるなあ~」と共感した覚えがあります。
ね~、いいですよね~、おうちで作ったものって。