Tuesday, 20 July 2010

本日の雑記

息子が学校の歴史の授業でSchindler's Listを見たそう。
同作品はレイフ・ファインズの映画俳優としての出世作で、私はもちろんDVDを持ってます。
でもR15なので息子には見せたことなかったのです。
(でも学校が見せちゃった。はは・・。ま、いいか。)
映画の感想を聞くと
「いや~、見れんかった。ひどい。暗い。」
ふだんそういった映画を見ていないからよけいにそう感じたのかもしれません。
映画もTVも年齢にふさわしくないものは子供は見ないのがウチでは暗黙の了解になっていて息子もそれが普通だと思っている様子。
今時、どこの14歳だってR18の映画だろうと見てるようですけどね。
でもそれがうちの方針なのです。

ついでに私が積極的な反戦争主義、軍隊嫌いな為、ピストルのおもちゃだとか、戦争ゲームやミリタリーを思わせるような服は買い与えたことがなく、息子も買えないというのはよーくわかっている様子。
とはいえ、Transformersなんぞのような映画を息子が好きになって、やたらと米戦闘機の種類に詳しくなってそういったゲームソフトを欲しがったことはありました。
夫は、自分だって子供の頃はそういうのが大好きだったのでそこは許してやってくれと息子の側に立つので、私もあまり頑固なのもいけないかなと、折れてしまいました。
でも後悔してます、自分の主義に反することを許してしまったこと。
今しか親の私にそこまで干渉する権利はないのに。
でも不思議なことにあれ一度きりで、ああいったゲームを買いたいとは二度と言ってきていないなぁ。

Transformersはロボットアクション&ロマンスのじゃりんこ向き映画。
しかしクレジットを見ればわかるようにペンタゴンも協力して作製されております。アメリカではミリタリーが活躍する映画には軍が出資もするらしいので、お金も軍からいっぱいもらって作られたのでしょう、おそらく。製作のスピルバーグがかなりのpro militaryですし。(本人に聞いたわけではないけれど、彼の今までの作品を見ればそれは明白)

話が脱線しました。
この映画のモデルとなったオスカー・シンドラー氏、もともとはお金儲けが目的だったのに、最後には私財を投げ打ち、命の危険を冒してまで他人の命を救った人物。
それが本当に事実だとすれば(諸説アリ)、戦時中のあの状況の下あんなことをやり遂げるなんて相当な肝っ玉の持ち主だなと思います。
はるか昔『アンネの日記』を読んだときに、私が一番心を打たれたこと、それはアンネや彼女の家族をかくまい、食料を調達し、彼女達を生かし続けた人々がいたということでした。
戦争のさなか、自分の面倒を見るだけでも大変なのにそんなことをしていた名も無い人々がいたのかと思うと、人間も捨てたものではないなと思うのです。
『ホテルルワンダ』のドン・チードル演じるホテルマンだってあの狂気のさなかに1200人もの人々の命を救った恐るべき精神力の持ち主。
私なら途中で投げ出し、国連のトラックに乗せてもらって逃げたろうと思うのです。
杉原千畝さんもまた、そんな勇気ある人の1人。
日本が悪たれ国であった第二次世界大戦中にこんな日本人もいたのですね。

人間のそんな勇気と強さってつくづく尊く、私にとってはこれこそが人間の最も優れた資質であり、私がこういった人々に惹かれる理由だなぁと思います。

またつぶやいてしまいました。長々と。

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