Tuesday 7 July 2015

太陽と釣り

人気の缶詰バー、Sol e Pescaに、今年は迷わずにたどりつけました。
去年のリスボン旅の覚え書きでふれたお店なのですが、念願かなって行く事ができました。冒頭の一枚はパンと、ワインと、タコのサラダと、確か夫が注文した鱈の肝だったと記憶してます。
これは私が注文したパテ。ウェイトレスの女の子が、これですよーと置いて行ってくれたものです。trutaというのはトラウトらしいので鱒とポートワインのパテですね。
おいしかった。
椅子もテーブルも小さくて低くて、小さなスペースでも窮屈な感じがしなくてくつろいだ雰囲気。料理が運ばれてくると小皿が配られ、エスプレッソスプーンみたいなちびっ子小匙で料理をすくってそれに盛り、まるで姫フォークみたいに小さくて頼りないほど薄っぺらくて、でもかわいいカトラリーでつっついて食べるのです。パンも美味しい。ポルトガルのパンは私の好み合っているせいか、いつもおいしいと思います。
このトマトのサラダにかけてあったバルサミコ酢が美味しくて、どこのですかと聞いたらすぐそこのスーパーで買ったものと教えてくれたので、後で探して買って帰りました。それにしても滞在中には何度もレタスとトマトのサラダをいただきましたが(付け合わせによく出てきたので)なんともおいしいんですよね。なぜだろう。地元のものだからかな。
夫の頼んだデザート。そう、これ、デザートなんです。私もひとつだけいただきました。旅に出かけると食のデフォルト設定が180度変わってしまう。スマホの天気予報が自動的に行った先の土地のものに変わるみたいに。
羊乳のチーズ(もしかするとマンチェゴだったかも)に無花果、ミント、それから何か甘いものがかけてあったけど、なんだったのだろう。

もとは釣具店だったそうですが、ふむふむ、メニューも釣り竿にくっついていますな。天井も釣り具ディスプレイ。

閑話休題。この赤いバレルに白文字でBOCKとあるのはポルトガル産ビールのSuper Bockのことだと、今画像を見ていて気づきました。
いつも暑い中よく歩くので頻繁に喉が渇いたものですが、そんな時に見えてくるキオスクは街中のオアシス。そんなキオスクでビールを注文すると小瓶が出て来て€1.2ほどを払います。よく儲けがあるなあと思っていたところスーパーでビールコーナーが目にとまり、試しに買ってみました。なんと1本200mlで税込み49セント。どうりでキオスクでも安いわけです。汗だくになってアパートに帰り着き、シャワーを浴びてさっぱりしたところでバカリャウのコロッケをアテにゴクゴク。果たして。。。うん、飲める。私には全然大丈夫。つい先日近所のパブで飲んだ、賞を取ったとかなんとかのエールより、うんと美味しかったです。

さて、楽しみにして来た甲斐あって、期待を裏切らないお店でした。人気のお店なのに接客も気取らず素敵だし、おいしくて、くつろげて、楽しく過ごせます。あのままあそこで日が暮れるまで飲んでいたかった。
また来ます。

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