忙しい、忙しいと過ごしているうちに、ふと気づけば8月。
去年同様、曇りがちで変わりやすいお天気が続いております。
夏?夏は6月で終わったのかもしれない。。。
でも歩き回るにはちょうどよい気候です。
たくさん歩く時は少し肌寒いくらいがよいのです。
昨日は夫が用事で出かけるのにつきあって、大学の図書館とアジア系のお店の多いエリアに出かけました。
「バスの1日乗車券を買うから、たいして歩かないよ。」
というこのイギリス人の言葉を鵜呑みにしてちょっと踵のある靴を履いて出た私は、数時間後、足が痛くて無口になっておりました。
おそらく多くのイギリス人がそうではないかと思うのですが、彼らはよく歩く。
そして私の夫も放っておくとどこまでも歩く。
「あ、あのー、バスは。。。」
とちょっと引きつる私の顔を見て
「おお、そうだね、ここからバスに乗ろうか。」
。。。。
しくしくしく。。。。。
何はともあれ、用事を済ませてパキスタン人の店主(私にはインド系の御主人としかわからないのですが、夫曰く読んでいた新聞がウルドゥ語ーだったと)がゆったりとかまえているお店で久しぶりにいろんな食材を買うことができた私は足の痛みなど忘れましたよ。
これが買ったものの一部です。
さあご覧下さい、この地味ィィな色あいの画(え)を。

真ん中上から時計回りにギー、タマリンドペースト、ジャガリー、もう1個ジャガリー、黒カルダモン。
これまで代用品で済ませていた料理も、今度はきちんと材料を揃えて作ることができます。
例えばギーは
レンズ豆のカレーで使いますし、タマリンドは
鯖カレーに、それからジャガリーは
カシューナッツカレー(
jaggeryはサトウキビを原料とするものと椰子の樹液を原料とするもの両方あるようです。今回買ったものはパームシュガーです)や
くるみのお菓子に、黒カルダモンは
ヒマラヤンラムカレーに。
おおっ、なんかわくわくしてきた!
さて、日本文学も多少置いてある図書館では嬉し楽しと迷った末、5冊選んで夫に借りてもらいました。
彼の目が「いくらなんでもこんなに読めるのか?」と言いたげだったのには気づかないふりを。
和書なんて売ってない田舎暮らしなので、その微々たるコレクションでさえも宝の山に見えて仕方ないのだ。
その中でも一番の収穫は林芙美子集です。「放浪記」、「浮雲」、「清貧の書」他たっぷり収録されており、フルコース料理なみです。
あ、三島由紀夫集も借りました。
初・ミシマです。
金閣寺、読みますよー。