Tuesday, 29 November 2011

こんな部活動があったら

××クラブよりは××部の方が好きである。
なんでだろう?
とにかく『部』、部のほうが好きなのだ。

中学はテニス部に入って年中練習に明け暮れていた。
というよりは明け暮れさせられていた。
毎日放課後の練習はもちろんのこと、朝練も当然あり、試合前は昼休みだって練習だった。
まだ土曜日も授業があった時代で昼から夕方ボールが見えなくなるまで練習だったし、日曜日も当然練習。雨の日は体育館で練習、体育館でスペースがなければ廊下で素振り。
夏休みも前半は大会だったし、お盆をはさんで1週間以外は毎日練習。年末年始も4日ほどしか休みはなかった。
私はそんな部活動が大嫌いだったのに、とうとう辞めることができず受験勉強で引退するまで続けた。

テニスは私の小児喘息を完治させ、体を生まれ変わったように丈夫にしてくれたので結局はよかったんだけど、あの厳しい先輩後輩文化は私にとってはアホらしかった。きつい練習も性に合わず、今でも何かに所属するのに躊躇するのはあの頃の反動なのかもしれないと思う。

それにくらべて高校の美術部は楽しかった。
部員は数人しかおらず、部長は学年が1つ下の草でも食んでいそうなバンビ男子だった。実は彼が目当てで入部したのだ。自由気ままに気が向いたら行って、気が向いたら作品を仕上げていた。
顧問の先生もゆったりした穏やかな人で、私は夢の中でいいからあの頃に戻ってみたいと時々切に願うほどである。

こちらに来て自分の選択というよりは夫の上司のすすめでクラブのようなものに顔を出してみたりもした。そこのクラブから派生しているクラブにも行ってみた。でもどれも私向きでなくてすぐに行かなくなってしまった。
町の編み物サークルに参加してみようかと思ったこともあるけれど、それもなんだか違う気がして行ってない。

あの頃の美術部みたいなのはないかしら。
みんなで何かやりましょうじゃなくて、何かを好きな人たちが勝手に集まってそれぞれ何かしているようなの。そして指導者がいて必要なときにアドバイスをくれるようなところ。

私がここ数年ずっとやりたいと思っていることに木版画がある。彫刻刀で木を削るあの感触がたまらなく好きなのだ。有料のレッスンはあるけれど、木版画部というのは見つけていない。
レッスンでもいいから1度行ってみるのもいいかもしれない。

Friday, 25 November 2011

ついつい見てしまうもの

ラッセル・ハワードが好きな人ならきっと見てますよね、Russell Howard's Good News。
もちろん私も見ています。うふっ。
深夜放送を見てからでないと眠りにつけなかった時期に見始めてすっかりトリコになり、「うーん、彼のジョークはイマイチ僕のツボじゃないんだよねえ」と言っていた夫にもBBCのiPlayerで見せたところ、今では彼の方がしっかり放映時間をチェックしてかかさず見ているくらい。

ほうら、おもしろいであろう。ストレス解消になるであろう。
感謝したまえ。Mock the Weekやその他の番組だけ見ててもわからなかったでしょ、彼の魅力が。ほれほれ。

としつこく感謝をせまる私を無視して週末の延長版まで見ています。

前置きが長くなりました。
ラッセルの好きなこのYoutubeのビデオクリップに私たちもメロメロです。


そろって阿呆な夫婦ですよー。

Thursday, 24 November 2011

1930年代の椅子

1930年代になぜか心惹かれる。
そして1930年代の椅子がチャリティーショップにあって、お値段も私の手の届く範囲だったりするともう誘惑に勝てない。
それでも、必要も置く場所もないのに馬鹿げているといったんは断念。
でも例えば1週間後そのチャリティーショップにまた行ってまだその椅子が残っていて、しかも値段が30%引きになっていたりするともう「これは買いなさいってことなのだわ」ということになる。
5秒で決めて買ってしまった。

好みでない人が見たらなんでこんな椅子がと思われるだろうけど、私はこの背もたれが好きなんです。
それととっつきにくいグリーンの取り外せる座面。誰かがニスを塗ったのであろうてかてかな色も。
それから古さが。古物は欠けや傷さえも愛しい。

てかてかが気に入らなくなったらサンドペーパーで除去して好みの色や質感にかえればいいし。

中古の家具を見るのが大好きです。
パイン材の家具が明るいので人気だけれど、マホガニーの濃茶の家具やビクトリアンの家具など古い物はしっかりしていて美しくて、ついついなでなでして手触りを確かめたり、状態をチェックしたりしてしまいます。
でも私がウチに持って帰りたいなと思うものはなんとなく昭和な感じのするものです。
ガラスの引き戸が付いた背の低い台形の戸棚とか、レトロなコーヒーテーブルとか、ヴィンテージのG-Planの家具とか。
新品の家具を見るのも楽しいけれど古物ほどわくわくしないのは、時を経ていないから、誰かが使ったことで加わった味がないからなのかもしれません。

そういえば私、お下がりが大好きな子供でした。