Saturday 30 January 2010

蜂蜜れもん生姜湯

うちで一番に風邪をもらってくるのは夫です。
その風邪をうつされることなく通常通りに日々を送るのは私と息子。
私と息子が平気のへっちゃらにしていても、一人お腹をこわすのは夫。
貝類にもあまり強くなく、食べたら嘔吐。
ようするに、敏感な体質らしい。
2年半前に肺炎で入院してからか、妙な咳がずっと続いたりすることもありました。

そんな自分を変えるべくビタミン剤やら飲んでいた彼が、ここのところずっと飲んでいるのがこちら。

ごめんなさい、実物の画像がないので空き瓶なんかをのっけてます。
「こちら」とは彼特製の生姜湯なのです。
生姜ひとかけをおろし、4分の1個分の檸檬の絞り汁を加え、小さじ1杯のマヌカハニーを加えたらお湯を注いでまぜるだけ。
彼はこれを毎朝自分で作り、夕食後にもいそいそと作って飲んでいます。
マヌカハニーは言わずと知れたティーツリーに咲くマヌカから採れる蜂蜜。殺菌作用他、いろいろな効能があるとか。

精神的効果なのか、この飲み物が本当に効いているのか、いつのまにか茶助の咳はおさまり、風邪もひかなくなっています。
うん、やっぱり効いているのかもしれないな。

Tuesday 26 January 2010

ベトナム風鴨のオレンジソース煮

先日初めて鴨肉を買ってみました。
私にとって鴨と言えば、焼鴨飯(siu ngaap faanと読んでください)。
ネットで検索していたら、こんなにおいしそうな画像がここで紹介されていました。
でも家でこんなの作れません。少なくとも私は。

それで鴨のオレンジ煮を作ることにしました。
以前見たリック・スタインのFar Eastern Odysseyで彼がベトナムの回で作っていたのがそれ。
レシピを探していたら、その時にリックにオレンジ煮を教えてあげた女の子のサイトに行き当たりました。
それがこちらのブログです。
撮影のちょっとした裏話まで知ることができてなかなかおもしろい。
(それにしても彼女のブログのすごいこと。まさにfoodie)

肝心のオレンジソース煮なのですが、レモングラスもない、葱もないと、ないないづくしの為、急遽クレメンティン煮込み梅*SPに変更しました。クレメンティン、しょうが、八角、シナモン、クローブ、魚醤、唐辛子、黒砂糖などなど入れて煮込んでなんとか形になりました。画像は撮りそびれてなし。

レシピはこちらで。
BBCのiPlayerではすでに見れなくなっているので残念。

Friday 22 January 2010

ツマミを英語に

BBCのキャスターFiona Bruceは読書家らしいですが、『私にとってはtrashを読むことはマクドナルドのハンバーガーを食べることに似ているの。食べ終わっても満たされない気持ちが残るだけ。』なのだそうです。
よくわかるその気持ち。
私もそんな本を読んでしまった時は、その内容の薄っぺらさ、陳腐さに「これに丸2日を費やしてしまった・・。」と虚しい気持ちにさせられ、どよん・・・となります。
映画ならどんな駄作を見てもこうはならないのに、本だとどうしてこうも気分が暗くなるのでしょう?
最近読んだのもまさにそんな本。
ですが、その中で一箇所だけ印象に残った部分が。

主人公は関西出身で東京に馴染めずにいるのですが、ある下町の定食屋に行くようになり、そこの料理人が作る料理のおいしさに心をなごませ、癒しを見出します。
焼き魚や野菜の炊き合わせなど、素朴でも「ほんとうにうまい」料理を出すその店はなかなか繁盛しているようです。
ある日、その食堂を手伝う娘が日本橋に鰹節を買いに出かけます。

ここなんです、私が魅かれたのは。
わざわざ鰹節を買いに電車で日本橋まで行くというところが、その料理人がいかに材料にこだわっているかを表している気がして。
小さな町の食堂でそんな味を出せるところを見つけて主人公が幸せを感じるのも無理はないなあ、その食堂の料理はさぞおいしいんだろうなあ。。。と想像が膨らみました。
我が家でもおいしいダシで作ったお味噌汁や新鮮な焼き鯖があると
家族の「おいしいっ!」がお世辞ではなく本気と書いてマジになります。

余談ですが、「うまみ」という言葉は英語でも”umami”です。
津波も英語で”tsunami”ですよね。
ならばいっそのことツマミも”tsumami”にならないかしら。

Thursday 21 January 2010

キーマカレーとチャパティ


グリーンピースをたっぷり使うキーマカレーは有元葉子さんのこちらの本からのレシピ。
チャパティにはミレット粉を使います。
Milletは日本語できび、ヒエ、粟などですが、正直言ってこの粉に使われているのがどれなのか私にはわかりません。
粉の色はグレイでそば粉のような感じです。
ミレット粉と強力粉を1:3の割合で混ぜたらちょうどよくまとまります。ミレット粉が多すぎるとパサっとしすぎてまとまらず苦労しました。
よーくこねたら、30分休ませて、切リ分けて、麺棒で薄く伸ばして焼きます。
フライパンに油をひかずに両面軽く焼いておいて、食べる直前に直火で炙るとぷくっと膨れて、焦げ具合もいい感じ。温かいうちにいただけるのもよいのです。

チーズスコーン


うちのスコーンの基本は以前もご紹介したRiver Cottageのレシピです。ブラウンスコーンもこれを基本にして分量や材料をかえてできたもの。くるみを入れたりもします。
今回は砂糖をかなり控えめにして、2種類のチーズを加えて甘くないスコーンを作ってみました。
パルメザンとカッテージチーズ入りです。

ところで、妹が去年の暮れに日本から送ってくれた荷物が届きました。
もう3週間も経っていたので半ばあきらめていのですが、無事に我が家までたどり着いてくれました。
きっとあの大雪の混乱でどこかで足止めされたり、紛れ込んだりしていたのでしょう。
中にはうちのチビが喜びそうな菓子類がたくさん。
私には国産(日本)干ししいたけなんかも入れてくれてて、嬉しい!
さすがだわ~よくわかってる。
妹よ、どうもありがとう。

Monday 18 January 2010

ブラウンスコーン

うちの定番おやつ、全粒粉とレーズンのスコーン。
ブラウンシュガーを使っているせいか油断していると焦げてしまいます。

↓焦げる寸前で救い出されたスコーンたち↓

今回はダブルクリームの代わりにヨーグルトを使ったのでさっぱりして軽い感じ。
おやつや朝食に。

Saturday 16 January 2010

キジのハーブロースト

「ねえ、キジって1羽で3人分あるかな?」
と訊ねたのはAbel&Coleでオンライン注文中の私。
大丈夫じゃないかな、と答えたのは夫。

届いたキジは・・

小さい・・・・・・。
たぶん2人で1羽くらいがちょうどいいと思います。

これは胸肉部分。

生のタイムとドライのローズマリーやセージ、塩、胡椒とオリーブオイルをたっぷりと揉みこんだら、にんにくを忘れていたにもかかわらず臭みもなく、味わいあるおいしさでした。
(というか、丸鶏を処理する時のような臭いもなく、小さいのでずっとさばきやすかったです)

パッケージに”鉛の弾丸が入っていることがあります”という注意書きがありました。
私(達)は生き物の命をいただいて生きてます。
ごちそうさまでした。

Thursday 14 January 2010

すべすべでツルツル

すごいわねえ、すべすべでつるつるね。

もちろん私の妙齢のお肌ではなく、
昨日と今日のイギリス地方のことです。

溶けた雪が氷となり路面を覆っています。
今日は昨日よりマシですが、まだまだ油断は禁物。
滑ってまともに歩けないのですから。
去年はもっとひどくて、上り坂は上れず、下り坂は止まれず、恐怖のどん底に。
外出恐怖症になってしまったほどです。
昨日も2度派手に転んで痣だらけになりました。

余談ですが、夫が某社の靴はアウトドア用シューズと見せかけただけの役立たずだ、2度と買うものか(2足持っている)と憤慨しておりました。
スニーカーより滑るらしく、実際彼が横でスッテンころりんとダイナミックにひっくり返る時は件のブーツを履いているときです。
そういう時、「長身の人が滑ると空気移動がすごくて迫力あるなあ。。」などと私がノンキに考えていようとは彼は知る由もないのですが。。

とにかく、早く氷が解けることを願うばかりです。
ノーモアブラックアイス、ぷりーず。

Saturday 9 January 2010

初対面の野菜

Abel&Coleの野菜と果物ボックスの中に未知の食材があるとなんだか嬉しくなります。
先日も初対面の野菜が2種類入っていました。
それは①celeriacと②black salsify。
左側のオレンジに囲まれた根っこのぐちゃぐちゃしたのが①で右側のバナナの下にあるゴボウのようなのが②です。

celeriacは皮を剥いて少しかじってみるとセロリの香り。
だからceleriacなのだなと納得。
black salsifyはどう見てもゴボウ。ゴボウならいいなあ、と思って調べると、和訳はキクゴボウ。
一応ゴボウ‥ならばきんぴらにしたい。
セラリアク(と茶助の発音は聞こえる)はマッシュにするとよいとレシピに書いてあるけれど、私は豚汁にいれました。うちの家族は私のこういう試みになれているのでいいのです。

ブラックサルシファイは匂いや食感はゴボウとは少し違うものの、これはこれでおいしいきんぴらになったと思います。セラリアクは加熱すると大根に似た食感になりました。私は好きです。不思議と息子も嫌がらずに食べていました。
麦ご飯とともに。

Friday 8 January 2010

つらら*

つららを見ると子供の頃を思い出します。
水たまりに張った薄い氷をパキリパキリと踏み、霜柱をザクザク踏みながら登校したことも。
うちの軒先のは15cmほどの短いつららですが、お向かいには50㎝はありそうなつららが何本も下がっています。数件先のおうちの玄関先には、花などとうに枯れたハンギングバスケット全体がまあるく氷に覆われ、さらにそこから長いつららが下がっています。これ、とってもカメラにおさめたかったのですが、さすがに人さまのお宅の前でそれをする勇気はなく、とりあえずうちのミニつららでガマン(?)してください。


息子の新学期初日、途中まで一緒に歩いて散歩がてら雪景色を楽しみました。
前日に降った雪で、その日は多くの学校が休校に。しかし息子は通常通りに授業・・・。
では休みになった子供達が何をするかといえば、外に出てそり遊びや雪だるま作り。
川のすぐそばでそり遊びしている子たちもいて、こっちがハラハラ。
あのぅ・・・学校に行っていた方が安全なのでは・・?
とちょっと思いました。。。

誰かが作ったベンチの雪だるまファミリー

Tuesday 5 January 2010

フィッシュケーキ


元旦にサーモンのホイル焼きをしましたが、その残りで夫が作ってくれたfish cake。
Jamie's Dinnersのレシピではミントとイタリアンパセリを使うところを、生のタイムがたくさん余っていたのでそちらを使ってもらいました。
衣なしの魚コロッケとでも呼びたいような感じ。唐辛子が入っているのでけっこうスパイシーなのが、私好みです。

さて、年末にお店を7件ハシゴしました。
といっても飲み屋さんではなく食材のお買い物のため。
有機醤油を買うためだけにオーガニック食品の商店まで足をのばしたり、すき焼きにも大丈夫なやわらかい牛肉をお肉屋さんで買い求めたり、坂の多いこの街を持病(?)の関節痛が出るまで歩き回りました。
そして茶助おすすめという、まるでハリーポッターの杖専門店のような店構えの酒屋さんに立ち寄り、2人でエールを1本ずつ選びました。
私の選んだのは左のOWD RODGER。
茶助は右のペールエール。
どちらもビールなのにアルコール度数がけっこう高いです。
この他にも8%のやら10%のまでありました。
気に入ったのは左。芳醇といった感じ。


また雪です。これは朝起きたときの画像ですが、これからさらに降り続いており、さらに積もっています。

Friday 1 January 2010

2010年 元旦

あけましておめでとうございます。
そしてこんなブログを見に来て下さる希少で貴重な皆様、
いつもありがとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。

今年は書初めをしました。
はい、下手です。
でもいいのです。私はお習字の先生でも書道家でもないのですから。

よーし。

大晦日2009

休暇に入ってからというもの、朝はいつもゆっくり。
ブランチをパジャマで食べて、それからさらにマッタリと好きなことをして過ごすという至福の毎日。
もちろん家事くらいはちゃんとしています。きっぱり。(叔母も見ているのでここはしっかり主張しとかないと)

しかし今朝は7時に目が覚めて、なぜか2度寝できないほど目が冴えてしまったので着替えて1階に降りました。
するとほどなくしてノックの音。こんな時間に誰だ、いたずらかと思いドアを開けると、なんとそれはAbel&Coleの配達でした。まだ薄暗いので、配達の好青年、ニットキャップの上から、炭鉱労働者の使うようなライトを頭に装着していました。
こんなに早くご苦労様~とボサボサ髪すっぴん顔で受け取ると彼はにこやかに、非常に感じよく挨拶して去って行きました。
今年の元旦の主役はこちらです。

しゃもじと比べるとこんな大きさです。
さて、オーブンに入るかな。。。