Wednesday 7 September 2011

坂道にて

今日、あるお店を探していました。
ひどい方向音痴なのですが、2度ほど行ったことあるし、なんとかなるさとてくてく。

でも途中まで行ったところでやっぱりなんだか不安になり、道の反対側を歩いていた女の子にこの辺にある×××ってお店知ってる?と聞いたところ、道順を教えてくれ、
「私も途中まで同じ方向だから。」
と言ってこっちよと手招きしてくれます。

「ここには越してきたばかり?」
と聞かれ、いいえ、3年以上もいるんだけど、あなたは?とたずねると、
「今1年経ったところ。」

そこは学生が多く住む区域なので
「じゃああなたはきっと学生さんね。」
と言うと自分は学生助産婦なのだと言って、分かれ道に着くまでの間、並んで歩きながら学生生活のことを話してくれました。

うっすら汗ばみながら坂道の頂上まで来ると、
「ここを右に曲がってまっすぐ行けば着くわ。私はこっちなの。それじゃあね。お話できて楽しかったわ。」
と彼女が言い、
「私もよ。頑張ってね。」
と言って別れました。

日本人の良いところは親切で正直で勤勉なところだと思いますが、イギリス人のこういう人なつこいところ、laid-backなところにすっごく愛着を感じてしまいます。
道で見知らぬ人とすれ違う時に相手に微笑んだり、こんにちはと言ったりすること日本ではあまりない、というより、微笑んだりしたら気味悪がられてしまうと思いますが、イギリスではよくあって、ふっと心が和まされます。
なのになぜレストランやお店のサービスにこうもしょっちゅう居心地悪い気分にさせられるのかって疑問はおいときましょ(笑)。

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