『月の輝く夜に』をご存知でしょうか?
原題はMoonstruckといい、1987年の米映画です。
その当時はけっこういろんな映画に出て人気者だったシェール主演。
ダニー・アイエロやオリンピア・デュカキスという面々がしっかり脇を支える、大人のロマンティックコメディ。
ニコラス・ケイジが、一見粗野なパン職人だけどオペラ好きのロマンティストという役柄を好演していて、そういうキャラクターに非常に弱い私はニコラスにコロッと。。。
それまでは「F.F.コッポラの七光りで映画界にいるんでしょ」などと甘くみておりましたが、彼が役者さんとして光って見えた瞬間でした。
とにかく、その『月の輝く夜に』の始めの方で、ダニー・アイエロがイタリア料理店で両膝で床にひざまずいてシェールにプロポーズするシーンがあります。
若かった私にとって好きな映画のそのシーンは自分で思っていた以上に印象深かったようで、茶助と付き合っていた当時の結婚の「け」の字もない頃から
「プロポーズするんならイタリア料理店で、両膝ついてね。」
などと実にオレサマな要求をしていたようです。
確かに言いました、そんな事。
本人は言いっぱなしですっかり忘れていましたが。
なのである年のバレンタインデー前日、イタリアンレストランで茶助が突然椅子から降り、両膝でひざまずいて紺色の小さな箱を差し出した時は心底仰天。
な!?
なななななな何っ!!???
何事か?とこちらを見る給仕係の女性。
はずかしいわ、わけわかんないわで取り乱しまくった私。
さて、最初の混乱が去って気を取り直し、無事結婚の申し込みを受諾。
きらきらきらめく指輪をはめて(深津絵里みたいに一人でキラリ-ンってやってみたかった)みましたが入らなかったです。
後で茶助は
「両膝をつくことはなかろう。片膝だろう。」
とお父さんに言われ、
「なんできちんと指のサイズを確かめなかったのっ」
とお母さんに怒られたそうです。
いえ、指太くてごめん、茶助、という感じ。
何はともあれ、2月13日は婚約記念日。
二人にとっての記念日は、
大事にするのが大事なんだな、
と最近気づくに至りました。
2 comments:
いやぁーーん!!
茶助さんがそんなに素敵な結婚の申し込みをしたなんて!!
読んでいてきゅんとしました!!
我が夫のことを考えると、茶助さんの爪の垢でも煎じて飲ませたい!!素敵です♪
Canaさん
ああ見えて(?)、やるときはやる男です(笑)
そんな、Sさんだってすごく素敵な旦那さまだと思いますよー。Canaさんのこと大切にしてるのが伝わってましたし、しっかり者だし、お料理上手!
私のまわりではほのぼのカップルナンバーワンですよ。
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