Tuesday, 22 November 2011

ジェイミーの英国

思えばイギリスに移り住んだ当時、楽しみにしていたのは、ジェイミー・オリヴァーの番組がリアルタイムで見れるってことでした。これでDVDを待たなくてもいいんだ、と。
こまか人間のこまか野望ですたい。

最初の数ヶ月間はジェイミーの番組なんて待てど暮らせどなく期待が外れたなあと夫にぼやいておりましたが、その後は「あらまたジェイミー?」と思わずつぶやいてしまうほどチャンネル4に出まくっております。しかもだんだん横に育っていっているのは気のせいではないはず。。。

彼の番組を大きく3つに分けると純粋な料理番組、教育や食育のような社会的なもの、そして料理紀行に分かれます。
現在チャンネル4で放映中のJamie's Great Britainは3つめのカテゴリーに入るでしょう。
Jamie's Great Italian Escapeに始まり、アメリカ、ヨーロッパ、北アフリカなどをめぐってそれぞれの土地や地元の料理人達からインスピレーションを受けてきた彼の今回のテーマは母国イギリス。
トラックに小屋を積んだようなモバイルキッチン『ニワトリサイダー』号でウェールズ、エセックス(彼の故郷)、ヨークシャーなどをまわっております。
ちなみにこのニワトリサイダー号、私が勝手にそう訳しましたが英語の名前はジェイミーの”遊び心あふれる”もので、まあはっきり述べますとシモシモなネタになりますのでこの梅*だよりに載せるのはやめときます(笑)

ジェイミーの番組には賛否両論がつきもので、私も彼のやること全てが好きなわけではないのですが、今回のシリーズは見ていてとても興味深いです。
英国の”伝統料理”と呼ばれているものが実はさまざまな国の食文化の影響でできたものだということを見せたり、イギリス人でさえ知らないに違いない英国各地の移民の食の姿を存分に見せているところは本当に拍手に値すると思います。

番組の中でジェイミーが繰り返し口にするのがイギリスがいかに様々な民族の食文化を受け入れてきたか、いかにイギリス人が開けた国民であるかで、イギリス万歳感があるのは否めません。
ただ、例えばなんとなく保守派であるような人たちに「他民族の文化のおかげだよー」と言うよりは「僕達はさまざまな文化を柔軟に受け入れられる素晴らしい国民だよねー」と語りかけた方が聞き入れられやすいのではないかと思いました。

彼がタブロイド紙のコマーシャルに出たりして心底がっかりすることもありましたが、ジェイミー・オリヴァーが才能あふれる料理人なばかりでなく食に関する広い知識を持った人、また知識を吸収するのに貪欲な勉強家、結果を出せる人、冒険心旺盛なopen mindedな人であることは間違いなく、ついつい応援してしまいたくなるのでした。

この番組と同じタイトルのレシピ本を本屋で見て来ましたが、Jamie's Dinnersが一般的なイギリス料理とモダンブリティッシュのレシピを紹介したものなら、Jamie's Great Britainはイギリス人も知らないであろう英国の食、地方や移民の料理も紹介した、読んでもおもしろい作りになっていると思います。

さて、今夜は英国南西部、ウェストカントリーから。
パスティーだ。チェダーだ。サイダーだ。
なのにジェイミー、ジャマイカ料理のシェフを訪ねるようですよ。
やっほー!

2 comments:

mimiromi said...

ジェイミーのお料理は食べた事無いのですが、
今から8年くらい前に、
西銀座にafternoon teaのビルが出来て、
彼のレシピで作るお料理のお店があったんですけど、
そのうち、彼のメニューではなくなり、
そして、ビル自体、なくなってしまいました。
移り変わりの激しい、東京・・・にしても、
随分とお金が掛かった、
大規模なプロジェクトだったんでしょうね。

私はその頃既にヴェジだったので、そのうちね・・・
とか思いつつ、そのビルの前を毎日通っているうちに、
食べ損ねてしまいました(笑)。
今から考えると、残念。。。

梅*(Ume*) said...

mimiromiさん、こんにちは。
いつもありがとう~^^

承認遅くなってごめんなさい。

閉店してしまったのは残念ですね。
でもさっすが東京、そんなレストランまであったとは。
確かずっと前のクウネルの記事で東京にあるマーガレット・ハウエルプロデュースのカフェが紹介されてました。
彼女イギリスでよりも日本での知名度と人気が高いようです。